ロックの部屋

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エイス・オブ・ベイス





普段ロックのロの字の言葉も出さない会社のTKさんが、これまた同僚のTNさんに向かって「ねぇ、TNさんエイス・オブ・ベイスのCD貸してよ」などとやり取りしていたのを、私は横で聞いていました。そんなに、【エイス・オブ・ベイス】は人気があるのかなぁなどと思ったりしたもんです。少なくともエイス・オブ・ベイスは私の会社では3人は聴いていたことになります。(もう一人は勿論私)

エイス・オブ・ベイスは93年のデビュー・シングル「オール・ザット・シー・ウォンツ」が全米チャートで2位を記録、翌年発表されたファースト・アルバム『THE SIGN』も
全米1位。日本でも大ヒットしたみたいなんですね。この頃の私は(今も)ヒットチャートには無関心だったので、ただ気に入った物を聴いていただけなのですが、エイス・オブ・ベイスの『THE SIGN』はレゲエのリズムを基調にしていたダンスポップだったので意外な気もしていました。

スウェーデン出身のエイス・オブ・ベイスは90年代のアバとも言われていました。

さてエイス・オブ・ベイス『THE SIGN』の魅力とサウンドについて迫ってみると、

1.軽めだけれども正真正銘なレゲエのリズムが心地よい。
2.レゲエのリズムに乗って、口笛を思わせるホイッスル系やフルート、オーボエ系の音が心地よい。(たぶん生楽器ではなくてサンプリング音)
3.感情を押さえ気味にした、少しメランコリックな二人の女性ヴォーカルのハーモニーが渋めで良い。
4.8曲目以降のリミックス曲「WAITING FOR MAGIC」やアップビートの「VOULEZ-VOUS DANSER」もとても活かしてます。

アバとはだいぶ音は違うけど、これもまた驚きのダンスポップでしたね。レゲエをダンスビートに乗せるというのもアイデアものです。ポリスのロックのビートに乗せたアイデアも斬新だったけど………

セカンドアルバムの『the bridge』ではレゲエのリズムはほとんど消えてしまい、メロディー主体のポップナンバーが増えてしまいました。なんなに悪くはないけど、月並みなポップアルバムになってしまいました。『THE SIGN』ほど売れなかったみたい。私も『THE SIGN』のほうがずっと好きです。

エイス・オブ・ベイスへの興味は『the bridge』以降なくなってしまいましたが、この後現在まで2枚オリジナルアルバム出しているようです。リリースペースは遅いですね。この2枚は聴いてないですけど、レヴューとか読んでみると悪くはなさそうです。ブックオフで安く売ってたら買ってみますか。(笑)

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