小森 香折
さん
の 児童書
で、 ちょっと 不思議
な物語
。
うしろの正面
もうじき 12歳 の 暁彦 は、 近所 に住む おじいちゃんが夏風邪 をひいたために、 恒例の家族旅行がなくなった ことに、 がっかり していた。でも、旅行の途中で 柔道部の合宿 にまわるつもりだった 中学二年の姉、 美 夕 はさばさばした顔 をしている。と、そこに 一本の電話が・・・ それは、 暁彦が 生まれる前に 亡くなったお父さんの実家 、王ヶ崎家の使用人・鹿取さん からだった 。 旧家の王ヶ崎家 と、 水野家に養子に入ったお父さん との仲は、もともと 疎遠 で、 お父さんの死後は交流はほとんどなかった 。でも、 鹿取さんだけは例外 で、いつも 暁彦たちのことを気にかけて くれていたのだ。どうやら 鹿取さん は、 王ヶ崎の屋敷で 暁彦の幽霊が出た という騒ぎがあったため、 心配 して電話してきた ようだ。もっとも 伯父の秀蔵は 暁彦の父・伊作の幽霊だといっているらしい。お父さんの幽霊??
その翌日、 今度は秀蔵伯父さんから電話 があった。それは <こんかいの騒動は、 疎遠 なまでいることを良しとしない 伊作からのメッセージ ではないか。王ヶ崎家では 12歳を特別な成人式として祝う風習 があるし、今月の10日には、偶然にも 娘の瑠紅と暁彦君が12歳になる ので、ぜひ 一緒にお祝いしたい から三人で遊びに来てくれないか> というような内容だった。でもお 母さんはおじいちゃん達のことが心配だし、美夕は合宿があるから行けそうにない 。でも、 父のことを知りたい暁彦は、一人で父の故郷・羽護山に行く決心をした! しかし 電車では おかしな格好をしたお姉さんにへんなことを言われ、迎えに来た青年は、態度がすごく悪い。おまけに大の男が、そろってカゴメカゴメをしている場面に遭遇し・・・
なんとなく ファンタジックでかわいらしい表紙 に反し、 内容はけっこう オカルト です。でもって、 足がたくさんあるムシが嫌いな子どもは、読むのをやめたほうがいい かもしれません。なんせ、 ウジャウジャ出てくるシーンがあるので、うっかり想像したりすると・・・ 。ただ、 面白かったので、<そこらは大丈夫!>で、怖い話が好きな子供にはお勧めです!小学校中学年から中学生ぐらいまでですが、大人が読んでも楽しめるかと。
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