ロックの部屋

ロックの部屋

HOUSE OF LOVE





数多いギター・ポップバンドの中で、60年代ロックに対しての影響や敬愛が感じられる彼らのロックは、私には聴きやすくて馴染みやすかった。90年代ブリットポップの橋渡し的役割を果たしたとも言えるのではないでしょうか。

「Christine」陽炎のような漂うギターに哀愁たっぷりのヴォーカル、ホロッとくるサビのメロディーが良いです。

クリエーションからのデヴュー曲「Shine on」は♪シーシーシーシャイノン♪と口ずさみたくなる、オフ気味の音場感は鳥肌が立ちます。

中心人物でソングライターのガイ・チャドックの声は甘さがなくて低くて適度に渋い。ベースとドラムはバックビートに専念していて、全曲リードギターが中心になっています。
とは言ってもギターの押しつけがましさがなく、空間に溶け込んでいるところが素晴らしい。ガイ・チャドックのヴォーカルも空間に溶け込んでいるにしかすぎない。あくまで、哀愁メロディーが耳に残るのだ。

メンバー全員が【バッド・フィンガー】の大ファンだということ。納得です。

60年代ロックへの敬愛、オマージュは『Beatles And The Stones』という曲まで作ってしまった。

今一番お気に入りのギターポップバンドがハウス・オブ・ラブです。


                             2004-05-29 記

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