ロックの部屋

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Weezer





これも【ラモーンズ】直系の明るいパンクだと思う。ラモーンズの時代とは音の厚みでは問題にはならないと思うのですが、でもパンクぽさだけではなく、どこかしらポップですね。

コーラスとかギターのリフとか、【カーズ】ぽいなぁと思っていたら、ほんとにプロデュースがリック・オケイセックだった。(笑)

ジャケットの4人の姿はどこかカジュアルぽく、学生バンドみたいで親しみが持てます。けれど別のフォトなどを見てみると親父ぽいのもあって、どっちがほんとのウィーザーなの?なんて思ってしまいました。特に眼鏡のギターリストRIVERS CUOMOが。

さて曲のほうですが、1曲目の「Don’t Let Go」から元気一杯です。ギターがジンジンして痺れまくります。かと思うとヴォーカルがポップで可愛らしい事。それと曲名ですが、カーズにも「Let’s Go」というヒット曲があるんですよね。どっちも軽快で気持ちがよいところが共通点です。カーズの「Let’s Go」知らない方は是非聴いてみてください。

2曲目の「Photograph」もノリノリです。バックコーラスの♪ウーウーウー♪が壷。ギターとヴォーカルのハーモニーが絶品です。イントロと最後に聞こえるピコピコ音は多分リック・オケイセックの趣味でしょう。(笑)

3曲目は「Hash Pipe」のイントロのズンズンズンに思わず興奮、しびれた。最高血圧が10は上がります。

そして4曲目の「Island In The Sun」での泣きのメロディーでの落としには参るなぁ。静と動の切り替えが抜群の構成です。アルバム中一番好きな曲です。

5曲目の「Crab」はねちっこいギターが聞き物。

6曲目以降はやや単調なような気がしますが、この1曲目から5曲目の流れは文句無しです。

全体通して聴いてみると、やはりリック・オケイセック色を強く感じます。これはこれでアメリカンパワーポップの良いところとパンク(オルタナ)がうまく混ざり合った、貴重なバンドWeezerという事で、良いのではないでしょうか。

切ないメロディーがね、良いですね。

そしてカーズも聴きましょう。(私も久しぶりに、レゴードラックからLP引っ張り出して聴いてみますよ。)

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