SoulNaviさん (6/9)



真の強さ/SoulNavi 06月09日(水)


人間は幼少期の頃に、ある一定量の愛情を受けないと、自分の感情を素直に表現できないのではないかと思います。


こんなことを言うと、「そんな考えだから甘い人間ができるのだ」とお叱りの意見を頂戴することがあります。
しかし、一度も愛情を受けたことのない人間に、愛情の何たるかを理解することが可能でしょうか。


また、愛情を知らない人間に、心の奥底の感情を素直に表現することはできるのでしょうか。
人間は愛されることによって成長し、自立していくものだと思います。


しかし、私から見ると、精神性は子供のままという大人は多いです。
この種の人間は自己正当化が得意なので、顕在意識上は何にも問題がないかのごとく振舞うものの、潜在意識レベルにおいてはたくさんの悩みを持ち、その苦悩が蓄積されていくケースが多いようです。


人間は、「俺って、幼稚だよな」と反省することによって、自分の感情の奥底に潜む真実に気づくことができるのではないかと思います。
ですから、弱さを認めた瞬間から、人間は強くなれるんだと思います。
それが逃げずに立ち向かうということではないでしょうか。


反対に、自分の愛情の空洞の原因がどこにあるのか気づかないと、その隙間を埋める代替的な何かを求めるようになるものです。
そういった代替的な解消方法は、それがどんなものであれ、決して真の解決にはなりません。
いつかは剥げ落ちる運命にあるのです。


愛情の空洞を埋めるものは、受け取る愛情ではなく、与える愛情であり許しであるように思います。
あるいは、正当に評価してくれる人との出会いで、自分を愛せるようになる道を歩いていくことかもしれません。


そういったことを踏まえて、素直に生きるとは、「カッコをつけずに、あるがままの自分を見つめ、勇気を持って過去を許す」ということになるのではないでしょうか。
それが人間としての、真の強さではないかと思います。

SoulNavi


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