発達障害家族~幸せ満喫happyライフ~

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2011.07.23
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カテゴリ: 発達障害のこと

発達障害について、カテゴリーを作ってみたけど、書くことあるかな?と思ってしまった。
「障害、か・・・ふーん」
それで終わる。

もともと、結婚して、子供が生まれて、旦那の性質(特性)に注目せざるを得ない事態になって、
夫婦間のイザコザの内容と理由、状態の観察をし、本を読みネットを調べて・・・その頃が一番、煮詰まっていたのではなかろうか。
今は、喉もと過ぎれば・・・ということで、もう何も問題がないのだ。

しかし、その当時の困惑は、結構すごいものがあった。
なにしろ、大好きな人と、何故か通じない「もの」があるのだ。
「う~ん、う~ん、なんだろ。彼の人柄は信頼しているし・・・会話だ。会話している時に感じる違和感。
今までやりとりした人間とは、確実に異なる反応をする箇所がある。どこかの言葉で、ひっかかると、とたんにダメになるよな。
う~ん、会話が苦手とはいえ、機嫌が悪くなると、友人達の前でも、平気でそのモードで私とのバトルをするのが流儀だと信じて疑わないし・・・」

と、言葉だけでなく、客観的に、総括的に自分のおかれている立場を見たり
突然の激高の後、相手を泣かせても急にもとに戻って、数分前の出来事を綺麗さっぱり忘れているような所。
私が旦那と「一緒にいてもひとり」だと感じてしまう、人が見えていないかのような、家庭内での行動。

これは~何かがある、何かが、変だ、と思っておかしくない。

夫婦として、親しくなれば親しくなるほど、私が「同じ考えを持っている」前提で話をし
「同じ物の見方をしている」ことが前提で、なぜわからない、と怒り、
私に感情や気持ちがある、ということを想像できないように、「八つ当たりして怒りをぶつけて」すぐに
すっきりしたら、ニコニコとやりとりをする。
豹変の仕方が、尋常じゃない瞬間が、数回あったのだ。

人間関係上、相手に理不尽な八つ当たりをして雰囲気をぶち壊したり相手を泣かせたら
関係が軋むので、その直後すぐに仲良くなぞできないだろう。マイナスな方向へ行くのは当たり前である。
それが、理解できない。

何度も、急に人間関係が終わったことがあると聞いたが、さもありなん。
相手を攻撃して、まるで敵に対するように、怒りでもって 「その後の関係の継続へどう影響するか」
全く考慮せずに、言動を繰り返せば、相手は嫌になって逃げていく。

結婚したからといって、永遠と一緒にいるわけではない。
そこには、お互いを「大切にする」言動が必要だし、お互いを尊重し、「違う人間同士」である前提で
「異なる考え方」を、受け入れたり、受け入れられなければ、それを伝えて穏便にまとめる「歩み寄り」
が必要になる。
それが全く理解できないようであれば、 一人で生活している自分の中に、他人を一生懸命押し込めようとする
「相手を無視して自分と同化させる」ような
シュールな世界になってしまう。


とにかく、旦那を良く知ることにした。
その上で、彼に感じる違和感をピックアップし、「アスペルガー症候群」にたどり着いた。
彼が私に断片的に伝えていた彼自身についての内容が、より具体的に書いてあった。
「一緒にいてもひとり」という本を読んで、確信した。
夫婦間のトラブル、定型と非定型の異文化衝突、すべてが、びっくりするほど一致していた。

謎はとけた。
とけたら、それでもう、私の中では問題はほぼ解決していた。
わかれば、対策がとれる。改善のやりようがあるのだ。
なら、話ははやい。
旦那への、説明の仕方も、アスペルガーの人の特性を考慮して、ああすればいい、こうすればいいと
書いてあるのだから、そこに気をつけて伝えれば、内容は的確に伝わるのだ。

結果、そのとおりだった。
特性を理解し、意思疎通しようと思えば、きちんとできる。相手のペース、苦手なこと、できないこと、こうしたら楽になること、それをマスターすれば
夫婦間の交流も、人間関係の構築も、簡単。

ありがたい世の中である。一人で悩まなくても、本が、ネットが教えてくれる。そして、相談相手であるプロも、簡単に見つけられるのだ。

旦那との関係はその後急速に改善し、年々熟成し、出会って最初の頃のラブラブモードにまで戻った。
もともと、彼は魅力的な人なのだ。
同一化さえしなければ、人と人として、素晴らしい付き合いができる。

彼にそっくりな子を産むのが私の野望であったが、それもかなった。子どもの話は、また別に書く。


旦那の「発達障害について」の謎や問題点は、すでに何年も前に解決して終わってしまった。
だから、「障害か、ふーん。」と、もう過ぎ去った事のように感じてしまうのだった。






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Last updated  2011.07.24 12:56:00
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