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リンロン88

リンロン88

2005.04.25
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カテゴリ: 起業
2003年に北米事業の撤退がきまった時、家族をどうするか、本当に悩みました。

会社から派遣されている出向者・駐在者というのは、当然担当する事業が撤退となればその国から日本へ帰国することになります。

普通であれば、駐在員ビザで家族もアメリカに居住しているので、その駐在員自身が帰国することになれば、家族の意向や子供の教育の状況がどうあれ問答無用に全員帰国せざるを得ないことになり、多くの出向・駐在者のかかえる一つの大きな悩みを生み出すことがよくあります。

私の場合、幸か不幸か、アメリカ滞在が10年を超えた時点で子供の教育はアメリカでやろう、と家族で話し合って決め、そうできるためには、万が一帰任になったとしても家族だけでもアメリカに残れるようグリーンカードを申請していました。

実にぎりぎりのタイミングだったのですが、2002年の6月にそのグリーンカードを手に入れることができた矢先、その8月には本社機構の組織変更のあおりを受けて、私の担当していた事業の北米撤退、日本集中が決定したのでした。

それから半年、2003年の春には全従業員を整理し、工場をたたみ、製品のサービス体制を確立するために私一人、6月までアメリカに居残り、最終、日本に帰任したのです。

その時に、グリーンカードがあったために逆に悩みました。

本当に家族を残して日本へ逆単身帰任して今の会社に勤め続けることがいいのだろうか、それとも、やはり家族ともども日本へ帰国し、日本語がろくにできない子供達は私立のそういった環境の学校か、あるいはインターナショナルスクールなどへ通わせた方がいいのだろうか、と。

結局、グリーンカードを申請した時の意志に沿って、逆単身帰任を決め、2003年6月末に、私一人日本に帰国しました。




アメリカでのいろいろなしがらみから、その年は再度アメリカへの出張も2度ほどあり、そのたびに家族のところへ寄り、何度も話し合いました。

そうするうちに、やはり家族は一緒に住むべきだ、という考えが次第に強くなってきて、では、どうしたらそうできるのだろうか、という方向に考えをむけてゆくことになりました。


その「どうしたら」の一つに、日本からアメリカへ戻る、ということは、ほとんど100%の確率で、その時勤めていた会社を辞めなければならない、ということを意味していたため、当然のことながら「経済的」にどうやったら暮らしていけるか、という問題がありました。

単純に生涯収支などの観点から考えたら、間違いなく会社に居続けた方がいいのは明らかでしたが、幸いにも「早期退職制度」なるものがあったため、その経済的なダメージを幾分でも和らげることができることを知りました。


会社を辞めてから、どうしてゆくか、その考えを少しでもまとめるために、町を歩いていてふと目に入った、「商工会主催 創業塾」というものに参加することにしました。

2003年の夏、帰国から2ヶ月目のことでした。


創業塾そのものは隔週土曜日に一日中、商工会の創業塾セミナーに参加し、全5回でいろいろな考え方やら起業のしかたから、資金調達、事業計画の立て方などなど、それはそれで結構面白く、またためになる内容がたくさんありました。

しかし、何と言っても、一つの会社に20数年勤めてきた私にとっては、こういった外の空気、というか、いろいろな業種、いろいろな状況の人が一堂に会して、一つの「創業」「起業」という目的のために集まっている、ということ自体が新鮮でした。

どんなセミナーでもそうですが、そのセミナーの内容はともかく、こういったものに参加する一つの大きな利点は志を同じくする人と交わることができる、ということだと思います。

内容を学ぶだけなら、通信教育でも、あるいは本を読むだけでも、より多くの情報が得られます。

しかし、人と会い、人と話し、そこからいろいろな刺激をもらう、ということは、やはり実際にこういったセミナーなり、「塾」に参加しない限り得られません。




最近、久しぶりにこの掲示板を訪れてみたら、なんと、私のこのブログのことで書き込みが入っており、ここにも私を応援してくれる人がいたことを知りました。


人がひとりでできることには当然限界があります。

どんな人でも、人との協力・連携なくしてはなにも出来ません。

昨今、セミナーがはやっているようですが、その一つの目的は、こういった人的ネットワークを作る、ということでしょう。

そうでなければ、DVDセミナーや本で間に合います。




今、こうした創業塾への参加などを経て、最終的に「早期退職」を選択し、こうしてアメリカに戻ってきて家族と一緒に暮らせるようになりました。

経済的にはまだまだですが、この選択は今のところやはり正解だったと思っています。

そう思える中で、まだ続いているこの創業塾の人的なネットワークと言うものも、今の私にとっては、過去の20数年勤めていた会社の仲間との交流と同様に、価値があるものだとあらためて感じています。

人と人とのネットワーク。

これからも大事にしていきたいし、また新たなネットワークの構築にも積極的でありたいと思うこのごろです。




一位追撃ばかり意識していたら、あれれ、という間に、3位転落です。
でも、今日から明日への切り替わりの時点を確認してみないとなんとも言えませんが、まだまだ諦めるのは早いと思っています。


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Last updated  2005.04.25 21:29:48
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Re:創業塾(04/25)  
リンロン88さん、再訪です。

この日記を拝見し、リンロンさんの生き様を見せて頂きました。

結果的にご家族と共に、そちらで暮らされることをご決断されたこと・・・

信じた道を進まれたこと・・

そんな生き方に、同じ男として感動いたしました。

また、ボク自身も人と人との「ご縁」を非常に尊重しております。

私の学び舎は、私が先生であり、皆様方が先生なのだと思っております。

ありがとうございました。

感謝!「合掌」 (2005.04.25 22:11:56)

Re[1]:創業塾(04/25)  
リンロン88  さん
おぎゃりん6873さん
>そんな生き方に、同じ男として感動いたしました。


☆ありがとうございます。そこまで言っていただけると、まだまだ不安がある身としては、多少でも心が休まります。

>また、ボク自身も人と人との「ご縁」を非常に尊重しております。

>私の学び舎は、私が先生であり、皆様方が先生なのだと思っております。

>ありがとうございました。

>感謝!「合掌」
-----
私もこのブログを始めてからいろいろなところを見させていただき、本当に勉強になっています。

おぎゃりんさんのブログもいろいろ気付きを与えていただいています。

ありがとうございます。 (2005.04.25 22:42:04)

Re[2]:創業塾(04/25)  
マスクM  さん
リンロン88さん

 素晴らしい生き方に 声援を送ります。 (2005.04.26 00:53:28)

Re[3]:創業塾(04/25)  
リンロン88  さん
マスクMさん
>リンロン88さん

> 素晴らしい生き方に 声援を送ります。
-----
ありがとうございます。

でも、そうおっしゃっていただくと、多少なりとも「後ろめたい」気がしてしまう部分がやはりあります。
本当の自分はそんな「素晴らしい生き方」なんて言われるような生き方はしていない!って。

でも自分の選択には自信を持ってゆきたいとは思っています。 (2005.04.26 01:10:32)

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