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日経コラムから、
世の中には様々な記念日があるが、
きょう13日は「オカルト記念日」だそうだ (春秋)
2011/07/13, 日本経済新聞 朝刊
世の中には様々な記念日があるが、きょう13日は「オカルト記念日」だそうだ。37年前の1974年、悪魔払いを描いた米国映画「エクソシスト」が日本で初公開された日にちなむ。衝撃的なシーンの数々を思い起こす人もおられよう。
▼当時の新聞を読むと、映画館に殺到した観客がけがをし、女子中高生が失神し、機動隊まで出動している。石油ショックによる社会不安を背景に、この年には人類滅亡を唱えた「ノストラダムスの大予言」がベストセラーとなり、超能力者を名乗るユリ・ゲラーが来日するなど、列島はオカルトブームに揺れた。
▼ホラー映画の人気の分野に、死者がよみがえる「ゾンビもの」がある。死に体となったはずの人が倒れも倒されもせず、以前よりむしろ攻撃的に立ち振る舞う永田町の出来事を見ていて、失礼ながら連想してしまった。死に体の悪影響が政界や国全体へとじわじわ広がっていく様は、まさにホラーというほかない。
▼オカルトの語源はラテン語の「隠されたもの」だという。思えば3・11以降、多くの隠されていたものが明るみに出た。原発の脆弱性、政府の危機管理能力、電力会社のメールの使い方……。この意味では、今年こそオカルトな年なのかもしれない。見せられる側は、涼を感じるというより薄ら寒い気分だけれど。
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