学習者グレードの自編曲例(Swing)



・本人が楽しんで弾けるレベルにアレンジする。

・簡単で効果的な手法を考え、難しいテクニックではないが、レパートリーとして弾ける(聴ける)サウンドに仕上げる。

・メロディフェイクに関しては、選んだジャンルにより特徴的なフレーズをいくつか提示した上で本人に任せる。

・構成は、楽器編成を説明しながらどういう構成が考えられるか提示し、選択させる。



グレード試験官をしていてよく聴く、スィングジャズ風アレンジ。
でも、レパートリーでスィングは弾いてなさそうだったりします。

アレンジする前に、そのジャンルのレパートリーは弾いておいて、そこで体験した要素を使ってアレンジしていくようにしていくと、理解しやすくて力になるので、ぜひ弾いておくことをお勧めします。(弾く余裕がないなら、せめて聴くだけでもしましょう)

♪ジャズ風アレンジで使える、簡単で効果的なアレンジテクニック♪
・メロディを半拍後ろ、前にずらしたリズム変奏
・半音階を使う
・ペダルポイント
・ピアニスティックな奏法のアレンジ

8級~7級レベルのアレンジでは、こういう簡単なテクニックで、カッコ良くなるようにうまく要素を絡ませていきます。

2コーラス目は、どんな音色を使うかによって、フェイクが変わってきます。
(それぞれの楽器の音域や得意なフレーズが違うため)

下の楽譜は、一例です。

2008y02m21d_185711647.jpg
キラキラ星アレンジ例

3コーラスでは、転調することも体験するといいですね。

エレクトーンを弾く姿がかっこいい、両手上鍵盤もおススメです。(^-^)
(コードをいろんな位置で弾く勉強にもいいですね。)

左手でメロディを取ることもいい経験です。

2008y02m21d_185711647.jpg
キラキラ星アレンジ例3コーラス目
キラキラ星アレンジ例3コーラス目ー2

これなら、弾いていて嫌になることはなさそうです。
グループでレッスンしていた子供たちが、実際にこれに近いアレンジを8級グレードに持っていきました。


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