ロックの部屋

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THE MOODY BLUES




メロトロンは「メロディー」と「エレクトロニクス」を合わせた言葉だったようです。(実は私も知らなかった。ヤフーで検索したら解りました。勉強になります。)テープによるサンプリング音源というのも、70年代的、FDによる音源もあるらしいですが、これも新しいとは言えない。今や2・3万のキーボードでも音源はROM、そこそこいい音してるし。しかし、このメロトロンまだ発売されているらしい。プアな音がかえって70年代の音を回顧し、ミュージシャンの心をくすぐるのだろう。
メロトロンを効果的にさりげなく使ったロックグループといえば、やはり【ビートルズ】「ストロベリー・フイールズ・フォーエバー」のイントロの音がそのようです。それから、【ピンク・フロイド】の「夢に消えるジュリア」のフルートもどきの音、フルートにしては、変な音だなと思っていました。メロトロンだったとは。しかし、この曲幻想的かつ神秘的でいい曲ですね。(メロトロンフルートというのだそうだ。)
メロトロンをグループの中心楽器にしてしまったのが、【ムーディー・ブルース】『サテンの夜』というアルバムではオーケストラをバックに作り上げていたのが、メロトロンを購入したことで、オーケストラの必要がなくなってしまったというのだ。楽員の職を奪ってしまった罪な楽器だ。『失われたコードを求めて』から『セブンス・ソジャーン』までメロトロンの暖かい音に、はまってしまった私です。ムーディーズ意外でも、このてのプログレッシブ・ロックバンドには必需品だったメロトロン。同じキーボードのムーグシンセサイザーの音には、冷たさを感じていたからな。【EL&P】【イエス】も好きだったけどムーディーズはもっと好きだったのです。
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『STRANGE TIMES』
STRANGE TIMES

ムーディー・ブルースのムーディーは憂鬱という意味で、ムードがあるムーディーではない。60年代から未だに現役で活躍しているイギリスのロックバンドです。

彼らは1972年に出された『セブンス・ソジャーン』というアルバムまでは、コンセプト色が強くいわゆるプログレッシブロックの範疇で語られていました。哲学的な歌詞やメロトロンを積極的に使用していた事で有名でした。(3月19日の日記参照)今持って根強いファンが多いです。(私もその一人)

『セブンス・ソジャーン』発表から次作『オクターブ』まで6年のブランク、『セブンス・ソジャーン』でプログレッシブロックと決別したムーディー・ブルースはこの後ポップ路線へと転換していく事になります。彼らは本国イギリスよりもアメリカで人気があります。

今は甘い声の持ち主ジャスティン・ヘイワードのヴォーカルにストリングス、優しいポップソング、落ち着いた大人のロマンチックなロックが聴けます。ドラマチックな曲展開もあります。

『STRANGE TIMES』は1999年作。「HAUNTED」「FOOLISH LOVE」などバラード曲がとても良いです。

ハードなロックが嫌いという人でも、楽しめるのではないでしょうか。



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