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もつとも苦しき
たゝかひに
最くるしみ
死にたる
むかしの陸軍中尉
折 口 春 洋
ならびにその
父 信夫
の墓
春洋は、折口信夫先生がこの世で最も愛した人生の伴侶(事実上の配偶者)
でした。学問も、折口先生との生活も、まだ未完成であった春洋を失った苦悩が、
その後の折口先生の学問の方向を決定しました。
後に残された者や、次の世代を継ぐ者が、どのようにして戦死者たちの鎮魂に
尽くすかという問題を最大の課題に置いたのです。
ないにしても、文学にだけはそういう気分がなけれがいけない」と説きました。
民族古来のあそび=舞踏には、魂を揺さぶる鎮魂の意がありました。心萎えて
いるときこそ、あそびの力が必要と考えたのです。
折口信夫先生は、1953年9月3日に胃がんのため永眠、春洋の故郷で彼と共に
眠っています。
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