あばら家のバラ

あばら家のバラ

鳥の楽園 メジロのえさ


メジロのえさ



よくいわれているミカンのえさ 庭の片隅のフェンスに
針金でくくりつけられたミカンは
メジロとヒヨドリの
ジューススタンドだった
ヒヨドリは体が大きいので
小さな温州ミカンは
一日でなくなってしまう
メジロはまるでおこぼれに
あずかっているようである

それでも
メジロは頭がいい鳥だと
おかーさんは思っている
条件を覚える事ができるのである
朝、庭の雨戸を開け
ガラス戸を開け閉めする音を
覚えていて雨戸が開いたら
ミカンがつるされるのを
覚えたのである
どこかで見て待っているらしく
すぐやってくる

この餌は
春、桜の花が咲くまで続けられる
桜は今年も満開になり
みんな来なくなったので
おかーさんは
ミカンをつるすのを止めた

ある時
庭でおかーさんが
庭木の手入れをしていると
誰かやって来た
だれ?
と見上げると、なんとメジロと
目が合ってしまった
ミカンないの?
と催促しているように鳴いて
見下ろしているのだった
もうミカンはないよ
自分で餌とってね
そしてメジロは庭に現れなくなった

また来年、柿の実がなくなる頃に
ミカンをつるしてあげよう
メジロが毎日来てくれるように





(c) 2010 abarayabara.



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