セルモータOH

ステップバン
セルモーターのOHとメッキ




エンジンルーム内で、セルモーターに輝きが無く気になっていた。
              また、今使用しているセルモーターは、かれこれ20年くらい使っている。
              故障した時の為に、ネオライフさんにOHしてもらったセルモーターを非常時の為に積んでいる。
              予備の中古セルモーターは沢山あるので、いっその事自分でOHしてみようとなった。
              ついでに本体のメッキ化もやっちゃおうと。






ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-01

                ■永年使って来た、セルモーター。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-02

                ■セルモーターに繋がっている、電源端子を外す。
                 そして、本体を止めてあるボルト2本を抜けばセルモーターは外れる。                 





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-03

                ■セルモーター本体。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-04

                ■セルモーター本体は、結構きつくボルトが入っている。
                 下に当て木をして、ショックドライバーでボルトを外す。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-05

                ■本体のボルトもショックドライバーで外す。                





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-06

                ■エンドフレーム(サイドカバー)を外すと、ブラシが現れる。
                 やっぱりカーボンカスが凄い。
                 ブラシはまだ使えそうな長さだが、交換して上げる事にする。
                 交換しておけば、あと20年は使えるので。 





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-07

                ■ヨークCOMP(黒い筒みたいな物)をずらして外すと、アマチュアCOMP(ローター)が現れる。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-08

                ■この中もカーボンカスで結構汚れている。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-09

                ■サイドハウジング(画像の一番左の物)から、アマチュアCOMPを外す。
                 ピニオンドライブレバー(画像下のフォークみたいな物)は向きがある。
                 組み込みの時に間違わないよう覚えておく事。




ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-10

                ■セルモーターをバラバラにした状態。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-11

                ■両サイドには平ワッシャーが入っているので、これも組み込みの時入れ忘れないようにする事。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-12

                ■メッキするため、剥離剤で塗料落とし。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-13

                ■サイドカバー等、両サイドにはメタルが挿入されている。
                 メタルを抜く事が出来ないので、メッキ屋さんでクロームメッキは出来ない。
                 蒸着メッキでやる事にした。
                 蒸着メッキは地肌がそのまま製品になるので、ドリルにて自分でバフ掛け実施。  





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-14

                ■細かい所は、ミニリューターで磨く。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-15

                ■バフ掛けだけでも、結構ピカピカになった。
                 このままでも良いかな?とも思ったけど、やはり蒸着メッキでピカピカにしてもらわないと。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-16

                ■蒸着メッキが付着して困る箇所は、マスキングをしてあげる。
                 (下段の左と真ん中は、セルモーターとは関係無い)
                 マスキングが終わったら、蒸着メッキ屋さんへ送る。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-17

                ■約1ケ月で、蒸着メッキは完成。
                 クロームメッキと思えるほど、ピカピカの蒸着メッキ。
                 ここの蒸着メッキ屋さんは、最終にクリアーも吹いてくれるので届いたら直ぐに組み込みが出来る。




ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-18

                ■蒸着メッキへ出す前にブラシ周辺は綺麗にしておいたので、残っている作業はブラシ交換のみ。
                 ブラシはホルダーに収まって、バネで下側に押されている。
                 ブラシは、プラスとマイナスの2個のみ。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-19

                ■これが交換する、セルモーター用のブラシ。
                 純正品はメーカー欠品。
                 同等品のブラシ。
                 交換用のブラシにつき、ペンチでカシメられるようになっている。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-20

                ■今まで付いているブラシをホルダーから外し、交換用のブラシのカシメ部が挟める位置で導線を切断。
                 (下にある2個は、今まで使っていた切断したブラシ)
                 本体画像左のブラシは、交換が終わって新しいブラシを取り付けた状態。
                 本体画像右のブラシは、導線をニッパで切った状態。
                 これからブラシを取り付ける。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-21

                ■新しいブラシを導線にカシメたら、カシメたところにハンダを流して上げて完全に接合させる。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-22

                ■導線をむき出しにしておくとカバーに接触し短絡を起こすので、絶縁テープ等を巻いてあげる。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-23

                ■ブラシが当たるローター部は、サンドペーパーで軽く研磨。
                 縦の溝にカーボン等が入り目詰まりしているので、千枚通しで溝掘りして上げる。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-24

                ■組み込み。
                 両サイドに平ワッシャを入れるのを忘れないように。
                 画像には写っていないが、エンドフレーム(サイドカバー)内側のブラシや導線が当たりそうなところは
                絶縁テープを貼っておくと良い。
                 エンドフレーム(サイドカバー)を取り付けるが、間に入るパッキンはガチガチで割れていた。
                 再利用は出来ないので、昔買っておいた純正新品のパッキンを使用。
                 (予備を確保するために、社外品のパッキンを探しておかないと)





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-25

                ■ばらした時の逆に組み込んであげるだけ。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-26

                ■オールメッキのセルモーターが完成。





ステップバン(セルモータ)OHとメッキ-27

                ■取り付けると、こんな感じ。
                 あまり目立たないかな?






                                                    【2009(H21)年7月 作業完了】






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