寝ても覚めても貴方の事ばかり(mi wa koのドールストーリー日記)

寝ても覚めても貴方の事ばかり(mi wa koのドールストーリー日記)

PR

プロフィール

mi wa ko

mi wa ko

カレンダー

コメント新着

mi wa ko @ アナスタシア1107さんへ >どうなっちゃうのー!! > >2年くらい…
アナスタシア1107 @ Re:僕の夏休み。【5】(09/02) どうなっちゃうのー!! 2年くらい前にな…
mi wa ko @ なつ4905さんへ >使役しろといいながら命令の内容が気に…
mi wa ko @ Re[1]:ジュエが二人!?・・・《2》(03/22) 櫻戯さんへ >あぁぁぁぁ!きぐるみ’…

バックナンバー

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月
2025年06月
2025年05月
2025年04月
2025年03月
2025年02月
2008年02月11日
XML
カテゴリ: 【逃亡者】
ザフィア
「って何?」
マアト
「え!? 君DNAも知らないの!?小学校低学年科学の基本中の基本でしょ!?
ザフィア
「・・・・・悪かったな~!
俺の家は山奥の山村で、町まで片道半日掛かるし、どっちにしろ貧乏だったから学校なんて行けなかったんだよ!」
マアト
「ふぅ~ん、なんだ、君も親の居ない子供だったのか?」
ザフィア
「違う、両親は居たよ。
ただ、二人共俺が5歳の頃 事故 で死んじまったけどな。
後は・・・・・まぁ、よくあるお決まりのパターンで俺の事を引き取る親族が居なかったから同じような境遇の子供らとグループを組んで逞しく生きてきた訳だな。

・・・・って何?君もって事はあんたも児童施設かなんかで育ったの?

俺ぁ神父になんてなってるような奴だから、てっきり裕福な家のおぼっちゃんだと思ってたけど・・・・・悪かったな」
マアト
「え?何が悪かったって?」
ザフィア
「え?だって 」 
マアト
「あぁ、僕は別に親なんて今まで必要と思った事なんて ないから何とも思わないけど、他の人間は親が居ないって事に何らかの感情があるらしいよね。

・・・・まぁ、確かに 例え素晴らしい能力があったとしても、今の一般社会では親が居ないってだけで就職もままならないものね、それを考えたらやっぱり親って必要なのかな?とは思うけど」
ザフィア
「あのな~、さっきから有利とか不利とか言ってっけどよ、親ってそんなもんじゃねぇだろ?
もっと~・・・・そう、例えば親が居たらこういう風に一緒に暮らしたいとかさ、親に抱きしめられたいとか・・・・子供だったら誰でもそういう風に思うもんだろうが?」
マアト
「抱きしめられたい・・・・・・?親に?何で?」
ザフィア
「何でって  お前・・・・ 」
ピー!   
コンピューター
『解析完了しました』 
マアト
「あ! どうやら君の身体解析が完了したようだね」
コツコツコツ・・・・
ザフィア
「ってお~~い! 人の話を聞けよ!
マアト
「・・・・ふぅ~ん、やっぱり君の身体能力、凄いよ!
骨密度・筋肉量、内臓・・・・・どれを取っても理想的なバランスだよ。
後は血液の成分分析とウィルスチェック、DNA解析を待つだけだけど・・・・・これはDNAも期待出来そうだな~・・ふふ・・・もしかして君には 【ディファ】の血が入っているのかもね。


ザフィア
オイオイオイ、何で俺が あんな奴ら の仲間な訳?
俺の両親は ちゃんとした 人間なんだからさ、勝手に
俺を あいつらなんかの仲間にすんなよな!」

マアト
「あれ?君って
【ディファ】排除派なの!?
今はもう殆ど
【ディファ】と人類の垣根って無くなっていたと思っていたんだけど・・・・・まだそんな化石みたいな考え方を持ってる人間が居るんだ。
今となっては 【ディファ】と人類のハーフだって産まれているんだからさ、 差別は良くないよ?
彼らの能力は素晴らしいし、それに・・・・・・・・」
ザフィア
「・・・・・・・・ウルセェな~、あんたには関係ねぇだろ?
てかさ、それよりも、そもそも何で俺がこんな目に遭わされなくちゃいけない訳?」
マアト
「まぁ待ってよ、ちゃんと説明するから・・・・・簡単に言えば、僕達は君の噂を聞いてその優秀な細胞を難病の遺伝子治療に役立てられないかと考えていたんだよ。
だから、協力をして貰う為に何度か使者を君の所に送っているのに、それに君が応じようとしないから最終手段でこんな事をせざるを得なかったんだ。
・・・・・でも、どうやら使者と君の間ですれ違いがあったようだね・・・・・。」
ザフィア
「どうやらそのようだね~。
・・・・・まぁ、こんな事をした目的は解ったよ。
でも、どちらにしろ最初から説明されていたとしても、協力する気にはならないね」
マアト
「どうして!?君が世界に蔓延している難病を治せるかもしれないんだよ!?
言わば・・・・」
ザフィア
「言わば・・・?
あんたんとこの教えで言う所の 【世界を救う救世主】 になれってか?
冗談じゃないね! そんな事言って本当のところ何されるか解ったもんじゃないし、モルモットになるなんてごめんだね!」 
マアト
フゥ・・・・
「まぁ、家族 (信者) でもない人間からいきなり有効的に協力を得る事は難しいとは解っていたけれども、思った通り強情だね。
・・・・・まぁいいや、どちらにしても、もうこうなった以上君は僕らに協力せざるを得ないんだからさ。
・・・・・・それにしても、本当に綺麗な筋肉の付き方をしている」
ス・・・・

ザフィア
「は?」
マアト
「首から胸にかけてのライン、上腕二頭筋、腹筋・・・・・本当に無駄の無い綺麗な体してるよ、男の僕から見ても惚れ惚れしちゃうよ」
ザフィア
「おいおいおいおい~~~何勝手に人の体撫で回してんだ~?
急に怪しい雰囲気醸し出してんじゃねぇぞコラ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年02月12日 09時12分53秒
コメント(0) | コメントを書く
[【逃亡者】] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: