あるケアマネージャーの毎日。

あるケアマネージャーの毎日。

2006年03月01日
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カテゴリ: ケアマネージャー

H氏は、パーキンソン病を発症して6年、初期のころは、自分でも、パーキンソン病の本を読んだり、薬のことも、自分で、医者に質問をしたりしていた。
 が、この一年、症状は、急速に進行し、薬の影響もあるのだろうが、いったん眠ると、揺さぶってもおきないほど入眠が深くなるし、起きだすと、目が変わり、近づくのもも怖くなるほど、興奮したりする。最近は、お孫さんが、『じいちゃん怖い・・・。』と不安がっている、とのこと。

 昨夜は、夜中に起きて、家中の電気をつけて回ろうとしたりした。妻は、夜眠れず、もう、『自分が、精神的に壊れてしまいそう・・・。』とのことだった。 
 訪問して、顔を見るなり、僕はびっくりした、顔色は悪く、眼が疲れで隈ができている。話し出すと、神経症であるかのように、自分のことばかり、約1時間も話し続ける・・・。

 で、結局、ショートステイを、3月に、1週間くらいを、2回利用できることになった。妻は、『もう、明日からでも、一ヶ月くらい、預けたい』とのことだったが・・・。

 今まで、精一杯、『預けることはしたくない』とがんばってきたのだが、『もう疲労が、ピークにきた』ようだった。

 このような、家庭環境、病状の進行など、『アセスメント、ケアプラン、支援経過、モニタリング、サービス担当者会議』などを、一生懸命やって、書類をきちんと作ったら、本人も、妻も家族も、『よりベターな状況』になるのだろうか・・・? 僕は、疑問である。



 もっと、『現場』にも、『偉い人』が、もっともっと入っていってほしいと思う。その中で、より良い『方向性』を考えてほしい。

 人は、必ず、『死ぬ』。必ず『衰えていく』。いくら、『介護予防』で、その『老い』や『死』を先送りしても、『老化』『機能低下』、『認知症の発症』は、避けられないと思う。いくら、『予防介護』で『先送り!』しても、『死』『老化』に立ち向かわなければならない。

 結局『心安らかに、死んでいただく過程を、お手伝いさせていただく』というのが、僕たちの仕事なのではないかと思っています。やや『ホスピス』に近い考え方を、僕は持っています。

 皆さんは、どう思いますか?





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最終更新日  2006年03月02日 22時11分21秒 コメント(2) | コメントを書く
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