EMBRACE OF LIGHT

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第8話



シリウス: ・・・本当にいいんだな?

飛鳥  : ・・・あぁ。ここに居れば、由紀も探しやすいだろうし、それに・・・今のこの状況、放っておけねぇよ。行くところもねぇし。

ベル  : 飛鳥・・・・

シリウス: ・・・・・わかった。如月 飛鳥を現時刻をもって HOPE第2部隊所属 コード・ウルフ パイロットに任命する。




第8話
「幼馴染」





俺の任命は簡単な物で終わった。正式に書類があるわけでもないし、急ごしらえ的な感じだったろうな。

一応軍服ももらった。シリウスと同じ青と白のヤツ。でも、天山もベルも着てないし・・・俺も着なくていっか。そこまで軍人になった気もしないし。

飛鳥  : ・・・ところで、これからどうするんだ?

シリウス: 俺達はこれから Eエリア に向かう。お前を拾った場所の近くだ。

・・・そうなんだ。

天山  : オウクスのデータは?

ベル  : 私が渡しといたよ。お父さん達もあのシステムに関しては興味があったみたいだし・・・すぐに連絡来ると思う。

シリウス: そうか・・・あまり無理はして欲しくないな。

前回のウィザードの戦闘を各々思い出した。想定外の出来事ばかり起きて、皆困惑している。

飛鳥  : ・・・・今は、やれる事やる方がいいんじゃねぇか?

飛鳥の言葉で我にかえる面々。

飛鳥  : その・・・当事者が言うのもアレだけど、色々あーだこーだ考えるより、今は出来る事を手当たりしだいやるのがベストだと思うよ。

ベル  : ・・・・うん、そうだね。

飛鳥の考えに皆同意した。するとアミィが突然━━━

アミィ : あっ!あっちゃん!!お土産ありがと♪可愛いねぇ、クマさん!!

飛鳥  : え?・・・ああ、それな。

ベル  : そういえば、お店行って即決だったね、そのぬいぐるみ。何でなの?

飛鳥  : ・・・・好きだったんだ。

シリウス: お前がか?

天山  : ぷっ!

飛鳥  :  違う!(# ゚Д゚)

ベル  : じゃあ誰なの?・・・・あ。

飛鳥  : 幼馴染だよ・・・。そいつ、ぬいぐるみの類が好きでさ・・・特にクマは1番好きだったんだ。

シリウス: ・・・・・・。

飛鳥  : だからさ、女の子に土産っつったら・・・ぬいぐるみかなぁと思って。

天山  : ・・・・寂しいですか?

・・・・え?

飛鳥  : 何で?全然!寂しくなんかないって。

アミィ : 無事にこっちに来てるといいね。

飛鳥  : ・・・・・・あぁ。



Eエリア 戦艦 格納庫




門番  : では、補給物資は以上で?

シリウス: あぁ。頼む。

天山  : 思ったよりラクに着きましたねぇ。

ベル  : そうねぇ、もう少し襲撃受けると思ったけど。

シリウス: さて・・・補給にも時間が掛かるようだし、外に出てもいいぞ。

アミィ : ホント?やったぁ!!あっちゃん行こう!

飛鳥  : 俺もかよ!

ベル  : あら、いいじゃない♪私も行きたい所あるし。

天山  : 飛鳥君、休める時に休まないとこの先キツくなりますよ?

・・・・・それもそうか。

飛鳥  : わぁったよ。ベル、アミィ、行くよ。

ベ&ア : はぁい♪



Eエリア 市街




・・・・やっぱりここは 俺の居た街 と綺麗に混ざってるなぁ。懐かしい建物が並んでるよ。

ベル  : ・・・予想以上にスゴイ事になってるわねぇ。あちこちキープアウトにされてる。

アミィ : あっちゃん見つけた所も今じゃ立ち入り禁止区域になってるみたいだしねぇ。

飛鳥  : ・・・・一体何が起こったんだろ?

ベル  : ・・・・まぁ考えたって無駄でしょ?

アミィ : そうだよぉ♪あっちゃん、自分で言った事忘れたの?

それもそうだな。今はやるべき事を・・・・・!!

ふと前方を見た飛鳥は驚いた。前を横切った女性・・・見覚えがあった。

飛鳥  : ごめん!ちょっと行って来る!!

そう言い残して飛鳥は駆け出した!

アミィ : え?あ、ちょっとぉ!!

ベル  : ・・・・どうしたのかしら?



間違いない、あれ・・・今の姿!!

飛鳥  : お・・・おい、そこのお前!!

走りながら前方の女性を追いかける飛鳥。相手は気づいてないみたいだ

シカトかよ!!この!!

飛鳥  :  無視すんな、由紀!!

女性が止まった。そして振り返り━━━

由紀  : ・・・・・飛・・・・鳥?

飛鳥  : ハァ、ハァ・・・・お前・・・・なん・・・ゲホっ!エホっ!!

由紀  : 何でアンタここに居るのよ!!

飛鳥  : それはこっちのセリフだ!!お前・・・も・・・こっちに居たのか。

由紀  : 飛鳥・・・その服。

え?・・・あぁ、寒いからって軍服の上だけ羽織ってきたんだっけ?

由紀  : それ・・・この世界の軍隊の服だよね?

飛鳥  : あ・・・うん、まぁ。

由紀  : 何でアンタがそんな服持ってるの!?

飛鳥  : え?あ、まぁ・・・色々あって。今はこっちの軍隊に所属して━━━

バチン!

・・・・視界が揺らいだよ。何でかしらないけど・・・・


叩かれた!?



続く


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