早春賦の碑

早春賦の碑

夕方、穂高川沿いの遊歩道を考え事をしながら歩いていた森男は、木の陰に隠れるようにして立っている緑を見かけ、声をかけた。彼女はそこである人物を待っていたのだ。今日、誕生日を迎えた初恋の同級生にプレゼントを渡すために。しかし困ったことが起きた。その男の子は、今日に限って友人数人と連れだって下校してきたのだ。「初恋の同級生」と聞いて燃えたのは森男だった。森男は友達がいるためにせっかくのプレゼントを渡せずにいる緑を助けるつもりで手を貸した。プレゼントを目当ての男の子に渡してやった上で、緑と引き合わせたのである。もちろん、友達連中はうまくまるめ込んで先に帰した。しかし、それだけ努力したにも関わらず緑はあっさりとふられた。他に好きなコがいるという、たったそれだけの理由だった。

早春賦

♪春は名のみの風の寒さや..♪ と唄われる「早春賦」の碑です。
ここも碑があるだけの公園ですが、安曇野にはこういうところは多いですね。春先、自転車でぶらっといくのがいいです。

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