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週刊ポスト2011年9月16・23日号から抜粋で、
天皇陛下 公務減らす発想なし
2011.09.06 07:00そして自らは、3月30日に東京武道館に避難した被災者にお見舞いされたのを皮切りに、美智子皇后とともに7週間連続で避難所や被災地への行幸啓を続けられたのである。
それだけではない。「執務」と呼ばれる上奏書類の決裁や宮中祭祀、式典出席や国際親善など日々のご公務に加え、原発の安全対策や救援活動、放射線 被曝に関するご説明を皇居で受けられてきた天皇陛下。
77歳というご高齢であり、ご病身でもあるだけに、激務に対して国民の間からは健康を案じる声も上 がっている。
文芸評論家の富岡幸一郎氏は天皇陛下の御心をこう分析する。
『健康のために公務を減らすという発想は陛下にはないのではないか。むしろ激務であろうが、その職責を果たすために、自らのご健康に非常に留意され、摂生に努めていらっしゃるのだと思います。
陛下は“何のための健康であるか”を自覚なさっています。自らの命は、国民の幸福を祈りつつ、日本国および日本国民統合の象徴としての務めを果たすためにあるとお考えなのでしょう。
自分の体でありながら、自分だけの体ではない――さらにいえば、天皇の体、健康は歴史の継承、歴史の神髄を、前の天皇から預かって、次の天皇に受け渡していく――その容器であるとお考えなのではないでしょうか』
それはあらゆるものをコントロールできると考え、より快適な暮らし、より健康な身体、より大きな幸せを手に入れたいという近代的な価値観とは正反対の、「自分は生かされている」という考え方だ。
最後のところ、再掲、それは、
あらゆるものをコントロールできると考え、
より快適な暮らし、
より健康な身体、
より大きな幸せを手に入れたい、という近代的な価値観とは正反対の、
「自分は生かされている」という考え方だ。
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