PR
カレンダー
キーワードサーチ
コメント新着
その背景となるワグナーのFlying Dutchmanをチェックした、
「さまよえるオランダ人」 (2001年9月26日のオペラ日記より抜粋)
呪いと彷徨
古来、人間は神様に呪われると彷徨うことになっているようです、
海の上を彷徨っているバージョンがワグナーの歌曲「さまよえるオランダ人(Flying Dutchman)」、ある伝説では宝の奪い合いで乗組員全員が殺し合い、ただ一人生き残った船長が幽霊船員と一緒に海上を彷徨っているというもの、
(多分 これが今回のパイレーツオブカリビアンの舞台設定でしょうな)さて、Flying Dutchmanですが、これは本来「幽霊船」という意味です、
このDutchmanは本来、オランダ人ではなくてオランダ船のことで、飛ぶように早く走るオランダ船=幽霊船というわけです、
呪われた人間は不老不死となります、オランダ人船長の場合には、いくら海が荒れても彼の船は決して沈まない、海に飛び込んでも彼は死なない、そしてその呪いを解くには7年に一度陸に上がって彼に永遠の愛を誓う女性を探すーーー、 (中略)
なぜ「永遠」が呪いとなるのか?
答えは簡単、永遠とは観念でしかなく、実在しないからです、
この世のありとあらゆるものが絶対に永遠ではないからです、
(以下略)
だそうですが、結構意味ありますね、
人の夢と思われた不老不死、永遠が実は神の呪いというのは傑作、
で、考えてみると、
確かに概念は残るかもしれんが、形あるものはやがてなくなっていくーー、 これがいいんでしょうな、きっと、 自然で、
となると、この寿命を目いっぱい楽しむのがやはり正解だ、
ナンテ またまた思っちゃったりして、
ところでこのFlying Dutchmanの意味だが、
上のHP見るまでは私はてっきり 空とぶオランダ人 だとばっかり思っていた、
実はヨットのクラスにこのFlying Dutchmanクラスがあって
自身は470クラスに乗っていたので、一回り大きいFlying Dutchmanは学生の頃から名前は知っていたんだけど、 今回改めて本来の意味を知って、マスマス気に入ってしまった、
アッ、それとFlying Dutchmanの持つ語感の響きだけど、
これは "身とココロの軽さ" を連想させてくれてGoodね、
なんかどこへでも飛んでいってしまう感じ、
パイレーツオブカリビアン、 見に行っちゃおうかな、
The Art of Being 2024年07月10日 コメント(1)
いのちはいただきもの天命で生れ天命で還る 2023年09月26日