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正岡子規の『飯待つ間』の1編に『酒』という話が出てきます。あるある、の、くすっと笑えるショートショートです。
三角術(三角関数)の試験前日、ノートを広げてみたものの、全くわからない子規、友人の誘いに乗って飲みに出かけてしまいました。いつもは5勺でとどまるところ、1合も飲んでしまい、そのまま寝てしまいました。
翌日のテストは惨敗で100点満点中の14点。「酒も悪いが、先生も悪いや」とぼやくのでした。
エリート中のエリートしか大学へ行けなかった時代ですから、数学の教科書も英語なら、先生も英語で説明していたそうです。これは難しいですね。子規だけでなく、漱石も大学予備門で英語と数学に苦戦して、落第しています。
三角術のノートには「サイン、アルファ、タン、スィータ、スィータ
」と書かれてありました。
飲んだお酒は正宗だそうですが、1合(180mlくらい)で泥酔してしまうのなら、お酒には弱いのですね。いつもは5勺だと90ml、下戸で有名な子規でした。
私が正宗から想像するお酒は「菊正宗」ですが、子規の頃は「正宗」は一般名詞になっていて、全国各地に「○○正宗」が誕生していました。
☆勺…シャク…中に汲んだものが入っている柄杓の形から「ひしゃく」・容量の単位の意味
参照元:正岡子規『飯待つ間』岩波文庫
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