☆るう なーす☆

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悪性黒色腫



皮膚がんである。
十年以上前、主人はこの腫瘍を体の一部に持っていた
近年この癌が増える傾向にあるようだ
数日前、職場の女性の仲間に爪の黒い筋について相談された。
街の皮膚科でみてもらい、ただのホクロと言われたらしいのだが、
主人がこの癌で苦労したことが思い出されとても心配になった。
彼女の手の爪数箇所に濃くはないがスジが入っていた
指を怪我した後から出来始め、
もう20年近く前からあるとの事で今はただの『ほくろ』であり、
心配することは無いが、
変化が見られたらすぐに皮膚科を受診することを進めた。
もし、変化が見られたとき早期発見であれば爪をはぐだけで済む場合もあるんだと彼女を安心させたのだが・・・
まだ小さい子を持つ彼女、何も変化なくすごせるといいと願う。

ここに、すこし黒色腫について書こうと思う





<悪性黒色腫>


皮膚に発生する皮膚がん(皮膚悪性腫瘍)。
様々な種類があるが、悪性黒色腫その仲の一つで、もっとも悪性度が高いといわれ、恐れられている
皮膚の色と関係するメラニン色素を産生する皮膚の細胞をメラノサイトというが、
このメラノサイト、あるいは母斑細胞(ほくろの細胞)が悪性化した腫瘍が悪性黒色腫と考えられ、単に黒色腫または 『メラノーマ』 と呼ばれることもある。

現在の推定発生率は年間1500~2000人前後。
(人口10万人に1,5人)で、年々増加傾向である。
性別では男性より女性のほうがややではあるが多い。
発症年齢は40代以降に急激に増える
しかし、最近は若年成人と高齢者に増加が見られるようになった。

発症部位は足底(足の裏)が26%と、最も多い
次いで体幹11%、顔面11%上肢9%手足の爪9%下腿8%手のひら7%・・・などとなっている
何処の皮膚にも発生するが、普段余り気にしない足底に多いことは注意すべきことである


発生原因は不明
白色人種の発生率が有色人種よりも数倍高く、紫外線の強い地域に住む白色人種の発生率が皿に高いといわれている
したがって紫外線が関係している可能性がある
また、遺伝的に悪性黒色腫が発生しやすい家計があるとも考えられている。また、わが国では、足底や爪部など普段慢性的に刺激を受けやすい部位、あるいは衣類などですれる部位や外傷を受けた部位などに発生が多く見られることにより、外的刺激も危険因子のひとつと考えられている

私たちは、白色人種に比べて紫外線に抵抗力がある
しかし、過度な日焼けは避けたほうが無難と思われる
また、ほくろと思われるシミに対して自分で針を刺したり焼いたりして取ろうとする事は絶対によくない
ほくろを刺激しないことが大事
成人後発生したほくろが次第に大きくなったりオ路が濃くなってきたら早めに専門医を受診することを進める

悪性黒色腫の治療は、早期発見が大事であり、早期に手術によって大きく完全に切除することが大事である
しかし、早期の場合には普通のほくろと悪性黒色腫を区別することは非常に難しい。
特に生まれつきではなく、途中からできたほくろで、急速に出来たほくろであり、急速に大きくなった直径5ミリ以上になったものは要注意である
放置すると早期に所属リンパ節に転移しさらに肺・肝臓・脳などの重要な臓器に転移する
進行した悪性黒色腫に対しては外科療法の他抗がん剤及び放射線治療など色々な手段を組み合わせての治療が行われる。



*悪性黒色腫の前駆症状及び早期症状*
    比較的短期間(約1~2年以内)に次のようなことがあれば要注意


1 色の変化

   一般に薄い褐色が濃い黒色に変化する場合が多くある
   また、色調に濃淡が生じて相混じったり、
   一部色が抜けてまだらとなることもある

2 大きさの変化

   1~2年以内の経過で、
   直径2~3ミリ程度の色素班が5=6ミリ以上になった時は注意すべき
   短期間に目立って大きくなるものは要注意

3 形の変化

   色素斑のふちがぎざぎざに不整になったり、
   染み出しが出現したりすることがある。
   色素斑の一部に硬結や腫瘤(かたまりのできもの)が
   出現した場合は要注意

4 硬さの変化

   一般に、ほくろは均一な硬さをしている。
   その一部、または全体が硬くなってくることがある

5 爪の変化

   爪に出来る場合は他の皮膚と違う症状を示す。
   爪に黒褐色の色素線条(縦の筋)が出現し、
   半年~1年くらいの短期間に色調が濃くなりスジの幅が拡大してくる
   進行すると爪が割れたり、色素の染み出しが出現することもある


主人はこのタイプである。
   急速に爪のスジが拡大し、爪が中央からわれ、汁が出始めた
   次第に指先の形も変形してくる



---診断---

悪性黒色腫は病理組織検査は原則として行わない
メスを入れることによって転移を誘発するからである
腫瘍マーカー(悪性黒色腫から出される物質の有無を調べる)や
X線、CT、MRIといった画像診断などが行われる

主人の場合は、所見ですぐメラノーマと診断されたため、
病理検査(細胞検査)は危険とされマーカーとCT、MRIが主だった



---治療---

早期発見、早期治療が大事
手術による外科療法が最大のポイントである
周囲に転移しやすく、小切除して放置した場合、
かなりの確立で再発する
出来るだけ早期に、広範囲に切除する必要がある

抗がん剤も併用する
また放射線治療はあまり効果が上がらないことが多い



主人の場合である
病院受診後、すぐ入院手術を言われる
すでに早期とはいえない段階だったことから、
『内臓転移している可能性も高い。切除部は肩からか肘からか・・・』
とまで言われて入院した
右手中指にできた爪の周囲を局所的に抗がん剤の皮下注射
検査により、内臓転移も右のわきの下のリンパ節転移も認められず
中指の根元からの切断で済んだ
切除したわきの下リンパ節の病理検査では転移は無かった
手の指の骨にはすでに癌が影響を及ぼしていた
その後一月に一度、5日間づつの抗がん剤の点滴治療が始まる
1年続けられた。
3ヶ月に一度の検査が半年に一度となり
経過がいい事からこんどは1年に一度にしようかと話がでる。
それはちょうど手術から4年後、腫瘍マーカーの数値が境界範囲を超える。
画像診断等では転移場所は特定できず、
再度抗がん剤の投与を1年続けることとなった
幸い、病院で行ったも治療『抗がん剤』だけでマーカーの値が下がった。
ただ、これは抗がん剤だけのものではないと思っている
半年抗がん剤を使っても数値が下がらず、
わらをもすがるつもりであるものを服用し始め
半月後にはマーカーが境界位置ぎりぎりに・・・
2ヶ月後には境界位値よりもずいぶん数値が落ち正常となった
OPをしてから約11年、
再発後約6年たつが今のところ検査での異常は見つかっていない

けっして早期といえないメラノーマであったが、
本人もそれに悲観せず、生活を楽しみながらすごしていた。
それが抗がん剤を使用続けたにもかかわらず免疫力を落とさずに済んだのであろう
免疫力を上げるといわれていた『ある健康食品』を服用したのもよかったのかもれない

病気は負けない気力という心の力が大事だと、
我家族の一大事件にあらためて学んだ。


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