自慢の翼は偽物

世界にたった一人だけ


いつもの町並みに動くものがない
太陽は昇っているのに
動くものは自分と自分の影くらい

昨日はみんないたはずなのに
家族、恋人、友達
はっきりと覚えている顔
なぜか思い返すと笑顔だけが思い出せない

自分は何をしたのかさえわからないまま
普段と同じ通学路を歩いてゆく
そしていつも見慣れた風景
だけど誰もいなくなった寂しい教室で一人佇(たたず)む

一人では押しつぶされそうになる
孤独、不安、恐怖
朝は覚えていたはずの顔
もう思い出そうとするとほとんどが思い出せなくなっていた

神様、貴方まで消えてしまったのですか?
いるなら元に戻してください
このままだと気が狂いそうです

次に覚ましたら夢で終わりますように・・・・


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「孤独」って簡単に使うけどそんなの孤独に入らないだろって感じのが多いよねw
今の時代は人と無駄ってほどに繋がろうとしてると思う・・・・、携帯やPCでのやり取りもそうだしナンパとかもそれにはいるかな・・・。
それはいけないことじゃないと思うけどそんなに簡単に人とつながりを持つということはそれなりに負担がかかることだと俺は思う。
だからこの詩で「本当の孤独」ってのを創ってみたかった。
それでできたのがこれです。

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