シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年10月10日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 昔から、人間というのは、人間らしく育てられた人間のことをいってきた。狼に育てられた人間の子は、人間とはいえない。なぜならば、人間として、人間らしいコミュニケーションをとれないからである。本来の教育の意味は人間そのものにある。

 子供は、大人とはいえない。社会生活において最低限の礼儀とマナー、責務と他に迷惑をかけない自己表現を身につけた人間のことをいう。そういう意味で、成人というのは、昔から、一人前の大人になった社会からの個人的存在としての承認儀礼といえるだろう。

 年功序列が企業社会の雇用体系で問題になっているが、ただ20歳になったからといって、成人として認めてよいのかどうかも、いま考えるべきときにきているといえる。すくなくとも、大人なら常識として身につけているモラルが、身についていない若者があまりに多すぎるといえる。更には、親として子供を育てられない親の資格のない者が、ただ産まれたからといって、親をやっている例もあまりに多い。子供を親の所有物だと錯覚している親も多い。是が現代教育における大きな弊害である。精神的な意味では所有の概念など存在しない。

 このような教育の弊害は、外見的な姿や、物質主義、快楽主義のままに、親が、子供を甘やかし、一人前の大人としての躾けの義務を怠ってきたことが背景にあることはいうまでもないだろう。一体全体、どちらが人生の先輩なのであろうか? 子供には、人間の子供として成長すべきことがあり、子供のうちに、成人だけが許される行為を行ってしまえば、忽ちその成長が阻害されることはいうまでもないだろう。子供の時点で、大人の報酬を与えてしまえば、夢がなくなり無気力になるのは当たり前なのである。手に入らないからこそ、憧れが生まれるのである。そして、大人の報酬は、大人なりの節度と秩序があるからこそ、意味をもつのである。

 それは、いかなる生命体にも、成長プロセスがあることでわかる。

 例えば、植物は、天体の星の位置関係から、その形態が確定するのである。だから、薔薇の種であっても、本来、地球上でその薔薇を生じさせない星の配置であれば、植えても薔薇は発芽しないのである。現代では、遺伝が形態を生むものとされているが、それは嘘であり、そのような考えがある限り、やがて、自然保護の下に、貴重種とされながらも、その種は消えてなくなっていくだろう。

 地球上に多種多様な生物があるのは、ノアが、多種多様の遺伝子を船に集めたのではなくて、万物を生むに足る種を、少数から、天の星の配位を基に、時期に応じて、蒔き分けて、形態を生み出したためだと、聖書では記述されているのである。

 つまり、生命には、その時期に応じて、必要な自然の配位があるのである。農夫が、収穫のときを大成功に収めるために、その種(タネ)や土地に充分な配慮とケアを注意深く、行うように、親は、子供に対して、精神的ケアと、将来の自分の子供の可能性を見究めて、躾けなければならないのである。よい植物を育てようと思うなら、タネをそこらへんに植えることなど誰ができようか?



 昔は、子供をみれば、親の躾けがわかるといわれた。現代では、あまりにも子供の自主性に任せられているのは、親の無責任にあるといえる。子供の判断は、必要な社会常識や知識が身についた成人にこそ、はじめて、ある程度判断を下せるものとなるのである。それまでは、親が社会的判断や道徳をよく吟味して、子供を保護してやらなければいけないといえるだろう。

 現代の政治家にも、大人の格好をしながら、知識を振り回すような子供そのままの人が多い。だから、意見をいっても採用されないし、国は動かないのである。だから、子供がそのまま政治をやっているから、だんだんと堕落してくるのである。このような政治家は、国のことより、まず、自分の子育てをしっかりしろ!といいたい。少なくとも国家に保護されようと甘い蜜を吸うために2世、3世をつくるな!といいたい。

 私は、教育現場にいるわけではないが、道を歩いてても、電車に乗っていても、非常識な大人に遭遇するのを至る所にみるので、学校の現場は、驚くほど、崩壊しているのであろう。子供は大人の行為を真似ているのだから、子供の非行の原因が、親であることはいうまでもないだろう。荒地にタネを植えて知らん振りというような、放任というのが一番よくないように思える。現代の親たちは、親としての自覚にどれだけ芽生えているのだろうか? 少なくとも、子供の将来性の種(タネ)、才能は見つけてやらなければいけないだろう。それは他に奉仕する苦とならない才能という意味でである。





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Last updated  2006年10月10日 21時05分58秒
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