EMBRACE OF LIGHT

EMBRACE OF LIGHT

第17話

1週間前
ガラティーン ブリッジ


ロッド : [・・・そうか、あのデータを見たのか。]

モニターに移るロッドは難しい顔をしていた。

シリウス: えぇ・・・・。それで、その事件について詳しく知りたいのですが・・・。

ロッド : [・・・・いずれは話さねばとは思っていた。いいだろう、こちらに来るといい。]

シリウス: 了解です。

ベル  : ・・・あ、あのぅ・・・お、お父さん?

ロッド : [ん?どうした、ベル?]

・・・ベルのヤツ、ちょいと腰が引けてないか?(;´∀`)

ベル  : そ、そのぅ・・・・ごめんなさい!

ロッド : [・・・・ウィッチを壊しでもしたか?]

ベル  : !!

・・・・あ、固まった。

飛鳥  : あ、いやでもロッドさん!!これには深い訳があって━━━

ロッド : [咎めるつもりはないさ。修復は出来てるのか?]

ベル  : あ・・・そ、それについては━━━

椿   : アタシが・・・担当してますから・・・・大丈・・・夫です、先生・・・・

ブリッジのドアから人が入ってきた。椿だ。目の下にはクマが出来ている。

・・・・徹マン後みたいになってる(;´∀`)

ロッド : [・・・・!!つ、椿!?なぜお前がそこに居る!?]

椿   : 随分なご挨拶ですね~・・・・・まぁ、成り行きでこの艦に乗ってます。

飛鳥  : ・・・なぁベル。この2人って、知り合いなのか?

ベル  : さ、さぁ・・・・

シリウス: 椿はロッド主任の教え子だ・・・「元」な。

飛鳥&ベル:  えぇ!?Σ(゚д゚lll)

アミィ : ・・・そんな驚く事かなぁ?

ベル  : い、いや・・・私そんな事知らなかったから。

天山  : それもそうでしょう?教え子と言っても、ロッド主任がまだHOPESの本部で働いていた時の話ですから。

ベル  : ・・・そういえば、Nエリアに来る前までお父さん『単身赴任』て形だったしなぁ。

椿   : 改修の方は順調に進んでます。

ロッド : [・・・改修?修理じゃないのか?]

椿   : ・・・まぁ色々とありまして。

天山は思い出したのか、急に萎縮した。その彼の背中を笑顔で叩くベル。

・・・・ナイスフォロー、ベルw

椿   : ベルちゃんの案もあって、案外早く組みあがりそうですよ?

ロッド : [・・・ベルの?]

ベル  : 前々から考えてたプランがあって・・・・あ、そうだ。そのことでお父さんにも相談があるんだけど・・・。

ロッド : [・・・そうか。まぁ、その件に関してはこちらに着いてから聞こうか。]

ベル  : うん、判った。

ロッド : [では、シリウス・・・待ってるぞ。]

シリウス: 了解しました!

シリウスの敬礼を見届け、ロッドとの通信は切れた


第17話
「試す者 見守る者」



現在
ガラティーン 整備室


通信してからもう1週間。風邪引いてたから(番外編 参照)判らないんだけど、敵の・・・今ではHOPESですら危ないから、かなりの遠回りをしてるらしい。マップではもうすぐのはずなんだけど━━━

整備室の一画で飛鳥は足を止め、言葉を失った・・・・「ある物」を見た直後の第一声といえば━━━

飛鳥  :  何じゃこりゃあ!?Σ(゚д゚lll)

み、見慣れない機体・・・いや、ベースは ウィッチ に似てるけど・・・か、顔が違う!?何かしらんけど口がついてる!!

・・・ていうか 棺桶デカッ!! 3つだけバカでかくなってるし!!

ベル  : あ、飛鳥・・・・

飛鳥  : 「あ、飛鳥・・・」じゃねぇ!!なななな何だよコレぇ!?

ベル  : ・・・・ウィッチ。

飛鳥  :  そこを聞いてんじゃねぇ!!(゚Д゚#)

あまりの声の大きさにベルは耳を塞いだ

ベル  : 何よ~、じゃあ何が聞きたいの?

飛鳥  : いや、だから何で口があって棺桶でかくてというか2週間で何でこうも大きくできるわけそれ以前にこんだけのパーツどこで手に入れたの!?

飛鳥は疑問の全てを息継ぎなしで語った。それに対してベルは少し間を置いて━━━

ベル  : ・・・・・改修作業の賜物ですw

飛鳥  :  一言で片付けるな!(゚Д゚#)

??? : はいはいはい、五月蝿いよそこのバカ。

聞きなれた言葉に反応して飛鳥は振り返る。由紀だった。

由紀  : 椿さんもそうだけど、ベルもココんとこ寝ずに頑張ってんだから。少しは労わってやんなさいよ。

ベル  : あら、由紀ったら優しいw

・・・・いつからこの2人は仲良くなった?

由紀  : ・・・それよりベル。さっき頼まれてアンタの部屋掃除してたんだけど・・・コレ何?

由紀がポケットからある物を取り出した。写真だ。写っているのは

飛鳥  :  俺の写真!?Σ(゚д゚lll)

ちょちょちょちょっと待て!・・・・何で 寝顔? いや、それ以前に撮られた記憶がないんだけど。

ベル  : あら・・・後で由紀に高く売ろうかと思って、隠れて撮ったのに。

盗撮!?Σ(゚д゚lll)

由紀  : 要らんわこんなモン!(踏)

・・・・・_| ̄|○

由紀  : それ以前の問題よ!むやみに近づいちゃだめって言ってるっしょ!?

・・・なに、コイツ。俺の精神的疲労をついに判ってくれたのか。いいトコあるじゃねぇか つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

由紀  : ばれたら何されるか、判ったモンじゃないよ?コイツこれでも男だから。

・・・前言撤回(-∀ー#)

ベル  : ・・・そうよね。乗ってる機体が機体だもんね。

・・・・ って言いたいのね_| ̄|○

・・・・つ、疲れる。ここに居ると疲れる・・・・別な所行こう。

アミィ : [各員に通達ぅ~♪もうすぐNエリアに着くよぉ、みんな準備よろしくぅ♪]

飛鳥  : やっと着いたか。

ベル  : そうね・・・交戦避けるために結構大回りしてたし。

アミィ : [あ、忘れてたぁ♪ベルお姉ちゃんと天ちゃんは、機体の準備しといてねぇ♪]

飛鳥  : ・・・準備?出撃なのか?

ベル  : 違う違うw・・・この子のテストがあるのよ。

・・・テストってお前。

由紀  : ・・・・大丈夫なの?

ベル  : やぁねぇ2人して深刻な顔してw大丈夫も何も、私から頼んだんだから。

・・・・吹っ切れたみたいだなw

同じ考えなのか、由紀も安堵の笑みをこぼしている。

・・・そしてガラティーンはNエリア、ロッドの待つ研究施設に到着した。



Nエリア 総合演習場



飛鳥達が演習場に到着した頃には、既にテストの準備が完了していた。ウィッチの事を考えて、先に準備は進めていたのだろう。

ロッド : 久しぶりだな。

シリウス: そうですね。ウィッチの受け渡し以来ですから・・・あの、御身体は大丈夫なのですか?

スペラ : 幸い、私も夫も軽い怪我で済みましたからね。それよりセストの事だけど・・・・

飛鳥  : ・・・・・ごめんなさい。

ロッド : いや、謝るのはこちらの方だ。キミはベルを助けてくれたそうじゃないか、ありがとう飛鳥君。

・・・・違う、 アレ は助けたんじゃない。

????: 主任、テストの準備が整いましたよ。

・・・・?誰?

演習場のモニター室に人が入ってきた。ベルと変わらない位の髪の長さで色は赤。ベルと同じ制服を着ている。どこかオーラが優しい感じの女性だった。

ロッド : あぁ、紹介が遅れたな。ウィッチの引渡し後、この研究所に私の護衛として来た カタリナ=クレセント 君だ。

カタリナ: 初めまして、『元』HOPES第2部隊 隊長さん♪

シリウス: ・・・・!!

・・・・あちゃぁ、何だか此処も安心できる場所じゃないみたいだぁな。・・・・でも・・・・クレセント?

ロッド : カタリナ、よしなさい。心配するな、シリウス。何も本部に突き出す気など無い。

シリウス: は、はぁ・・・・

飛鳥  : ま、捕まりそうになったら暴れて逃げるけどなw

シリウス: こ、こら飛鳥!!

ロッド : フッ、構わんさ。好きなだけ暴れていきなさいw

・・・・あっさり受け入れられたよ。ある意味すげぇ、このオッサン(;´∀`)

ベル  : [あのさぁ・・・談笑してんのは良いけど、早く始めない?]

ベルからの通信だった。落ち着いて話してはいたが、どことなくイライラした感じの通信だった。

ロッド : あ、あぁスマン。ウィッチ、ドラグーン・・・準備はいいか?

ベル  : [コッチはオッケ~よ♪]

天山  : [いつでもどうぞ。]

スペラ : では、 コード・ウィッチHPT の起動、及び性能テストを始めます。

カタリナ: 了解。各デッキ開放。モニタリング開始します。

カタリナの手際良い指示の元、測定が始まった・・・・・


ベル  : ・・・・さぁ、この前のリベンジだよウィッチ!

ウィッチ: 了解 リベンジマッチ 開始シマス

外に出されたウィッチの目に赤い光が灯った。

天山  : ほぉ・・・外見もさる事ながら、あの機体から発せられる気迫・・・随分と変わりましたねぇwこれはコチラも本気を出さねばなりませんよ?

ドラグーン: 承知

ドラグーンも相手を認めたのか、準備の段階から刀を抜き正眼の構えを取った。

カタリナ: [本テストは、コード・ウィッチの新武装をテストする為のものです。くれぐれも本気を出さない様にお願いします。]

ベル  : ・・・・・

天山  : ・・・・・

カタリナ: [・・・・あの、聞いてます?]

・・・・聞いてないよ。マジになってますよ?

ロッド : ・・・仕方ない。壊さない程度にやれよ?

ベル&天: 了解

スペラ : ・・・・ふぅ。では、テストを開始します。



Nエリア 研究施設より10Km離れた地点



セスト : ・・・・始まったか。

HOPES本部の被害の一報は新生カオス軍にも届いていた。だが、ここに居るセストの興味は別な所にあった。

セスト : コード・ウィッチが破壊されたって言ってるけど・・・ふぅん、改修作業はなかなかに良い仕上がりだったみたいじゃないかw

自らが乗る コード・ウィザード の妹機・・・ウィッチにあった。

Cチャイルド: ウィッチの新しいバージョン・・・見て来たらどうだい?

現在の主君のこの言葉でセストは動いていた。いや、恐らく言われなくてもそうしていたと思う。そして━━━

セスト : (もし性能的に申し分ないなら・・・その時は・・・・)

セストもウィッチの解析を始めた。



続く


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