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午前中、上げに乗じて最後の売りポジを取った後、
NK225は午後から一気に下げた、
NK速報を見ると、「中国・アジアが下げて」、とあった、
それにしては下げが大きい、
で、ロイター見ると、 あった、
米金融保証会社に対する格付けアクションを発表=ムーディーズ 2007年 12月 17日 12:41 抜粋
Financial Guaranty Insurance Company: Aaaを引き下げ方向での見直しの対象,
XL Capital Assurance Inc.:Aaaを引き下げ方向での見直しの対象,
MBIA :Aaaを確認、見通しをネガティブに変更,
CIFG Guaranty:Aaaを確認、見通しをネガティブに変更,
(以下略)
これが拍車をかけた、と見た、
で今朝の記事などにもあったりする、ちょっと長いけど、
モノライン、資金繰り悪化-米信用市場の「虚構」追及
2007/12/17, 日経金融新聞
米国で最も成功を収めた株主アクティビストの一人、ビル・アックマン氏が率いるパーシング・スクウエアには、珍しく空売りをかけた個別株がある。大株主となったマクドナルド、ウエンディーズの事業再構築を推進するなど、買い持ちが前提のパーシング社だが、同社によればこの上場企業だけは救いようがないそうだ。銘柄は通称モノライン、金融保証大手の MBIA 。「君はまだ若い。出直して、もう一度考え直したらどうだい」
話は五年前の二〇〇二年十一月にさかのぼる。MBIAを訪れたアックマン氏は同社の顧問弁護士からドスのきいたアドバイスを受けた。当時、別のヘッジファンドを経営していたアックマン氏はMBIAのビジネスモデルに疑問を持ち、その調査結果を発表しようとしていた。
「僕を脅しているんですか」。アックマン氏が血相を変えて問いただすと弁護士はジロリとにらみ返した。「こんなことをしたら君の将来がなくなるよ」--
MBIA、アムバックなどのモノラインはトリプルAの格付けを誇る。債券発行体に代わって、債務不履行の際には元利払いを保証する。発行体の元々の格付けとトリプルAのスプレッドの三分の一が実入りだ。
だが、アックマン氏の目には「虚構」と映ったようだ。自己資本対比で保証している債務のレバレッジが極めて高い(今年九月末で約百五十倍)うえ、貸倒引当金が不十分で、簿外に特別目的会社を抱えていたからだ。結局、アックマン氏は〇二年十二月、「MBIAは本当にトリプルAか」という六十六ページに上るリポートを公開した。
これに対してMBIAは「株価操作だ」と当局に通報。アックマン氏は当時のニューヨーク州司法長官だったスピッツアー氏(現州知事)から六カ月間聴取を受け、SECにも調査されたという。結果、当時経営していたヘッジファンドを解散する羽目になった。
アックマン氏は反撃に出る。〇四年に自ら会計士を雇い、MBIAを徹底調査した。部屋には四十箱にのぼる資料が積まれていたという。特に、MBIAがヘッジ目的で再保険を購入しているチャネル・リー社を調べ上げ、人事面での利益相反やMBIA自ら一七%出資する事実上のグループ会社であることを白日の下にさらした。
再保険会社との不透明取引に関しては、〇五年に今度はニューヨーク州司法当局がMBIAを逆に調査し、MBIAは収益修正に迫られた。SECから訴追され、今年初に和解した。
報復は続く。アックマン氏は信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の深刻化に合わせてMBIAの資本が大きく毀損(きそん)しているとみる。保証対象の大半を占める合成担保証券(CDO)など証券化商品の格下げが相次いでいるからだ。信用不安なのに貸倒引当金率は約〇・〇三%と〇〇年の半分にすぎない。
どんな発行体も保証するモノラインはクレジット市場の屋台骨だ。業界全体の保証証券残高は推定二兆ドル。米地方債市場はモノラインで持っている。だが米国型の市場金融システムとそれを支える証券化技術は、リスクを完全消去できる魔法のつえではなかった。スポットライトを浴びていなかったモノラインにリスクが集中していたのだ。
シティグループやメリルリンチと同じ基準で証券化商品などを引き当てた場合、MBIAは八十億ドル以上の損を出し、一気に債務超過になるとアックマン氏は計算している。実際、ここにきて格付け会社がMBIAのトリプルAの見直しを発表し、年初七〇ドルあった株価は二〇ドル台に急落。MBIAは今月、投資ファンドのウォーバーグ・ピンカスに最大十億ドルの出資救済を仰いだ。
パーシング社はクレジット・デリバティブ・スワップ(CDS)にもMBIAに売り持ちを抱えており、仮に同社が破綻すれば五億ドルの利益が上がる。アックマン氏はモノライン業界への問題追及を「世直し」とみており、MBIA売りの利益の全額を慈善財団に寄付するという。
(ニューヨーク松浦肇)
モノライン、
聞きなれないが、 金融保証会社 のこと、
以前、 信用収縮継続3大要因 で紹介した要因のひとつだ、
(毀損した資産、うその決算書、モノラインの危機)
このキーワードはココ、
「どんな発行体も保証するモノラインは クレジット市場の屋台骨 だ、」
変な話だが、少々変な債券もココが保証すればAAAが付いてしまう、だって、保証するんだもん、
ムーディーやS&Pの格付け会社のAAAもココの保証があればいいわけだ、
問題になって初めて、その 存在の軽さ に気付くんだが、まさに虚構でしかない、最初から全部の債券を保証できる財務体質なんかではなかったわけだ、
ムーディーやS&Pも出来れば格下げしたくない、 もう連鎖で格下げが波及してしまう、
今回格下げするのは、もう時期的にギリギリだったんだろう、
もうとっくにMBIAの株価なんか暴落しているけど、(遅すぎたくらいだ)
アトはドーなるかわかりません、
アッ、この業界7社の保証額(発行額)は総額2兆4000億ドルだそうで、( 金融保証会社の危機 )
(追記)
やはり騒ぎ始めました、
ムーディーズが金融保証会社格下げすれば市場に深刻な打撃与える=アナリスト Mon, 17 Dec 2007 20:48 ロイター 抜粋
アナリストは、「モノライン(金融保証会社)のビジネスモデルがAAAの格付けを失えば、銀行はモノラインが保証している証券について評価損の計上を検討せざるを得なくなるだろう」と述べた。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドのアナリストは、ムーディーズの見直しはおおむね想定されていたとしながらも、「最大の驚きは MBIA の見通しをネガティブとしたことだ。同社は世界最大の金融保証会社であるため、市場に著しい悪影響をもたらす恐れがある」と語った。
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