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CDS
をめぐっては、既に新しい段階に入っている可能性がある、
次なる試練はCDS市場か-「時限爆弾」の中でファンドなど戦々恐々 2008/05/20 16:185月20日(ブルームバーグ):3月14日金曜日、ヘッジファンドアドバイザーのティム・バックシャル氏(37)はパニックに陥るまいと気力を奮い立たせていた。カリフォルニア州ウォルナットクリークにあるクレディット・デリバティブズ・リサーチ社のデスクに座る同氏の前には、5つのコンピューター画面があった。
証券大手のベアー・スターンズの株価は、同日の取引開始以来50%下落していた。ベアー・スターンズと取引のあるバックシャル氏の顧客ファンド運用者らは、同社が破産申請の瀬戸際にあるとの不安にかられ、ベアー・スターンズがデフォルト(債務不履行)した場合に備えクレジット・デフォルトスワップ(CDS)を購入するべきかどうかと悩んでいた。
バックシャル氏は彼らにこう説明した。第1に、CDSの保証料は分刻みで天井知らずに急騰している。第2に、CDSの売り手の金融機関にも破たんリスクがある。ベアー・スターンズが倒れるときは他の金融機関も一蓮托生(いちれんたくしょう)となる恐れがあるからだ。その場合、CDSを購入した顧客は役に立たない保険に数百万ドルを払ったことになる。
カウンターパーティー(相手方)と呼ばれるCDSの売り手が契約を履行するだけの資金を持っているかどうかは、買い手には分からない。バックシャル氏によれば「実態が分からないなかでの恐慌状態」だ。
結局、CDS市場はこの日、崩壊しなかった。米連邦準備制度理事会(FRB)と米銀JPモルガン・チェースがベアー・スターンズ救済に入り、CDSの売り手に支払い義務が生ずる事態は回避されたからだ。
CDS市場の崩壊を恐れるのはバックシャル氏とその顧客ばかりではない。投資家ジョージ・ソロス氏は、CDS市場での支払い不能の連鎖が次の世界的金融危機を引き起こす可能性を指摘する。
記事はこのアト、ベアの顛末が実はJPM救済であったことを匂わせて終わっているが、CDS取引の危うさを表している、保証契約しても、支払い能力が相手にあるのか分からない、文中の言葉を借りれば「実態が分からないなかでの恐慌状態」が現れてくるのがCDS取引、
そもそも、CDS取引が活発だったのは、規制がなく、これまで破綻リスクもなかったからに他ならない、ところが、
4月の世界ジャンク債デフォルト率 、 1.29 % に上昇 = S & P 2008/05/21 9:26【ロンドン 16日 ロイター】 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が16日発表したところによると、4月の世界のジャンク(投機的)等級債のデフォルト(債務不履行)率は1.29%となり、3月の1.14%から上昇した。
年初から5月13日までのデフォルト件数は28件で、金額は189億ドル。カナダでの1件を除いてすべてが米国でのデフォルト。2007年通年のデフォルト件数22件を既に上回り、金額も倍以上となっている。
欧州のジャンク債デフォルト率は0.5%。3月は0.49%だった。
S&Pは「経済の状況が悪化し、金融市場で不安定な展開が続いており、犠牲になる企業は、長年のペースと比べ、一段と急速に増えている」と指摘している。
同社によると、世界のジャンク債デフォルト率は、経済の減速、企業利益の減少、信用収縮などを背景に、今後12カ月間に25年ぶりの低水準となった07年末の0.97%から4.7%に上昇する見通し。
これは例のコーポレートデフォルト率UpのS&P予想と合いまる 、( 続)Discount Window)
実際、CDSの動きは年明け不安定になってきている、
http://online.barrons.com/article/SB121037952364682261.html?mod=BOLFeed&page=2
LEHの最近のスプレッドは再び250まで上昇したとWSJが伝えている、
そして、
時期を同じくして始まったPKOならぬ
株価の高値維持、
FRBの毎日の資金介入は半端ではなかった、(NK225も然り)、
今夜も依然として高水準の292億ドルをレポで供給している、
以前、売り抜けたときが資金供給Stopの時と書いたが、(従来はその発想でよかったかもしれないが)、今回の危機は売り抜けどころではないのかもしれない、あまりにもインパクトが大きすぎて供給Stopができないのではないか、
そんな折、プリン捜査官が 指摘
したのが、下記記事、
信用リスク取引CDS、欧米金融が決済機関、ベアー教訓、連鎖破綻を防止。 2008/06/03, 日本経済新聞 夕刊,
【ニューヨーク=財満大介】欧米の大手金融機関は、企業の倒産リスクを回避する信用リスク取引「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」の決済機関を設置することで合意した。現在は相対取引が主流で、取引先が破綻した場合、損失を被る金融機関が連鎖的に広がる恐れがある。こうした信用リスク取引の普及に対応し、金融システム危機を防ぐ仕組みを整える。
CDSは、企業の倒産リスクを回避する保険の一種。例えば、A社の債権者がCDSを買うと、A社が破綻した場合、CDSの売り手から保険金を受け取る。売り手は債務不履行が生じなければ、手数料(保険料)収入を得られる。
現状では、CDSの売り手が破綻すると保険が成立しない危険がある。三月に実質破綻した米大手証券ベアー・スターンズは当時、多くのCDS取引の売り手で、業務を停止すれば金融システム危機を招く可能性があった。このため米連邦準備理事会(FRB)が介入、大手銀JPモルガン・チェースによるベアーの救済合併を後押しした。
今回の計画では先物取引などの決済機関「クリアリング・コーポレーション」で、CDSも決済する仕組みを設ける。すべての売り手と買い手は同社を相手に売買するようになる。CDSの売り手が破綻しても決済機関が契約を履行するため買い手は影響を受けない。日本勢を含めた金融機関が利用しやすくなるほか、日本でも同様の動きが出る可能性がある。
クリアリング社には、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなど米大手金融機関や、CDSの取引仲介業者など十数社が出資し、取引参加者の破綻リスクを業界全体で分担する。 (以上)
一昨日あたりからもう違うステージに入っているのでは、と言うもの、CDSについては、チビチビ支払うモノラインはともかく、証券会社は逃げられない、
CDS市場に影響が波及するのを今、株価維持や、臨時資金供給でしのいでいるが、イヨイヨ 救済機関設立( これの効果はさておき ) にまで来たのは、もう間近にまで来てしまったと見るが、いかにーー、
*6/5付けFRBの 緊急融資レポート では、 (Other LoansのPrimary Creditの金額)、 過去最大 の先週と同じ159億ドルだった、
(追記)
モノラインが終了した、
UPDATE1: S&PがアムバックとMBIA保証部門を「AA」に格下げ、今後の保証業務が困難に
[ニューヨーク 5日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は5日、米金融保証会社(モノライン)のアムバック・アシュアランスとMBIAインシュアランスの財務力格付けを、従来の「AAA」から「AA」に引き下げた。実質的に2社の現行形態での保証業務に終止符が打たれた。
S&Pは、2社がモーゲージ債価格の下落でさらなる損失を被る公算があり、今後さらに格下げを行う可能性があるとした。
S&Pは「格下げは、ストラクチャード・ファイナンスの新規事業が縮小し、金融の柔軟性が低下するとのわれわれの見方を反映したものだ」とした。
MBIAとアムバックは、最高格付けを失ったことにより、新規の債券保証業務が困難になる可能性がある。
JPモルガンのアナリストAndrew Wessel氏は「実質的に廃業に追い込まれた」とし、「現在、2社の商品に価値はまったくない」と述べた。(1兆ドル以上のムニ債、証券がAmbacとMBIAのAAA格付けで保証されていた、 by Bloomberg )
あなたの伴侶は? 2023年01月11日
不動産投資をやめた理由 2014年01月23日 コメント(2)
昔の名前で出ています、リンゼーウィリア… 2013年07月03日