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リクエストに応えてくれた方の贈り物
離れても。
またいつか。
これからも
夏休みも終盤に差し掛かり。
秋を感じさせる季節になりつつある夕方。
1人の少年は、ある公園でひとり、ベンチで座っていた。
青い携帯をいじりながら、時間を気にしていた。
「やっぱちょっと早かったな」
時間は午前11時。
ベンチに座っている少年の名は亮太という。
亮太は、携帯の受信メールをみていた。
受信者 啓太
件名 久しぶりだな
よぉ!新しい高校生活はどうよ?
俺はもう最高に楽しいぜ!
ところで、お前、今度の日曜日暇か?
引っ越した玲子がよ。こっちに遊びにくるらしくてさ
で、俺と玲子と北斗と有香とお前で久々に遊ばないか?
ほら、皆最後の夏休みだろ??
先週にそんなメールがきて、亮太はそのメールを読み返していたのだ。
「久しぶりだな…中学校を卒業して以来だな。あいつ等に会うの」
メールをみながら亮太は、つい最近卒業した、中学生活のことを振り返っていた。
一年前の夏休みの事。
受験シーズンで忙しいのにも関わらず。
時々生き抜きに、亮太は、いつもの仲のよいメンバーと、いつも一緒に夏休みを過ごしていた。
「亮太!これ面白いぜ!」
「マジかよ!!」
ゲームをしながら、明るい声で話しているのは、啓太。
啓太の隣で、ゲームのコントローラーを握りながら、難しそうなゲームと格闘しているのは、北斗。
亮太は、面白いと言われたゲームを啓太に進められて、北斗と一緒にゲームをし始めていた。
未だにゲームをやめない様子に、呆れている2人がいた。
「ちょっと…亮太に啓太に北斗!アンタたち一体何しに私の家に来てるのよ!」
眉間にシワを寄せ、ゲームをしている3人に説教し始めたのは、ショートカットの髪が特徴の有香だった。
そして、隣で微笑んでいるのは、めがねをかけて大人っぽい印象を出している玲子だ。
「いいじゃねぇか!有香。勉強なんてつまんねぇって」
けらけらと、呑気に笑いながら、またゲームをし始める3人。
「よくないでしょ!私たち受験生なのよ!バカ!ただでさえ3人とも、成績悪いんだから、勉強を教えて欲しくて私の家に来たんでしょ?だったら少しは勉強しなさいよ!特に亮太!!」
「ゲッ!?何で俺…」
いきなり当てられた亮太は、嫌そうな顔をした。
「アンタ…アヒルばっかでやばいでしょ?さぁ。私と玲子は宿題も終わってるし…みっちりと教えてあげるからね!」
「勘弁してくれよ~」
こうなってしまった有香は、とてつもなく怖いのだ。
そして、有香のとばっちりが当たる前に、啓太と北斗は、さっさと机に向かって、そして、宿題を始めるが。
「あら…2人とも、その問題間違ってるわよ?どこをどうしたら、そんな答えが出るのかしら?」
玲子が、啓太と北斗の問題集を覗き込んでそういった。
「2人とも、有香は亮太が教えているから、私が教えてあげるね」
「「………はい」」
こうなってしまったら、女は強い。
でも、有香の、地獄のレッスンよりはマシだと、2人は思った。
5人は幼稚園の時からずっと一緒で、親同士も仲良しだ。
幼稚園の時がら、ずっと変わらず、男女とか、そんなの関係なしに。
何があっても、5人常に一緒に過ごしてきた。
遊ぶときは、運動神経の良い亮太と啓太と北斗が、有香と玲子を引っ張って。
勉強するときは、頭のよい有香と玲子とは対照的に。
亮太と啓太と北斗は、とても成績が悪く。
いつも成績の良い有香と玲子に、勉強を教えてもらったり。
誰の家でも、行ったり来たり出来て。
本当に、まるで兄弟のように一緒に育ったのだ。
これからも、ずっと一緒。
高校は、それぞれ別のところに志望しているが。
これからも、この町で、ずっと一緒だと、思っていた。
しかし、ずっと一緒とは、限らないものだった。
夏休みが終わって2学期が始まって間もない頃。
玲子からの話に、4人は驚きを隠せないでいたのだ。
「「「「転校!?」」」」
「うん…」
昼休み。いつものように5人で戯れていると、玲子から、転校すると、聞かされたのだった。
突然の玲子の転校の話に、4人は、言葉を失った。
幼稚園の時から一緒に、兄弟みたいに育った5人。
だけど、玲子が転校するなんて。
玲子は、悲しげな顔で皆に言った。
「今まで、黙っててごめん!実は夏休みが終わる前から聞かされてたの…お父さんが、大阪に転勤になって…それで…」
「バカ!何で今まで言わなかったの!!玲子」
黙っていた有香が、口を開いた。
すると、玲子が涙を流して言った。
「だって…言うのが辛かったもん…私だって、皆と離れたくない」
5人で。中学だって卒業したいのに。
突然の転校が決まって、玲子も涙を堪え切れない。
そして、そのまま何も言えなかった。
時というものは、案外早く過ぎる物。
早くにも玲子の最後の学校になったのだ。
担任の挨拶が終わり、そして、玲子は、翌日に、一緒に育った町を去り。
大阪に行ってしまうのだ。
最後だからと、5人は集まった。
5人が集まって一緒に行ったのは、初めて会った幼稚園だった。
「久しぶりだな…ここに来るのも」
しみじみに語る亮太。
「ああ…あんなに幼稚園の遊具って…小さかったっけな」
運動場を見つめる啓太。
「あんなに小さかった俺たちが、今中学生なんだぜ…」
小さな子どもを見て、そう呟く北斗。
「そうだね…あんなに小さかったんだね」
いつもは気の強いけど、懐かしそうに北斗の言葉に同意する有香。
「この幼稚園から、私たち、ずっと一緒だったんだよね」
幼稚園の桜の、今は秋で紅葉になっている木を見つめて、玲子は涙を流した。
「本当に、こっから俺たち5人の、兄弟みたいな関係が始まったもんな」
「何言ってんだ?もう“兄弟”だろ」
「そうだな…」
5人は、そういって、紅葉の葉を見つめた。
そして。
「私…明日大阪に行っちゃうけど…絶対に遊びにくるからね」
そういった玲子に、もう涙はなかった。
「私…皆と一緒に卒業したかったけど…大阪で、頑張るよ!」
いずれは、別れの時がくる。
それは誰でもがわかっている。
中学の卒業は、その壁の一歩なのに。
早くに、皆と別れてしまう玲子は、とても辛いだろう。
けど、それは自然なことなのだ。
「そうだよ!玲子!!また皆で遊ぶんだから!!」
有香は玲子に、いつものように明るく笑いかけた。
「玲子は俺たちの親友だしな。いつでも会えるぜ!」
そういって、ピースサインを送っている北斗。
「こっちはこっちで、残りの中学校生活頑張るからよ!お前の分もな」
ウインクしてみせる啓太。
「また皆で会おうな」
笑顔で亮太は、玲子に背中を強く押した。
「わ!!」
驚きで、よろける玲子。
「もう!亮太!!転ぶじゃないの!!」
「あははは」
けれど、玲子にはわかっていた。
精一杯、励ましてくれているってことを。
それは、皆からの、玲子への贈り物だった。
「ありがとう、皆」
そうして、玲子は、大阪へと行ってしまった。
そして、季節は冬へと差し掛かり。受験の本番になったのだ。
皆、受験の本番となると、会う暇さえなく、勉強に必死で、皆必死に志望校を受かりたいので必死だった。
あれから玲子からの連絡はなかった。
だけど、皆は気にしなかった。
連絡はなくても、きっと玲子は元気でやっている。
そう思い、皆は、絶対に受験に憂かろうと、それぞれの受験校へと、足を運んだ。皆で必死に勉強した夏休みを、無駄にしない思いを抱えて。
そして、亮太達はそれぞれの志望校への合格発表へと行ったのだ。
亮太は、あれから必死に勉強して、レベルの高い高校を受けたのだ。
(ええ…と…俺の番号はあるかな)
亮太は不安な気持ちを抱えて、掲示板を、おそるおそる見たのだ。
すると。
「あった……あったぞ!!」
「あった!!」
「あったぜ!!」
「あったわ!!」
「あったよ!!」
「「「「「あったよー!!」」」」」
そう見事に皆、無事に合格したのだ。
遠く離れていて、聞こえないけど。
亮太は、皆の喜びの声が、風にのって聞こえてきた気がした。
それは、皆も同じだった。
(俺たち…いつまでもやっていけるよな)
あれから高校いってから、ますます皆と会う機会が減ったけど。
メールのやり取りはしていたのだ。
「皆…変わってないだろうな」
クスクス笑いながら、物思いにふけっていたとき。
「亮太!!遅れて悪い!!」
「早いわね」
待ち合わせより10分遅く。啓太、北斗、有香、そして玲子がやってきたのだ。
「久しぶりだな。皆全然変わってねぇよな」
「本当だ!玲子なんて特にな」
「玲子…コンタクトにしたんだ?」
「うん」
「本当。一瞬“玲子!?”て思っちゃった」
一緒の町で兄弟みたいに育った5人は、離れ離れになってしまったけれど。
また、一緒に育った町で笑顔で再会した。
「とりあえずどこ行く?」
「まっこの際。久々にゲーセンでも行くか!!」
「「「「賛成!!」」」」
久々に再会した5人は、変わらずいつまでも。これからも。ずっと仲良しの“兄弟”みたいな親友関係を築いていくだろう。
笑顔で、中学校の時みたいに、ずっと。
END
ゆいみちゃんさん。
へ。
本日は管理人のリクエストに応えてくれて本当にありがとうございました。
早速読ませてもらいましたがとてもよく出来た作品だと思います。
凄くとてもよく出来てますよ(^^v
自分が中学時代をを思い出させてくれます。
うちの場合男友達が多かったけど
幼馴染もありかなぁと思いながら拝見させてもらいました(嬉
ばっちりリクエストに応えてくれてありがたい限りです。
そして出来上がったみたいなので一言添えて頂く事にしました。
本日はありがとうございました。
上から作者のページに飛ぶことが出来るので行ってみてください。
たくさんの小説があるので見てくださいそれでは。
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