寝ても覚めても貴方の事ばかり（mi wa koのドールストーリー日記）

？？？
「は～・・・・もうすっかり春ですね～」

ジョリ
「まだまだ朝方は肌寒いですが、外の世界では確実に春に近づいているんですね～あ、ツクシですよ！帰りに摘んで帰って炒めて食べましょ」

しろくまくん
「お～！ツクシて食べれるんですかいな？この前はふきのとうの天ぷらも作ってはったし・・・嬢ちゃんはホンマに色んな料理知ってますな～？良い嫁さんになるで～」 

ジュエ
「く～ま～」
スリスリ・・・・

しろくま
「は～、それにしてもホンマ、良い天気や～風も無いし、やっぱりこういう日ィがピクニックには１番合 （お） うてるな」
（坊（ジュエ）も今日は大人しいし・・・・）

ポカポカ・・・・・チュン・・・・チチチチ・・・・

ボ～(ﾟーﾟ)

しろくまくん
「 あ～！平和やなぁ～ 　(*´ー｀)o且~~ ホッコリ・・・・ 」

・・・は～ん！　　しろくまは～～～～ん！

しろくまくん 「ん？何や？」

どくろべ～さま
「 し～ろく～まは～ん！助けておくんなはれ～～～～！！ 」 

！？ 

ジョリ
「な・・・・何ですか？」

ド～スドスドスドスドス・・・・・

どくろべ～さま
「嬢ちゃんも助けておくんなはれ～～！！
んもぅ、わてどうして良いのやら～～～～！！」

しろくまくん
「お～どくろべ～はん、頭の上に可愛らしいぬいぐるみを乗せてどうしましたん？
新しいネタですかいな～？」

どくろべ～さま
「そ～そ～、今お笑い界では 【キモカワ 】 （『気持ち悪い』と『可愛い』のありえないような組み合わせ） が流行りやろ？
アンガールズさんとかポイズンガールバンドさんとか
でやな？わてらは【キモ】の部分はもう会得しとるから可愛いの部分をやな～・・・・
って 誰がキモイねん！？ 」

しろくまくん
「おお～～！流石わての相方！
咄嗟の自然なボケツッコミに益々磨きが掛かっとるわ～
こりゃぁわてもオチオチしておられんな～」

どくろべ～さま
「や・・・そういう事やなしに」

ジョリ
「ジュエ！？
ジュエではないですか！？あなたいつのまにどくろべ～さまの頭の上に乗ったですか！？」

どくろべ～さま
「ちゃうちゃう！！
嬢ちゃん、ジュエの坊は後ろにおるがな～！ややこしくなるからやめて～！
ド近眼なんやからちゃんと普段からメガネ掛けてぇな～」

ジョリ
「あ・・・あら、失礼したですよ・・・・・あ、本当だ、この子・・・違う子ですよ？
どこのお子さんですか？」

どくろべ～さま
「それが分からんから苦労してますねん。ほれ！坊～～～！！ （あまりにも乱暴なので、どくろべ～さまの中では坊 （男の子 ）決定）
到着したから起きや？」

？？？
「あい？」

ピョン

ジョリ
「あら可愛らしい
・・・・それで？助けてと言ってましたがどういう事ですか？」

どくろべ～さま
「よう聞いてくれました！
それがですな～、かくかくしかじか・・・・・」

ジョリ 「ふ～ん、そういう事ですか～、事態は飲み込めたですよ」

しろくまくん
「嬢ちゃん凄！『かくかくしかじか』だけで全て事態を飲み込みおった！」

ジョリ
「登録文字数対策の為ですよ
それにしても、困ったですね～、お嬢ちゃん・・・・・かな？男の子？
お名前は何て言うですか？」

？？？
キョトン
「おあ？」

ジョリ
「お名前ですよ？お名前。
私はジョリ、ジョ～リ！お・な・ま・え！」

？？？ 「おなあえ？」

ジョリ
(^ー^)ニッコリ 「そう、お名前」

？？？ 「・・・・・・・・。」

ジョリ
「う～ん、無理・・・・ですかね～？」

？？？
ボソ・・・・
「 おなあえ・・・・・しなも・・・ 」

ジョリ 「・・え・・・？何て言ったですか？」

？？？
「おなあえ・・・・しなも」

ジョリ
「お名前・・・・し・・なも・・・ 【シナモ】 ですか！？」

？？？
「 しなも！ 」
(^ ∀ ^)ニッコ～リ

どくろべ～さま 「おお～！流石嬢ちゃん！坊を扱い慣れてるだけあって扱い方が上手いわ～！」

ジュエ 「しなも？」

ピョン

シナモ 「ぷ？」

ジュエ 「じゅえ！じゅえ～～！」

シアモ 「じゅえ？」

ジュエ 「じゅえ！」 

ジュエ・シナモ
( ^ ∀ ^) (^ ∀ ^ ) ニッコ～

シナモ 「じゅえ！」

ジュエ 「しなも！」

キャッキャキャッキャ

しろくまくん
「お～！流石似た者同士、単語だけの会話で打ち解けおうたわ～」

ジュエ 「く～ま！」

しろくまくん
「へ？(ﾟーﾟ)」

シナモ 「くま？」

ジュエ 「くまくま！！」

( ^ ∀ ^)人 (^ ∀ ^ ) ニッコ～

ハッ

しろくまくん （な・・・何かイヤな予感・・・・・！！）

ドスンドスン

キャッキャキャッキャ

しろくまくん
「 ぎゃ～～～～！！
こら坊！！いくら毛皮言うてもそないにポンポン跳ねられたら痛いがなっ
堪忍して～～～な！ 」

ドスンドスン

ジョリ
「ジュエ今日は新しいお友達も出来たし、しろくまさんにも沢山遊べて貰えて良かったですね～」

どくろべ～さま
「や・・・嬢ちゃん、あれは遊んで貰ってると言うより、むしろ、しろくまはんが弄 （もてあそ） ばれているような・・・・」

ブ～チブチブチブチ・・・・

しろくまくん
「 ぎゃ～～！
だからわての毛ぇは抜くな～言うのにぃ！ 」

どくろべ～さま （しろくまはん・・・・・・お気の毒に・・・・）

チーン

こうして、またこの町に可愛らしい住人が一人増えたのでした