ロックの部屋

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Jeevas




元クーラ・シェイカーのクリスビアン・ミルズが結成したバンド【ジーヴァス】のセカンドアルバム。今回は完全なアメリカン志向です。西部劇の劇場用ポスターのようなジャケットを見れば想像できますけどね。CCRの名曲「雨を見たかい」やボブ・ディランの「Masters Of War」のカバー曲もあります。

クーラ・シェイカーの時も感じたけど、楽しめるロックンロールを演奏するのには、この人は知識もテクニックもあって申し分のない人のようだけど、聴いた後ズシンと来る感動というか満足感が得られないんですね。グラスゴーのインディーシーンのような下手でもすがっちゃいたい魅力的なバンドが多いのとは対照的です。

クリスビアンの愛称は貴公子と言って、周囲は芸能一家。端正な顔立ちは大事に育てられたお坊ちゃんなのだろうか?きっと幼少時にも習い事とかも英才教育を受けていたのに違いない。

1990年代クーラシェイカー結成時に新人バンドコンテストで1位を獲得したりしたのも器用さの表れなんでしょう。

「雨を見たかい」もとても上品で上手で楽しめるけど、ジーヴァスでなければというほどでもない。《CCRのほうが粘りがあっていいよな》などと言いたくなってしまう。

ロックにとって重要な物、社会に対するフラストレーションや、コンプレックス、状況を打ち破りたいという情動みたいなものが欠けているような気がする。器用貧乏なんじゃないかな。

まぁ、これはCDを聴いたまでの話でライブは素晴らしいのかもしれないです。


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