シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年05月27日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、前回述べた歯の形成プロセスは既に準備されているので、いわば歯冠は押し出されるだけで完成するから、予防措置は困難ではないか、というような反論は当然である。

 確かにこの反論は正しいが、歯の形成プロセスが、いかなるものかを理解するには、歯だけが手懸かりになるのではない。

 重要な事は、4歳、5歳、6歳になった子供が、腕及び手、足及び脚が不器用である場合、つまり腕と脚、特に手と足を巧みに扱うことが困難な場合、その子の歯の形成プロセスが順序正しく組み入れられていない傾向にあるということである。

 腕及び手、脚及び足の動作に、歯の形成プロセスにおいても前面に出現するものと全く同じ型が示される。

 従って、子供たちが巧みに走るように、いわゆる両脚を器用に動かすような走り方で走るように、できるだけ早く指導すること、例えば千鳥足のように巧みに走らせるなど、一方の足を常に他方の足に付けるように走るように指導することは、つまり、子供たちが、巧みな駆け足を身に付けることで、歯の形成プロセスを高度に調整するように作用することになる。

 ヴァルドルフ学校の手芸の授業では、男子も女子と同じように棒針編みや、鉤針編みを行い、男子も女子もどんなことも共に同じことを行っている。年長の男子でも、夢中になって棒針編みを行っている。これらは、何も奇をてらっているのではなく、指を器用に、柔軟にするために、魂を指のなかにまで送り込むために行っていることなのである。

 魂を指のなかに送り込むと、特に歯の形成プロセスと関わるものを促進することにもなる。子供が怠惰なとき、じっと座らせたままにするのか、駆け回るように導くのか、また、子供の手を不器用にさせるのか、手先が器用になるように支援するのか、で異なってくる。

 この事実が重要なのは、この時(幼児から子供)に怠ったことが、後になって、無論、人によって程度の差はあるが、早期に歯が損なわれることで出現するからである。これには個人差があるが、出現することは確かである。だから、次のように言える、

「人間のこのような訓練を早期に始めれば始めるほど、このような側面から歯の破壊プロセスを遅らせるような影響を与えることができる」

 歯のプロセスに関連する全てに介入することは非常に困難なので、一見かけ離れたものを考慮する必要性に目を向けなければならない。





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Last updated  2009年05月27日 20時23分21秒
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Re:シュタイナーの人智学的医術その113(05/27)  
yumemi227  さん
初めてコメントします。
実は、今年から子育て支援の活動を再開しました。
6年ほど間があいたのですが、
その間に発達障害児がクローズアップしていることに
驚いています。

歯と同様に心の成長において
不可欠な事柄があまりにも見過ごされているような
思いがして、再びシュタイナーに目を向けねばと
思いここにたどり着きました。
いろいろと勉強させてくださいね。 (2009年05月27日 20時36分19秒)

Re[1]:シュタイナーの人智学的医術その113(05/27)  
5dolphin  さん
はじめまして、yumemi227さま
>初めてコメントします。
コメントありがとうございます。

>実は、今年から子育て支援の活動を再開しました。
素晴らしいですね。少子化が叫ばれている昨今ですから、非常に励まされる活動ですね。

>6年ほど間があいたのですが、
>その間に発達障害児がクローズアップしていることに
>驚いています。
 シュタイナーは、発達障害児を、魂が肉体に入り込んでいかない状態として表現しています。簡単にいうと、肉体と魂がうまくマッチしていないわけです。

 だから、健常児と比べて、魂の能力が露になり、非常に霊的能力に優れているわけです。

その分、逆に憑依を受けやすく、本人の意志の強化が課題になるようです。集中力が散漫で、疲れやすい体質になるわけです。

 魂と肉体の不一致の原因は、生まれる前に、予め自分の人生をみせられたときに余りに衝撃を受けてしまい、生きる意欲を失ったりした場合に起こるという例が挙げられています。そのため、人生に対して恐怖心を持ちやすいようです。

だから、障害児を育てるには、人生を送ることが決して怖いものではなく、魂のためになり、魂を開発するものであるというように愛情で表現してやらないといけないでしょう。

技術的には、養育者の魂自身が人生の喜びを表現し、それを真似させるようにさせることがよいようです。こんなに人生って素晴らしいんだよと、だからおいでよという感じでしょう。

それら技術的詳細については、シュタイナー「治療教育講義」ちくま学芸文庫を是非お薦め致します。 (2009年05月27日 23時19分46秒)

Re[2]:シュタイナーの人智学的医術その113(05/27)  
5dolphin  さん
>歯と同様に心の成長において
>不可欠な事柄があまりにも見過ごされているような
>思いがして、再びシュタイナーに目を向けねばと
>思いここにたどり着きました。
>いろいろと勉強させてくださいね。

こちらこそ、いろいろと勉強させてください。シュタイナーだけでも盛り沢山なのですが、時間のある限り、ダイアンフォーチュン等の他のオカルト(秘教学)も紹介したいです。

シュタイナーによると、太古人は、地球を人間の頭として、心臓を太陽として考えたようです。だから、歯は、地球の山脈や鉱山のようなものでしょうね。

つまり、歯の成長と心の成長は、地球の山脈や鉱山と太陽の関係に類似しているといえるわけです。

すると、富士山に朝日が上るイメージは、歯の成長と心の成長を表すイメージに重なります。

宇宙が一つであることが実感できます。 (2009年05月27日 23時20分12秒)

Re[2]:シュタイナーの人智学的医術その113(05/27)  
yumemi227  さん
丁寧に教えてくださり、ありがとうございます。
確かに発達障害の子ども達は、
社会不安症の傾向が強いですね。


>それら技術的詳細については、シュタイナー「治療教育講義」ちくま学芸文庫を是非お薦め致します。

また、シュタイナーの本もじっくりと読んでいくようにします。

今後ともよろしくお願いします。
(2009年05月29日 15時35分35秒)

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