ロックの部屋

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Status Quo



確かライブ・エイドの時、ステージにトップバッターで出演したのは【Status Quo】だと思った。(違うかもしれません)TVで見ていたのだけど、司会は何故か南こうせつだった。初っぱなに相応しいバンドの登場だと思った。明るい気分でノリノリになるには、彼らが最適でしょう。

ステイタス・クゥォーは1967年にデビューしているから、35年になるのだろうか。ハードブギーバンドの王者と呼ばれている彼ら、しかし68年ごろの曲「アイス・イン・ザ・サン」あたりは割とメロディアスでアイドル路線だったらしい。いつからブギーバンドになったのだろうか。73年の曲「ペイパー・レイン」では、ギンギンのブギーサウンドになっている。同じく73年の人気曲「キャロライン」では、ギターの掛け合いとコーラスののりが素晴らしくて完璧で隙がない。縦乗りのリズムで、自然に頭が上下してしまうのです。

本国では絶大な人気なのに、アメリカでは、まるで人気がない彼ら。ライブ・エイドでの客の熱狂ぶりに驚いた日本のロックファンも多いのではないだろうか。

そういう私も彼らの大ファン。むさ苦しいヘビメタ系のバンドは、どちらかというと好きではないのだけど、ステイタス・クゥオーには、そういった感覚はない。むしろ、可愛らしく親しみを覚えてしまうから不思議だ。日本での来日は、確か70年代だったと思ったけど、行きました。中野サンプラザに。ともかく凄く楽しいコンサートでした。私は前から5番目ぐらいの席で好位置をキープ。1曲目音が出始めて3秒も経たないうちに全員総立ち、縦のりでロックしまくったのでした。時間でいったら1時間あまりの短いライブだったのだけど大満足、心地よい汗をかいたなぁといった感じで気持ち良かったです。

他に好きな曲は「ROCKIN’ALL OVER THE WORLD」とかドアーズの「ROADHOUSE BLUES」タイトルは「ロックン・ロール」なのにバラードな曲もあったりします。86年作の「IN THE ARMY」は、物悲しくて美しい曲です。知らず知らずのうちにクゥオーも進化しているのを感じてしまいます。「バーニング・ブリッジス」はポップで楽しい、ブギーは昔に比べると控えめになっています。

【Status Quo】なんか聞いたことないという若いファンの方々、試しに聞いてみてはいかが、自然に体が動いて、クォーズブギーの虜になりますよ、きっと。

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