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今日はリズムの打ち込みを自分自身がどうやって勉強したか、について振り返ってみます。私はレジストを先生に作ってもらったことは一度もないので試行錯誤を繰り返して自分でやってきました。はじめて打ち込みが始まったHS/HXの時代、家に機種がなく、お店のレンタルや先生のお家・姉弟子の方のお家のをお借りして打ち込みをしていました。HXはEFに出るのに打ち込みをし、HSは4級受験の為に打ち込みをしていました。お店の方に取扱説明書をお借りし、熟読して自分なりのメモを用意し、レンタル時間の中で効率よくできるようにメモを作っていっていました。これはHXの時に作っていたメモです。(今見ると汚い字(^_^;))HSの方は、主に曲集のチャートで作っていましたから、家でチャートをよく見ておき、作業のイメージトレーニングをしておいて作業が手早くできるよう頑張っていました。EL90の時はシステム講師採用試験の時期でしたが、採用試験はFDの市販のデータで弾ける曲、課題曲のJOC曲のみ音を作って乗り切り、採用試験合格して配属が決まってすぐ頭金なしのローン組んでEL90を購入しました。それからは家で研究もできたのでいろいろな自編曲の音づくり、生徒のJEFの音作りをする中で参考図書と単発講座で必要な知識を学んでいきました。以降の機種は講師なので新機種が出るごとにお買換え(^_^;)EL900、m、ELS-01Cこの本では、パターンに使われている楽器の解説からリズムの歴史、アクセントの付け方、なまるリズム(現地のサンバなど)のずらし方などを学べて、とても参考になりました。今でも愛用しています。ラテンパーカッション、ドラムのことがもっと知りたかったので、本屋さんで見つけてきた本。【送料無料】新・ドラマーのための全知識 長野祐亮 著 リットーミュージック ドラム教則本 人気の全知識シリーズのドラム版がリニューアル! fs2gm【送料無料】ラテンパーカッションが叩ける本 [ 石川浩 ](私が持っているのは2冊とも旧版ですが(^_^;))詳しい奏法の解説がのっているので、きちんと理解した上で打ち込みが出来るようになり、とてもよかったです。この本はラテンパーカッションごとの特有パターンを知ることが出来、重宝しています。このプリセットリズムパターン表が載っているページも活用していました。(今でもたまに使っています)レクチャービデオでは、富岡ヤスヤさんの「ここまでカッコよくなるELリズムプログラム」も分かりやすくてとてもよかったです。ラテンパーカッション奏者が叩いた後、「そのパターンのグルーヴ感を打ち込みでどこまで再現できるか」にこだわり、実習していくという内容でした。コンガやボンゴがHigh Lowだけでなく、スラップやミュートが入ってからグルーヴ感を出すのが可能になりましたよね。プレイヤーさんによる単発のレジスト講座も受講しにいって生かせる所があればどんどん取り入れていました。ゴーストノートの打ち込みまでされているとわかったのは長野先生の講座の時でした。また、ドラマー高坂照雄先生による打ち込み講座ではドラマーの視点から見た打ち込みをレクチャーしていただきました。共鳴して鳴っている音もかくし味に入れてみる、というヒントはこの講座が初めてでした。先生が、実際に叩いて打ちこまれたリズムはメチャクチャカッコイイです。ステージアになってキットもたくさんの選択肢から選べるようになり、それぞれのキットの中にある打楽器の音を覚えていればメインドラム、アドドラムを使って好きなドラムセットを作ったり、ドラムセットとラテンパーカッションを分けて入れたり、様々な工夫ができるようになりました。特にスネアはキットによって音が違うので、各キットの音を出して比較した上で選んだほうがいいですね。私は「ライブ!スタジオキット」スネアもよく使います。何か調べ物が出て来たら、この2冊を使っていました。【ポイント5倍】全国どこでも送料無料!!【あす楽対応】楽譜 新音楽辞典(楽語) 000130各打楽器の音、奏法、クセ、得意なフレーズ等を考慮して打ち込むようにし、打ち込んだら耳でよく聴いてアクセントレベル、タイミングの調整をしながら仕上げていっています。
May 23, 2013
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昨日はお客様からご依頼のあったクラシック曲の打ち込みを長時間していました。私の打ち込みのこだわりは…演奏しているように聴こえるように打ちこむです。リズムリバーブは24にしておいて、ドラムセットアップ場面でリバーブを調整します。昨日の曲の場合、少しタイトに鳴って欲しいスネアドラムは127→70に。音程の調節もしています。音程調節の面白い使い方としては、どうしてもティンパニーを弾けないアレンジになる所でスルドをティンパニーの音の高さにチューニングして打ちこむ時もありました。たいてい、2音なので(ド、ソ、ド、ソとか)メインドラム・アドドラムでチューニングを変えて入れています。アゴゴを高い音にしてグロッケンに見立てた時もありました。(笑)その他、昨日の曲にはタンバリンの16分音符の連続があったので、まずは普通に16分音符のクオンタイズで打ち込み、その後クオンタイズフリーにして前後に適当に動かしていきます。そうすると、機械的な打ちこみと言う感じが和らぎ、人間の演奏に近づきます。また、ティンパニーロールの補助としてほんの少しグランカッサを重ねたかったので、ごく小さな音で入力しました。初めPPPで打ち込んでおいてからダイヤルをまわして微調整。この音量微調整も機械的にならないためによく活用しています。例えば、クレッシェンドをより滑らかにさせたり、小さい音の中の強弱だったりに有効です。あとは、ここぞという時のアクセントを際立たせるためのその前の音との音量差を大きくつけることも心掛けています。シンバル類、グランカッサはシンフォニーキットで作った後にELキットで隠し味的に加えることもしています。ELキットがメインで聴こえないように小さい音で重ねるのがコツです。自分が弾く時の音はここまでこだわってなかったりするんですが(^_^;)昔、生徒用に作っていたコンクール用レジスト、今、お客様にお渡しするレジストはこんな感じで細かく設定しています。市販の曲集で気に入ったリズムがあれば、その中身を見てみるとなるほどと思う仕込みがしてありますよ。覗いてみてください(^O^)実際の演奏ではどんな奏法でどんな音がしているか見てみることも大切ですよね。http://youtu.be/CT2wkM0i1gsリズムの音に注意深く聴いてみると強弱の付け方等よくわかります(^_^)
May 22, 2013
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オーケストラのレジストでよく出てくるハープ知っていれば使える小技を書き留めておきます。・グリッサンドで弾く場合、曲の調性に合わせた音階になるようトランスポーズで調節・ゴージャスに長いハープのフレーズを作りたいときはボイス1に8フィート、ボイス2に4フィートを入れ、4フィートの音にディレイをかけて遅れて出す。・ホールトーンスケール(全音音階)のフレーズなら、ピッチチェンジでピッチ+2フィードバック+63(もう少し小さい数字でもいい)ドライ/ウェットD=Wで開始音のみ弾けば、出せる。(下がる音階を作りたい時は、ピッチを-2にする)この小技は両手がふさがっている時にベースで使ったことがあります。ちなみに、ハープ1はエレメント1・2のみで構成された音なので、エレメント3・4にハープ1のエレメント1・2を入れ、ノートシフトで重音(和音)を出すことも可能です。使ってみてくださいね
February 12, 2010
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今日も朝からコツコツレジスト作りオーケストラのレジストを作る時、カウンターメロディーとバッキングを違う音で鳴らしたい場合は、ボイスエディットでノートリミット(指定した音の高さだけ音を出さない設定をするエディット)を使って音を分ける設定をしています。今回の曲ではバッキングの上にフィルイン(合いの手メロディ)があり、しかもポルタメントで演奏している初めてのケース。いつものように、バッキング部分とフィルインのメロディが違う音になるようにノートリミットで設定して、ポルタメントはリードボイスにスライドをかけて音出し確認。「ん?」リミットで出ないはずの音が出てしまうところがある「なんで?」不思議に思いながら、試しに音が出る設定の音から音が出ない設定の音へ音をスライドさせてみると…あれれ???全部音が引っ張られて出る~レガートで弾かなければ大丈夫だけど。こんなこと、初めて知りました。レジスト作りで気をつけたほうがよさそうです。今日の“へぇ~”でした←古っそれにしても、ノートリミットで出したい音域を指定できるのは、使い道が多いです。片手で旋律と内声を弾いている場合の音の分離の他、フレーズのアクセントになっている音だけ音が重なるようにしたり、左右の足でベースを弾く時に低音側と高音側で音を変えたり、アイディアしだいでサウンドを豊かにしてくれます。使ったことがない人はお試しください~
February 4, 2010
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今までレジストについて書いたことがなかったので、私流レジスト作りについて書いてみようと思います。今回は、「オーケストラ」のレジストについて。EL時代から、個々の音のリアルさが増してしまって?!完全にオーケストラスコア通りならないといけない宿命があるようになってしまいましたよね。その前までは、フィートも固定で、音も限られていた為、再現するという感覚ではなかったように思います。では、リアル感を出すためには、どうするのか。音がダンゴで出ないようにパンとリバーブで位置調整(トゥッティで鳴るところは、振りすぎに注意)基本的に、オーケストラの配置で。左右振りすぎは、音量が減ることを考慮する。ここぞ!という迫力で出す音は、中央よりで。場面場面で常に「今何人ぐらいで演奏しているか」考え、聴いている人にも思い浮かぶように作る。同じ音の強弱だけでなく、音質の違いを理解して使い分ける。(ソロ用の音、小編成の音、大編成の音などの種類がある)しばしば、どの音も大きく作りすぎ1本調子のレジストを聴きます。1つの楽器でも場面に応じた奏法の違いが出るように音選びをする。(それを生かすタッチで弾けるよう指導)個々の音の個性を把握して選び、タッチにもこだわって。弦楽器でいえば、掻き鳴らす感じの激しい音のフォルテなのか朗々と歌う感じのフォルテなのかによってタッチを変えて弾いたり、立ち上がりのいい音、立ち上がりの遅い音の使い分けをする。金管楽器でいえば、ファンファーレのようにタンギングを伴った華やかな音もあれば、丸い角の取れたロングトーンもあるので使い分けるなど。1つの楽器にも幾種類もの奏法があることを念頭に置く。全体のバランス全部出来上がったら、CDを改めて聴いてみます。レジスト作りに没頭している間に変な?!自己流の音になっている場合があるので、ここで頭をいったん冷やします。CDのイメージと自分の作ったレジストを比較するのに、CDの音をエレクトーンから流して聴いてみたり、逆に、エレクトーンの音をスピーカーから出して聴いてみたりして、同じ条件で比較するとわかりやすいですよ。たいていは、ソロの場面(染みいるようなメロディー)の所が、訴えかけられるだけの音になっていないことが多い。そういう場面の私のこだわりは、「ビブラート」です。特にオーボエはビブラートで変わってきます。後は、バイオリンやチェロもビブラートが重要ですね。トゥッティの迫力がイマイチの場合は、ボイスエディットでエレメントのあいている所に別の音を入れ、合成音を作ったり、チューンで音をずらしたりしてみる。トゥッティの箇所の木管楽器は、1つのボイスを使ってしまわずボイスエディットで合成して、さりげなく鳴らすのもバランスがとりやすい。CDを聴いて、トゥッティの箇所の木管楽器の音の聴こえ方を確認して作る。(たいてい、金管楽器やストリングスの陰に隠れているくらいのバランスなので、金管楽器とストリングスだけで作ってもいい)最後に…自分で作った音で演奏することで得る物は大きいです。確実に、演奏がよくなります。小さな生徒さんで、先生が作る場合も、レッスンで少しずつ各場面の音に触れ、どんな楽器で、どんな風に演奏すればその楽器らしさが出るのか教えてあげるといいですよ。結構、話に食いついてくれます。(^-^)
January 8, 2008
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ステージアのレジスト研究今回は、効果音を表にしてみました。よかったら覗いてください。(^-^)ステージアレジスト研究~効果音~
January 2, 2008
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ステージアのレジスト詳細表、今回は、木管楽器です。このページに載せました。ステージアレジスト研究~木管楽器~
December 25, 2007
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金管楽器の音を詳しく調べてみました。一番びっくりしたのは、ブラスベース1のエレメント2にバスクラが入っていたこと。一覧表にしたので見てくださいね。ステージアレジスト研究~金管楽器~
November 27, 2007
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ステージアのレジスト作りを基本から見直してみようと思い、各音色をボイスエディット画面で呼び出して吟味してみました。エレメントの中をのぞくと、音の成分がよくわかって音同士の相性がわかりやすくなりますね。プリセットでかかっているエフェクトもチェックしてみました。まだ、弦楽器のみですが、表にまとめたので覗いてみてください(^-^)ステージアレジスト研究
November 16, 2007
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