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昔の曲集には、オートリズムに頼らない、自分でリズムを作り出す左手と足の伴奏パターンが使われているアレンジがたくさんありました。中級でもこの位のアレンジ。<7級>(「リトル・ミュージシャン」7級Vol.2より「私のお気に入り」)(「エレクトーン・アルバム ポピュラー2」より「イパネマの娘」)(「リトル・ミュージシャン」7級Vol.2より「ミスター・ロンリ―」)<6級>(ファン・ファン・ファン6より「ロッキーのテーマ」)5~3級だとさらに複雑に(パーソナルアルバム 松田昌「サイレント・ダイアローグより「ドント・マインド」)(パーソナルアルバム 松田昌「サイレント・ダイアローグより「パルピニヨン」)(アーチスト・ベスト・コレクション「ボブ・ジェームス」より「ラッシュ・アワー」)(アーチスト・ベスト・コレクション 平部やよい「フラッシュ・ポイント」より「サンタナフリーウェイ」)(5セレクションズ 松田昌より「ロンドン橋のロンド」)(パーソナル・アルバム 窪田宏「エレクトリック・フューチャー」より「チュニジアの夜」)(アーチスト・ベスト・コレクション「シャカタク」より「ナイト・バーズ」どのパターンもリズムが無くてもリズムが作り出せるパターンです。こういった曲集を練習してこれたことはリズム感を習得する上でとても有効だったなと思います。この楽譜のパターン、足と左手でリズム叩くだけでもリズムトレーニングになりますよね。5~3級を目指す人は中級からこういった自分の手足でリズムを作り出してノリを作り出す曲集を探して弾いていくことが大切だと思います。1段譜に伴奏付けしたり、5級からの即興試験にも役立ちますよ。以前に紹介した「エレクトーンレパートリーシリーズ」など使われるのもいいと思います。http://plaza.rakuten.co.jp/20070725/diary/200802050000/私は、自分でリズムを作り出せるこういう伴奏パターン、かなり好きです(^_^)
May 25, 2013
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昨日は、“MUSIC SUMMER FESTA”の2部ドラムセミナーと3部スペシャルライブに行ってきました。2部のドラムセミナーの冒頭では、小学生の生徒さん達がプロのドラマー高坂先生と共演する試みがあり、興味深かった。ここで感じたことは、ドラムと共演することで子供達の演奏が「生きている」音楽になっていたこと。担当講師であるデモンストレーター田中さんのお言葉を借りると「高坂先生のドラムに子供達の演奏が引き上げられている」状態。「いつものエレクトーンのリズムと何が違うの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私も含めて、エレクトーンから流されるリズムはメトロノーム替わりになってしまっている場合が少なからずあります。良いも悪いも、一定で安心感がある感じで、ドキドキ感はゼロに近い…それに比べ、生ドラムとの演奏はスリリング。お互いの演奏と演奏、2つのかけ引きがあって成り立つ音楽。エレクトーンから出る音も、もちろん補助機能なしの生音です。特に、ベースは補助機能を使わず、しかも生ドラムと共演することで、自分がリズムを刻む責任感みたいなものが生まれ、よりビートをしっかり出せるようになるように感じました。生ドラムと共演ができる機会があれば、ぜひトライしてみることをオススメします。そこで体感するビートは、エレクトーン演奏に大きく影響してくると思います。そして、そんな機会がなかなかない場合は、オートリズムを消して、自分の音だけで、音楽が成り立っているかチェックすることも有効です。これは、生ドラムと共演する体験と対極にあることのようでいて、実は、同じくらいスリリングで、生のビートや生きた音を出す練習法なんです。自分1人の演奏で十分かっこいい音楽を作り出しているところにリズムがのっかったら、リズム入りで100%の音楽が150%位にグレードアップ!セミナー後半では、MIDIドラムパッドをエレクトーンにつなげて打ち込みをされる様子も見せていただきました。市販のデータでかっこいいリズムはこのように打ち込まれていることも多いんですね。パッドにアサインされたステージアのリズム音色で叩いていらっしゃるとは思えない、リアルなサウンドでした。(高坂先生は、奥様がシステム講師さんなので、エレクトーンにお詳しい。)3部のデモンストレーター田中貴俶美さん&清重浩子さん、高坂先生のライブ。お客様のより近くで演奏することで実力をつけてこられたデモンストレーターさんとプロドラマー高坂先生のお客さんとの一体感、ライブ感が光っていました。これこそ、経験で体感されたことの積み重ねですね。私なんか、コンクールの時やレッスンのワンコーナーで弾く程度の人物でしたから、百戦錬磨の舞台人はやっぱり違う、もっと自分も弾いていかなければいい演奏はできないなあ、と反省しました。やっぱり刺激って大切ですね。
August 31, 2008
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「表現力」って、「テクニック」のレッスンに比べ具体的に方法が示されないこともあって皆さん理解に苦しんで「わからん!!」という場合が多いようです。(今回も掲示板にご相談がありました)「わからん!!」状態の生徒さんに「もっと表情豊かに!」「もっと歌って」「メロディを感じて」のような抽象的な表現でいろいろ攻め立てる?!と、生徒さん達は委縮してしまい、もともとの演奏より悪くなってしまった…なんていうことも。そもそも、テクニックは教本もあり、具体的な練習方法が示され、練習すればするだけ技術が向上するのに、表現力は初めから具体的な練習方法が示されず「ど~すればいいの?」状態。私が指導に携わっていた時、表現の基礎は、“具体的に与える”ことを意識して指導していました。改めて、まとめてみます。♪表現力の基礎となるレッスン♪*美しいメロディを表現したい場合*1.鍵盤をOFFにしてそのフレーズを弾いてみる。カタカタ音が鳴らないように。(鍵盤がガラスだと思って弾いてみる、抜き足差し足のように物音をたてない弾き方)これが意外にできていない…2.それができたら、ONにして音を確認しながら弾く。いつもの音とよく聴き比べ、違いを実感しておくことが大事。3.さらに、表情豊かにするには、その弾き方でいれた音にアフタータッチを入れて弾いていく。(あくまでも、カタカタいわないように!)4.息にも注意して。フレーズとフレーズの切れ目で息を吸うようにし、フレーズを弾いているときは吐くのみ。これだけ気をつかって音を出すことにより、知らず知らずに体全体も使っている自分に気づく。(体が小さく鍵盤に寄り添う感じになっていませんか?)*1音1音張りのある音を出したい時*1.息を止め、鍵盤の底の部分にまで素早く達するタッチで弾く。(小さい子供さんには、鳥が魚を捕える時のように素早くとか、熱い鉄板にパッと触れるくらい素早くとか例えで話し、速く入れる感覚をつかんでもらう)2.タッチによってどのくらい音が違うか耳を使ってしっかり認識する。(タッチトーンを多めに入れ、指がすばやく底に達したら生のいい音が出ることを耳で確認)3.体のアクションと合わせていく。あごを引いた、体を縮めた状態で弾く準備をし、鍵盤に指を入れる時、反比例するように体をすばやく起こす。(鍵盤の底に到達した時、一番体が立った状態になるように)これらに留意して弾いていることで、集中力のある音が出る。*スケールの大きな場面を表現したい場合*1.体を立てた状態でエレクトーンと自分の体の間に空間を作り、目線も上げて肘も少し外に出した姿勢にする。2.その状態で、鍵盤に指を素早く入れ、底に到達したらそのままアフタータッチでキープ。(音がぐらつかない様に、耳で確認)3.そのキープするタッチでその場面全体を弾ききる!(相当疲れます。疲れるのがバロメーター?!)4.息を止めて弾き、フレーズとフレーズの間で吸う。これで緊張感を保ったクライマックスの場面を表現できます。*メロディのどこに抑揚(強弱)をつけて良いかわからない人へ*1.メロディの音の高さに合わせてつけてみる。(高くなるにつれて大きく、低くなるにつれて小さく)2.1フレーズごとに山を描くようにつけていく。3.和声を感じてつけていく。(和音進行に合わせてつけていく。詳しくは、和声を感じて弾く参照)を試してみてください。次第にコツがわかり、色んなメロディに出会ううちに自然にできるようになってきます。基礎となるこれらの表現は、まずこちらから与え、それぞれの生徒さんが消化し自分のものにすることでオリジナルになっていくことが望ましいです。どうしていいやら…と、途方にくれている方、お試しください!
August 29, 2008
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エレクトーンを演奏する時、ポピュラー曲でも、シンフォニック曲でも『ハリのあるブラス』が出せるかどうかは曲全体の印象を変えてしまいますね。『ハリ』を出すために、イニシャルタッチをマスターできれば、イキイキした音楽になります。♪♪♪トレーニング法♪♪♪・トランペットやトロンボーン(トランペット6や1、トロンボーン3があれば選ぶ)の音をリードボイスにセット。・イニシャルタッチ・アフタータッチ共にいっぱいまでかける。(ELSの場合14)・弱いタッチからだんだん強いタッチにしていき、どこから音にイニシャルタッチがかかるか探す。・イニシャルタッチがすべての音にかかるように「ファンファーレ」「ロンドンばし」など短いフレーズを弾いてみる。(弾いている音に「タンギング」【音の頭につくアタック音】がついているかよく聴く。)・和音で「パッ」と出す練習もする。例えば、弱いタッチで弾いていた和音から1つだけ強いイニシャルタッチのついた音を出すなど。強く出す音だけ1オクターブ上で弾いて元の音に戻るのもトレーニングになりますね。(ポピュラーやビッグバンド曲のオハヤシ的なフィルインなどに有効)このブラスのタッチを直すだけで、演奏がグレードアップしますよ。手首の力は抜いて、腕の筋肉を使い、「厚い鉄板に一瞬触る時」「鳥がくちばしで獲物を素早くキャッチする時」のような素早い動作で弾くのがポイントです。・イニシャルタッチ後、そのままアフタータッチでキープしたい音の時は、この弾き方の後そのままキープ。・イニシャルタッチ後すぐに音を弱くキープしたい時は、弾いた後すぐ腕の力を抜く。皆で「パ~ン」といいブラスの音を出しましょ!こんな本もあります。↓松田昌のEL900タッチ奏法のすべて1.脱力2.エクスプレッションペダル奏法3.イニシャルタッチ奏法4.アフタータッチ奏法5.ホリゾンタルタッチ奏法6.リードスライド奏法
April 2, 2008
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強弱記号がないと「強弱の付け方が分からない」、メロディを見ても「どういう風に表情を付ければいいか分からない」という生徒さんって意外に多かったです。この状態から、表現豊かな演奏にしていくには…。♪音楽をたくさん聴いて、その曲に込められたメッセージを感じ取るように意識する。(題材が既存の物語、風景にインスピレーションを得た作品は、想像しやすく聴きやすいと思います。)(初めは、このフレーズは、こんな風景を描写してるのでは?等のヒントを先生に頂くとわかりやすいですね)♪音楽以外でも感性を磨く(きれいな景色を見たり、絵を鑑賞してその絵の思いに想像を膨らませてみる等)でも、こういう「抽象的な説明」ではピンとこない方もいると思います。その場合に有効なのが「和声の流れを感じて弾く」という指導です。一般的によく弾いているカデンツの和声進行(T-SD-D-T)(ハ長調で言うとC-F-G7-Cになりますね)の中にも流れがあります。T…普通SD…広がりのある感じD…終わりに向かう感じT…再び普通普段のレパートリーはもっと複雑な和声進行になりますが、弾いている曲の「メロディ」ではなく、「ハーモニー」を感じて弾くようにすることで、表情付けが変わってきます。グレードの初見問題など手軽な題材ではじめてみるのもいいですね。「どうやって表情付けすればいいか分からない」人って、たぶんハーモニーを感じて弾いたり、聴いたりしていないからなのでは?一度お試しを
March 31, 2008
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エレクトーンを弾くとき、大事なのに見過ごされがちな「長く伸ばす音」「休符」の表現。「長く伸ばす音」については、管楽器・弦楽器の音の場合、その楽器の音の表現をよく聴いてみるとヒントになります。弦楽器でよくソロを取る「バイオリン」「チェロ」。 同じ弦楽器でも、大きさが違う=響く空間の大きさが違う・弓の長さが違うということで、音の膨らみが変わってきます。エレクトーンで演奏する場合、生楽器の音をよく聴いて特徴をとらえ、アフタータッチを使い、長く伸ばす音にも表現を付けていきます。♪♪♪♪♪トレーニング法♪♪♪♪♪リードボイスに音色を呼び出し、タッチトーンを深めに設定↓ゆるやかなクレッシェンド・デクレッシェンドが指のタッチだけで出来るように、注意深く音を聴きながら練習(弦を弓で弾いている感じをイメージして)「G線上のアリア」「アベ・マリア」などのメロディを弾いてみるのもいいですね。その他、速いテンポの曲でも、フレーズの終わりの部分などでよく長く伸ばすところが出てきます。そういうところでも丁寧に表現したいですね。ビブラートの設定も、ボディの小さなバイオリンは、かかるまでの時間も早めで、細かく、速くかかる感じ、チェロはその逆です。(曲のテンポによっての調節も必要)管楽器の場合、息の使い方がポイントです。何か管楽器をされたことのある方ならお分かりでしょうが(ちなみに、私は、中学3年間コルネットを吹きました。)ロングトーンで音が一定なんていうことはありえません。でも、鍵盤では、音が出てしまうから要注意なんです。(^-^;♪♪♪♪♪トレーニング法♪♪♪♪♪音色をリードボイスに呼び出し、タッチトーンを深めに設定↓実際に楽器を吹いているように息を吐き出しながら音を出す(息の量に連動させて、タッチトーンを変化させる)*これは、速いフレーズでもやってみると、演奏が変わります。クラシックだったら、ホルンで「亡き王女のためのパヴァーヌ」オーボエで「白鳥の湖」等、ジャズだったら、トランペットで「My Foolish Heart」等、ポピュラーならケニーG風にソプラノサックスで「アルフィー」等を吹くように弾いてみるのもいいですね。「星に願いを」「虹の彼方に」のような名曲で次々に色んな楽器の音で「この楽器だったら、どんな風に吹くかな」と思いながら弾いてみるのも★★★「長く伸ばす音」のまとめ★★★長く伸ばす音も『押さえていればいい』のではなく、『弾いている』意識を持って演奏したい。(だいたい、他のパートが忙しかったりで、放っておかれている)次に「休符」について。「休符」を弾く、と表現されることも多い位、本当に大切です。休符といっても、様々な長さがありますが、多くの場合曲の中に緊張感を作るのに非常に深く関わっています。長い休符の場合、特に曲の新たな展開の前に聴き手を引き付ける効果などで使われているので、緊張感を持たせることが大事です。生徒には、「体の動き・呼吸を止めて」と指導していました。(のんきにパネルの操作していたりするのは)8分休符などの短い休符があいまいな演奏も、ダラダラした緊張感のない演奏に…。ジャズやフュージョンでされると、致命傷になってしまいます。特に、キメは、休符が譜面を見ていない人でもはっきりわかるほど意識して演奏しないとビシッと決まった!!にならない…。★★★「休符」のまとめ★★★音符と同様に、『弾く』意識を持つ。息や体の動きも連動させて弾く。(休憩場所ではありません~)
March 29, 2008
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他の楽器にない“エレクトーンのカッコよさ”といえば、ペダル鍵盤があって全身で音楽ができるところだと思っています。小学生時代に見た、沖浩一さんや松田昌さんの汗を飛ばしながらのコンサート、中高生の頃に見た、窪田宏さんの圧倒的なベース捌きにクギ付けになった、鮮明な記憶…。私がエレクトーンを学んできた時代のかっこいい奏法。・両足奏法…5~3級の曲集だったら普通に使われていた。 三原善隆さんの「ウィンド・アビーム」 松田昌さんの「ドント・マインド」 5セレクションズ「弦楽セレナーデ」等々・ヒール&トウ奏法…フュージョン16分音符で動くベースでの使用。 現在でも、4ビートSWINGやクラシックのレガート奏で使用する。コンクールでは、特に、ベース奏法でもアピールできるようなアレンジを心がけていました。オートベースは使わず、私自身の参加したコンクールでは、クラシックスタイルでもクライマックスで両足奏法を入れたり、生徒のコンクールでは、EL900mで搭載されたポリモードを使って重音を両足で弾いたり(今は、トランスポーズで和音が出ますが)、4ビートの速度の速いものでアピールしたり。ベース奏法は、指のテクニックより放っておかれやすく、きちんと踏めていないことも多いです。特に、小さな頃から届かないのを無理につま先で弾いていた生徒さんは、そのままつま先で弾いていたりします。曲の中で、“ベースが今どんな楽器の音を演奏しているのか”分からずに弾いていて、いわゆる“楽器奏法”を忘れていることもしばしば…。(これは、上級になっている生徒さんにも見られます)***ベース奏法のポイント***♪指と同じく、音色に合わせた“楽器奏法”を意識する ロックでエレキベースをしっかり踏めていない生徒さんが多かった。 テキスト曲では、「おしゃべりきかんしゃ」「サッカー」等 テヌートのかかった力強い奏法で弾くと、よくなりますよ。 *たまに、ベースが折れるんじゃないかと心配する人がいますが、今のエレクトーンは、アフタータッチをかけても折れない頑丈な作りです。 (昔はよく折れた。私も、C400のペダルは何本か折ってしまって、そこだけ差し替えてもらっていました。その差し替えが、違う機種の物で、ミョ~に気になったのを覚えています) クラシックやディズニー・ミュージカルに使用される“ティンパニー”は、特に注意して練習したい音。 練習法としては、ベースだけでよく耳を澄まし、“打つ”イメージを持って演奏する。 (たまに、打楽器だと知らない人がいます) ティンパニー2でイニシャルタッチを多く入れるとわかりやすい。 同じティンパニーでも、“ティンパニーロール”の場合は、アフタータッチをたくさん入れ、うまくクレッシェンド出来るように何度も耳で確認してみましょう。(CDで本物のティンパニーの音をよく聞いて、比較してみましょう。DVDやコンサートで目で見てみるのも奏者の動きが見えて) ELシリーズからは、フィートが変えられるようになり、低音楽器でない楽器の音を足で演奏することも増えましたね。 現在のステージアでは、ノートシフト(ボイスエディットの1つの機能)を使えば、とても高い音が出せるので、ますます高音楽器をペダルで出すことが可能になっています。 ここで一番問題になってくる奏法は、レガート奏です。 かかととつま先をうまく使いながら、よく音を聴いて演奏すると指で弾いたようにつながります。 知っている曲の短いフレーズを弾いて練習してみるのもいいですね。***よく見かけた、よくない奏法***♪押さえているのみで、音を聴いていない。こわごわ弾いている。(初心者に多い) →ビート感を出したり、生きた音を出そうと心掛け、イニシャルタッチやアフタータッチを十分に使いながら弾こう!(イニシャルは蹴る、アフターは、床に押し込むイメージで)♪ペダル鍵盤を踏む位置が端っこ。又、つま先のみで弾いている。 →出来るだけ、鍵盤の真ん中で、つま先ではなく、足の指の付け根で演奏すると確実にいい音が出せます。♪ワンパターンの奏法になっている →場面、選んだ音に対応して奏法を変えよう。打楽器は、「打つ」ようにひざも使う、レガートでは、足首を柔らかくして次の音へ移る準備ができてから(次演奏するペダルの上空?!に足が用意出来てから)少し音をつなげて離す、等色々な奏法を使い分ける。早くから、きちんとした姿勢で練習するために、小さい子供さんは、必ず補助鍵盤を使ってください。ヤマハ エレクトーン 補助ペダル鍵盤ヤマハ エレクトーン補助ペダル鍵盤PK-2用アダプターボルト◆ヤマハ エレクトーン エクスプレッション用補助ペダル指の奏法も、足の奏法も、初心者の頃からきちんと訓練しておかないと、自分のイメージする音楽を表現できないことになるので、どんな簡単な練習曲でも妥協せず掘り下げてマスターしていきたいですね。また、譜読みをする段階から演奏表現を付けて練習する方法がお勧めです。(タッチ・強弱など) 生徒さんに使ってもらった本に、エレクトーン ベース奏法 〔YMM〕という本があり、ベース奏法について解説とエクササイズが載せられているので、興味のある方は取り組んでみてください。エレクトーン ベース奏法 〔YMM〕【テクニック解説】 第1章“なぜベースは弾けるのか?”(着座位置と打鍵の基礎知識) 第2章“足を鍵盤の上に移動し、打鍵する”(打鍵法) 第3章“ベースで知っておくべきこと”(音楽表現としてのベース奏法) 【エクササイズ】 基礎練習、オルタネーティングベースとレガート奏、各種リズムによる順次進行、同音連打、跳躍練習、ヒール&トウによるレガート奏、両足ベース奏他、計14曲 【仕上げのための練習】 豊島良行編著
March 12, 2008
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エレクトーンでいい演奏をするには、技術力(指が速く動く、イニシャルタッチ・アフタータッチがマスターできている、エクスプレッションペダルが自由に使える等)と、表現力が必要です。技術力は、「根性」?!さえあれば、身に付きますが、表現力は、そうはいきません。演奏する曲に対して、「ココが聴いて欲しい」「ココが好きだな」という意識や、自分なりのストーリーを組み立てて、そのイメージを「人に伝えよう」という気持ちで演奏しないと、「ただ指や足が器用に動いているだけ」演奏になりがちです。歌手の歌っている場面を思い出してみると分かりやすいかもしれないですね。たとえ、踊りながら歌っていない場合でも、人に何かを伝えようとしています。しみじみと歌っているときは目を閉じていたり、サビでは空へ向かって壮大な感じで表現していたり。エレクトーンを弾くときも同じ。まず、曲に対して「こういう風に表現したい」というイメージを持ち、それを伝える為に技術力を駆使する、という考え方で演奏すると、演奏に説得力が出てきますよ。クラシック・吹奏楽・映画音楽等、場面のある音楽の場合の表現 ・壮大なイメージ…体を起こし、目線を上げた状態で自分のイメージする風景などを頭に描き、しっかりしたタッチを使う。 ・美しいイメージ…レガート奏で、1音1音これ以上丁寧に弾けないという位気持ちを入れ慎重に音を出す。 ・歌い上げながら強く訴えかけたい部分…アフタータッチを十分に使いながら、レガートで弾き、しっかり音を聴いて思いを音に込める。ジャズの表現 ・本当のバンドが演奏しているように、まず登場メンバーを理解して、頭の中にバンドを描きながら弾く。(何の楽器がどれだけいるか)脱力したタッチで弾くのもポイント。 ・金管楽器のソロ…息づかい、カスレ感のある音を感じさせる生の音を出すため、タッチで強弱をしっかりつけながら弾く(くれぐれも、エクスプレッションは補助として) ・ピアノのバッキング…生ピアノのタッチ感を表現する為、やはりイニシャルタッチをいっぱいに設定して、自分の手で強弱をつける。 ・サックスソロ…粘り感や歌う感じを表現する為、アフタータッチをしっかりと使いながら、セカンドエクスプレッションをしょっちゅう使う。フュージョン・J-POPなどの表現 ・基本的にガンガンいく系が多いので、ソロ楽器は、イニシャルタッチガンガンでいきましょう。 ・バンドになりきって、体でビートにのって。 ・サビが盛り上がるよう、セーブするところを作りましょう。(大体の曲には、Bメロあたりに少しセーブした場所があるはず)具体的な個々の曲によって、イメージや表現がちがうので、まとめにくいですが、こんな感じです。
September 6, 2007
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エレクトーンを弾いている人で、タッチを気にせずに弾いている人は多いですね。キレイに長く伸ばした爪で弾いていたり(^-^;趣味の方には、何も言わずにレッスンしてましたが…。本当にいい演奏をしようとしているなら、まず短く切って、指の先を使って微妙な表現ができるようにしないと!タッチの指導って、つい言葉で説明しがちですが、「ちょっと腕かして」って生徒の腕の上で弾いて、感触で感じ取ってもらった方がよっぽど早くて効果的。小学生の生徒でも、すぐ理解できるやり方です。クラシックで、是非マスターしたい奏法を勝手にランキング 1位 マルカート奏法(主に金管楽器に使う) 2位 アフタータッチ(減衰音以外の楽器に使う。) 3位 レガート奏法(主に、弦楽器・木管楽器に使う。) 4位 スタッカート奏法(特に、ピチカートの音の出し方がよくなる)1位の理由は、管楽器の音の出し方を直すと曲の中にメリハリができ、劇的に演奏がよくなるから。まずは、管楽器がパーンとはっきり出せることが大事。鍵盤から指を離した状態から、鳥が魚を捕らえる時のようにすばやく!(これがポイント)勢いよく鍵盤を捕らえ、一番深い位置までタッチを入れ、音を出します。少しテヌートをかけたように1音1音しっかりと。2位のアフタータッチは、弦楽器や木管楽器が歌い上げるメロディーをより感動的に伝える為、重要。チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」の冒頭部分や、「ロミオとジュリエット」の再現部のクライマックス部分など、ストリングスのフォルテでは、小指が痛いほどタッチを入れるのが私流。また、「G線上のアリア」などのヴァイオリンやチェロの長く伸ばすメロディ部分に感情を込めるのに不可欠。3位のレガート奏は、メロディを大事に、大事に、気持ちを込めて歌い上げるため必要。エレクトーンでのレガート奏は、次の音の鍵盤に指が十分用意でき、少し音を重ねるぐらいの気持ちですると、ちょうどいいです。鍵盤に粘着力があるみたいな感じで弾くと言うか…。4位のスタッカート奏には、楽器に合わせていろいろ奏法がありますが、まずピチカートは、マスターしたいですね。鍵盤が、鉄板だと思って「アチッ」と手を引くときのように、入れるときより、抜くときを意識して弾くと、生っぽいです。ジャズ・フュージョンで、マスターしたい奏法を勝手にランキング 1位 左手の脱力したバッキング 2位 ギターやサックスのベンドをつかった「泣き」のメロディ 3位 ペット系のマルカート奏法 4位 フュージョンならしっかりした、ジャズなら脱力したベースのヒール&トウ奏法1位は、結構できない人が多いです。脱力したラフなバッキングなしのアドリブ部分なんて考えられない。2位は、ポピュラーのかっこよさがアピールできる、弾いている本人も自己陶酔奏法。是非、セカンドエクスプレッションともお友達になってね。3位は、クラシックのときよりは、脱力して、でも、音の長さは、置く感じで弾きます。トランペット2で練習してみて。4位は、つま先・かかとを効果的に使いながら、弾くということ。フュージョンなら、16分音符の部分を正確に、ジャズの4ビートなら脱力して余裕のある安定したビートを刻みたいですね。
September 1, 2007
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楽器を弾く人にとって、指作りは基本ですよね。でも、私は、子供の頃指作りの指導をきちんと受けていなかった為、中学生で大変な思いをしながら作っていきました。ハノン、ピアノのテクニック、ブルグミュラー、ツェルニーを猛スピードで仕上げていき、同時に難しいレパートリーを無理やり弾いて行く強引?なやり方で。これを教訓に?生徒には、早い時期から、その人のレベルに応じて、いろいろなテクニック教本を使っていました。【送料無料】ミッキーといっしょ こどものハノン 改訂版945円全訳ハノンピアノ教本 〔全音〕1,050円エレクトーン ブルグミュラー25の練習曲エレクトーン・ツェルニー30番 〔YMM〕エレクトーン ベース奏法 〔YMM〕これは、足作り?!コンクールを目指す人には、エレクトーンならではのタッチや表現を覚えてもらう為に、エレクトーンエチュード 2を使っていました。この本は、使い方を工夫すれば、エレクトーンの奏法を短期間で上げることができます。
September 1, 2007
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エレクトーンのテクニックを磨く楽譜、といえば、昔はエレクトーン奏法という楽譜があり、大変勉強になる楽譜でした。大変だったけど。(^-^;エレクトーン奏法2よりhttp://youtu.be/IFhw-2rr6XM講師の頃、コンクールを目指す生徒には、ピアノを別枠で習うよう勧めて指を鍛える一方で、エレクトーンならではの奏法を学ぶために「エレクトーンエチュード」という楽譜を与えていました。特にエレクトーンエチュード2は、オススメで、その時々で身につけさせたいテクニックの部分を選んで練習させていました。エレクトーンエチュード2より「鼓動」http://youtu.be/PIqmD4dFWkUエレクトーンエチュード2より「大航海」http://youtu.be/cUpIXlU65_Mよく使ったのは、重音奏・アーティキュレーションの組み合わせ・ダイナミクス(これができると劇的によくなる)練習曲も、たくさん載っています。特に、近藤岳先生の書かれた「鼓動」「ファンファーレ」「大航海」は、舞台栄えする演奏のポイントを効率よく練習できる曲で、よく取り組んでもらいました。(他にも、いっぱいいい曲あるんですけど)普通のレッスン生にも、【1,575円以上購入で送料無料!】ピアノ教本によるテクニック曲集 エレクトーン・ブルグミュラー25の練習曲 【エレクトーン / 楽譜+FD】【1,575円以上購入で送料無料!】ピアノ教本によるテクニック曲集 エレクトーン・ツェルニー30番練習曲 【エレクトーン / 楽譜+FD】を、嫌がらなければさせていました。
August 10, 2007
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