あきゅらのちょっと休憩

あきゅらのちょっと休憩

第十章・・父の試練その二。

第十章・・父の試練その二。

9時間の大手術は終え、見事に一級身体障害者となった。
その人工弁は、定期的に開閉する音がそばにいるだけでも、
「・・・パカッ。・・・パカッ。・・・」と聞こえる。

人工大動脈ゆえに、血液がくっついて凝固する恐れがあるため、
一生薬を飲まなければならなくなった。
しかも、その薬に対抗するがごとく、悪作用をする納豆菌も食べてはいけなくなった。
父の事も、一連の流れを振り返ってみると、東京の会社でもしあの時、
プロジェクトが成功し続け、東京にいたなら心臓破裂で天に召されていただろう。
しかし、マイナスと思われることから主はプラスへと導いてくださったのである。


「神のなさることは、すべて時にかなって美しい・・・」
伝道者の書3章11節

と書いてある通りである。

その後、自宅で療養し半年遅れで神学校での学びが始まった。
また、試練の時が来た。今度は脳梗塞だ。
幸い軽い脳梗塞だったので、大事には至らなかった。
少々記憶障害は出たものの、神様の恵みで今は元気に札幌で過ごしている。


全てはこの御言葉で締めくくりたい。
「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、
神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」

ローマ人への手紙8章28節


主様に全ての御栄光と感謝を捧げつつ・・・。


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