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リンロン88

リンロン88

2005.05.18
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カテゴリ: 起業
まさか、今さら資産形成における複利の威力をここで書こうとは思わない。

そんなことは、このHPを訪れる人はとうにご存知のはずであろう。

その真髄は「時間を味方につける」ということにある、と思っている。

しかし、いろいろな本でこの「複利の威力」が語られる時、当然いくつかの前提条件がある。

その前提条件の一つは、定期的にこつこつとあることを継続すること、そして、もう一つは、それらの種が大きく育つのは少なくともプラスの利回り(あるいは金利)があることである。

これは当然の話であるが、ここで、ふと考えた。

この「複利の威力」というのは、もしかすると「お金」や「資産」だけでなく、「人間の能力」にも適用されるのかもしれない、と。


人が能力を伸ばそうとか、ある技能を向上させようとするときに一番役に立つ方法の一つとして「習慣づけ」がある。

たとえば、うちの子供たちを見ていても、一日10分とか15分とかの時間をピアノなどの練習に当てている。



それも、かなりの場合、親から(と言っても、上さんからだが)言われてしぶしぶやっている。

それでも、5年も6年もやっていると、それなりの成果となって現れてくる。

この「能力」や「技能」の向上に対する「こつこつとやる積み上げ」というのは、「資産形成」に対する「複利の威力」と同等と言えるだろうか。


まず、初めに挙げた「複利の威力」の「前提条件」の二つのうち、一つは「定期的に行う」だから、これはいい。

問題はもう一つの「少なくともプラスの利回りを持つ」という方である。

ちょっと考えると、これは「否」と思える。

この種の積み上げは、知らず知らずに積みあがっていくにしても、「金利」はなく、ただの足し算に見える。

でも、よく考えてみると、息子や娘にとって、一日同じ15分のピアノを練習する、その15分が、始めた頃の15分と今の15分は同じだろうか、と考えるとどうも違う気がする。

同じ15分の練習でも、それまで蓄積されてきた「能力のレベル」に基づいた15分であって、元となる「能力のレベル」が高ければ高いほど、同じ時間の練習が上げる効果は大きいような気がする。

反面、人間の能力、技能に関しては、資産形成に複利を適用する場合には見られない大きな特徴がもう一つある。


それは、記憶にしても能力にしても一定期間、間を置くとそれが目減りする、という事実である。



つまり、時間が経ってもある部分は残るにしても、初めの短期間での目減りがかなり大きくなるに違いない。

だからこそ、定期的に少しでも「継続」することが、資産形成に対する複利の効果に比べてもはるかに重要になるのではなかろうか。


こういったことを考えると、あるプラスの効果を持つ行動の習慣化、というのはやはり意味があると考えられる。

たまに何かを思い立ってやろうとすると、結構な精神的努力が必要なものであっても、それを習慣化することにより、本人にとってはそれほどの努力を必要としないレベルまで持っていくことができる。

そして一年、二年それを継続すると、その努力の結果は単なる足し算以上の結果を生むのではないか。



その意味で、こういった「行動の習慣化」というものは、「能力」や「技能」の向上に対する「複利の威力」と言えるのではないだろうか。






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Last updated  2005.05.18 21:57:44
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成長曲線  
原田ミカオ  さん
こんにちわ!能力の成長は、最初のうちは徐々に、ある段階から急激に、ある程度まで伸びると伸び悩むという、S字形を横にしたような、いわゆる成長曲線になるように思えます。数学的にS字を作ると、ゴンペルツ曲線とかロジスティック曲線とかになるそうですが。

個人の資産運用も、じつはこれに近いんじゃないかと、思ってます。最初はケチケチと貯めて、ある時から急激に増え始め、ある程度までいくと伸び悩む。指数関数的に増えるのは中ごろの伸び盛りのころ、ある程度までいくと保守的運用となって、高原状態で安定する。こんな感じじゃあないでしょうか。 (2005.05.18 23:28:54)

Re:成長曲線(05/18)  
リンロン88  さん
原田ミカオさん

-----
実は考えながら書いていたので、途中から能力が無限に向上することはない、という現実をどう捉えるか、ということを考えていたのですが、結論がでないまま、その途中までは少なくともこう考えられる、ということではしょっちゃいました。(笑)

多分、能力の減衰そのものも能力の向上にしたがってその絶対値(そんなものがあるとして)が大きくなってきて、同じ時間の練習ではその減衰さえも取り戻せない点がだんだんと大きくなり、ある一定以上いくと例え一日中やっていても現状維持が精一杯になる時点がやってくるのかな?っと。
ただ、そこからが人間の素晴らしいところで、例えばピアノにしたら技巧的には頂点を若くして極めても、年齢を重ねるにしたがって「円熟」という形での変化はあり続け、それはそれで単なる「上達」ではない部分でも向上が有りうるのだと思います。

資産運用も同様で、「思い」のレベルによって、そのサチる所は違っても、やり方さえ考えれば、人間の「円熟味」に相当する「資産の安定性」が増すのではないか、と考えますが、どうでしょうかね。
(2005.05.18 23:45:59)

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