自慢の翼は偽物

黒ノ月


僕は何も見えない
生まれて今までずっと
僕の頭のずっと上には月は出てますか?
その月は明るいんですか?
僕には黒い月しか見えません
黒い月は深い黒で
冷たく非情な光を放つ
漆黒の月

僕は冷たい石の上に
立っているのか、座っているのか、
前に進んでいるのか、後ろに進んでいるのか、
もう、感覚はずっとない
僕は何をするために生まれたのか・・・

僕には生きる意味があるの?
僕には明日は来るの?
時間は必ず過ぎていくものなの?
無限に湧く疑問や質問の中で最後にひとつ
死はどこから死なの・・・・?


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今回のはあえてリズムをまったくつけずに物語風にしてみました。
なんだか暗いのができましたねぇ~(おじさんびっくりだよぉ~)
自分でもびっくりするくらい暗いのが出来て物語に入り込んでたら書いてる途中で凹んできました・・・・(ショック!!)
自分が死んでるのに死を受け入れてなかったらずっと彷徨いそうってのでこの詩を書きました。
読んでくれた皆さんはどうお考えですか?


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