あばら家のバラ

あばら家のバラ

野原の生き物 雉






田んぼがある場所には
真中に小川が流れていた
両側には林があって
かなりの距離でこの地形が続いていた
林の奥には畑があり
冬の農閑期の時期に
何も植わっていない畑に砂煙を上げて
ドスドス駆け出している生き物がいた
ニワトリか?
いやもっと大きいし尾が長い
顔に真っ赤なほっぺたみたいな
ものがついている
えぇっ!キジ!
始めてまじかで見た!
キジは駆け出すのか!
おかーさんにはまたも
始めての見聞だった
それはあるときは
ケーンと鳴きながら
林から田んぼを越え向かいの林へ渡った
やっぱりキジはケーンと鳴くのか
キジも鳴かずば...という通りの声
大きな体だった
林の中にいれば目立たないものを

またあるときは
林から出ようとしていた所を
散歩していたおかーさんと
出会い頭に目が合い
キジは驚いて飛びのいた!
おかーさんも然りである

雄のキジがいるときには
近くに雌がいるという
雌の姿はみえなかった
生き物を見たら
おそわれる、刺される
感覚しか持っていなかった
野生の鳥、キジと目が合うことなど
ありえない
考えられない出来事だった





(c) 2010 abarayabara.



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