本読み日記

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2015年01月07日
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カテゴリ: YA!&児童書

小森 香折 さん 児童書 で、 ちょっと 不思議 な物語
うしろの正面

もうじき 12歳 暁彦 は、 近所 に住む おじいちゃんが夏風邪 をひいたために、 恒例の家族旅行がなくなった ことに、 がっかり していた。でも、旅行の途中で 柔道部の合宿 にまわるつもりだった 中学二年の姉、 はさばさばした顔 をしている。と、そこに 一本の電話が・・・  それは、 暁彦が 生まれる前に 亡くなったお父さんの実家 、王ヶ崎家の使用人・鹿取さん からだった 旧家の王ヶ崎家 と、 水野家に養子に入ったお父さん との仲は、もともと 疎遠 で、 お父さんの死後は交流はほとんどなかった 。でも、 鹿取さんだけは例外 で、いつも 暁彦たちのことを気にかけて くれていたのだ。どうやら 鹿取さん は、 王ヶ崎の屋敷で 暁彦の幽霊が出た という騒ぎがあったため、 心配 して電話してきた ようだ。もっとも 伯父の秀蔵は 暁彦の父・伊作の幽霊だといっているらしい。お父さんの幽霊??

その翌日、 今度は秀蔵伯父さんから電話 があった。それは <こんかいの騒動は、 疎遠 なまでいることを良しとしない 伊作からのメッセージ ではないか。王ヶ崎家では 12歳を特別な成人式として祝う風習 があるし、今月の10日には、偶然にも 娘の瑠紅と暁彦君が12歳になる ので、ぜひ 一緒にお祝いしたい から三人で遊びに来てくれないか> というような内容だった。でもお 母さんはおじいちゃん達のことが心配だし、美夕は合宿があるから行けそうにない 。でも、 父のことを知りたい暁彦は、一人で父の故郷・羽護山に行く決心をした! しかし 電車では おかしな格好をしたお姉さんにへんなことを言われ、迎えに来た青年は、態度がすごく悪い。おまけに大の男が、そろってカゴメカゴメをしている場面に遭遇し・・・

 なんとなく ファンタジックでかわいらしい表紙 に反し、 内容はけっこう オカルト です。でもって、 足がたくさんあるムシが嫌いな子どもは、読むのをやめたほうがいい かもしれません。なんせ、 ウジャウジャ出てくるシーンがあるので、うっかり想像したりすると・・・ 。ただ、 面白かったので、<そこらは大丈夫!>で、怖い話が好きな子供にはお勧めです!小学校中学年から中学生ぐらいまでですが、大人が読んでも楽しめるかと。






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最終更新日  2015年02月10日 14時22分28秒コメント(0) | コメントを書く
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