あるケアマネージャーの毎日。

あるケアマネージャーの毎日。

2006年02月21日
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 再び、キューブラー・ロスさんの言葉から抜粋。

 ●「 否認 」・・・「 怒り 」・・・「 取り引き 」・・・などの過程を経て、やっと、「これは現実なんだ」と、(自分の死を)心から納得するようになる。

 「 抑鬱 」の段階では、患者はまず過去に失ったものを悔やんで嘆き、次に外界への興味を失い始める。まわりの人や事物に対する興味が失われていき、しだいに人にも会いたがらなくなり、静かに「準備的悲嘆」の段階を通る。

  ここで充分悲しませてあげられれば、そして延命処置などがとられず、家族のほうも、「静かに逝かせてあげる」ことを理解しているなら、患者は「 受容
                             以上です。

 僕が、関わっているのは、高齢者です。『患者』というよりは、『元気で長生きして、80歳、90歳となり、ひとり暮らし、二人暮らし、または、日中『若いもん』が仕事に出て家には誰もいなく、生きる目標を失ったまま、危ないからと、昼間『デイサービス』などに行っている(行かせられている)、やや弱ってはいるけれど、あと何年生きるかわからないお年寄りさんたちです。介護者の方も、言います。

 『あと半年、とか、あと一年とか、わかっていれば、がんばって『介護』も続けられる。が、これが、あと3年なのか8年なのか15年なのか、わからないから大変なんだ。』と・・・。

 キューブラー・ロスさんの言う『臨死患者』と、(元気な)『高齢者』とでは、対象が違うかもしれません。だけど、僕にとっては、最終目標としての『 心安らかに眠ってほしい 』という一点につきます。あと3年か5年かはわかりません。10年続くかもわかりません。
 だから、この『死の受容』という例が、そのまま当てはまるとは思いませんが、最終的に、
       『生きててよかった。生まれてきてよかった。
        良い人生をおくらせてもらった。』
と、心安らかに、逝くことができれば・・・・と、思っています。そのための『介護保険』であり、そのための『ケアマネージャー』ではないだろうか 、そう思います。





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最終更新日  2006年02月21日 20時48分39秒
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