越中屋*四十五右衛門*商店

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井上陽水とかぐや姫の位置


「ポップス普動説」に「歌謡曲の構造」を加味してわたしなりの推論を書きます。

「夢の中へ」はテンポも速く明るいコード進行だと感じます。ということで、

「私の彼は左きき」 ~「夏色のおもいで」 のグループに入れたいと思います。


「心もよう」はそれからみると少し悲しいトーンに感じます。出だしの粘っこいヴォーカルのメロディーは〈サンタナ〉に似ているという説もあって、〈ヨーロッパ民謡〉、そして〈イタロ・アメリカン〉の系統とも言えそうです。そこで、

「忍ぶ雨」 ~「夜空」 のグループに入れます。
「忍ぶ雨」のハイハットと「くちなしの花」のシェイカーのリズムが、同じくラテン色を感じてしまうんです。
それから「心もよう」のフレーズ終了部の ~ha~ha~ のスキャット(?)は民謡の ~ハァァァ~ を連想してしまいます。


「神田川」は、やはり悲しげな曲調で、

「オレンジの雨」 ~「みずいろの手紙」 のグループでどうでしょうか。
サウンドは、バイオリン、ギター、マンドリン(あるいはマンドリン的な奏法)が出てくる、とは古賀演歌じゃないですか。歌詞のテーマもいま聴くなら演歌でしょう。


さて、では日本調、洋楽っぽい、中道のボーダーラインはどこに引けるのか。


第14講 73年の『ポップス普動説』へ


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