ロックの部屋

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THE CURE


GALORE
聞き漏らしてしまったバンドというのがあります。その一つに、私の場合は【キュアー】があります。キュアーがデヴューした頃の1979年頃というのは、【ポリス】のファーストアルバムや【クラッシュ】の『ロンドン・コーリング』などを夢中にきいていたように思います。また、デヴィッド・ボウイもまだまだ元気でありました。

キュアーも当然耳には入ってきていたけど、特別引かれることもありませんでした。80年代に入ると、ニューロマンチィックスの登場で、【カルチャークラブ】や【デュラン・デュラン】に魅せられてしまい、キュアーのロバート・スミスのルックスも、もじゃもじゃした髪の毛もそれほど気にとめることもなかった。ビッグヒットもなかったようなので、買って聴いてみたいという気持ちにもなりませんでした。

聞き漏らしてしまったバンドを再評価していこうという気分になり、買ってみたのが、とりあえず1987年から1997年までのシングルを集めたこのアルバムです。

通して聴いてみると、ロバート・スミスのよれよれしたヴォーカルが良いです。サウンドもホーンが導入されている曲「why can’t I be you」やシンセザイザーを効果的に使っている「just like heaven」、ハードな「never enough」など色々あるけど、どれも奥が深い。どの曲も色彩感が豊かな音、美的センス、これも全てロバート・スミスの個性に引っ張られている感じです。

ジャケットカバーには過去のシングル盤のイラストが並べられていて、どれも芸術性の高いものばかり。とても気に入りましたというか、私好みのバンドでありました。

シングル集だけでは物足りなくなったので、過去にさかのぼってアルバム揃えていこうかなと思ってます。

まずは『ヘッド・オン・ザ・ドア』か『ディスインテグレーション』あたりを聴いてみようかな。

何度も解散宣言していながら、いまだ現役でいるようなキュアー、こういう魅力的なバンドが現存していることが嬉しいではありませんか。

ちなみに『GALORE』の中では「Friday I’m In love」が一番好きです。



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