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2006.12.02
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カテゴリ: Premier League
ユナイテッドがラーションを獲得した。
1月1日から3月12日までのローン移籍で、金額面については公表されていない。


最初にこの記事を見たときの感想は2つ。
1つは「マジでっ!」。
もう1つは「何で今頃?」だった。
昨シーズンまではバルセロナに所属しチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献したラーションは、
故郷でサッカー人生を終わらせるためにスウェーデンのヘルシンボリに移籍した。
だからこそ何故ユナイテッドに来るのかが分からなかったし、
まだ冬の移籍市場が開いていないこともあったのでこの時期の発表が分からなかったが、



さて、ラーションがユナイテッドに、たとえ3ヶ月でも加入することでどうなるかを考える。

ここ最近のユナイテッドのスタメンを見るとほぼ固定されている。
そしてサブメンバーを見ても守備的選手ばかりで、攻撃的選手の名はほとんどない。
スールシャール、スミス、パクの長期離脱もあるのだが、
逆に言えば攻撃陣の選手層の薄さ、つまりはオプションの少なさに言い換えることができる。
しかもこれから1月にかけてはプレミア特有の超過密日程が待ち受けている。
そこでラーションが加入することで選手層は厚くなり、オプションも増える。
特にラーションはセルティック時代は不動の先発で、クラブ史上最高のレジェンドと今でもファンに崇拝されているほどのゴールゲッターだった。
バルセロナに移ってからは途中出場が多くなったが、
言葉に偽りがないほどに活躍し結果を残してきた。
それはアーセナルとのチャンピオンズリーグの決勝を見ても分かるのだが、

どんなタイプの選手とも共存できつつ、これまで結果を残してきたのだ。
ジョーカーのように使えるラーションが加入するのだから攻撃に関して言えば、
疲労面、戦術面などにおいてユナイテッドの戦力があがるのは間違いない。

ただし、ラーション中心の戦術になってはならない。
先にも書いたように3月までの期間限定である。

以後はラーション抜きで戦わなければならない。
基本的に現在の先発のサハとルーニーが中心で、
ラーションはスーパーサブや中心2人が休暇を取るときの先発という起用法が
今後のユナイテッドにとってはベストなのである。


ここまでは良いように書いてきたが、
ラーションが入ることが必ずしもいい方向に進むとも限らない。

ラーションが加入するということは、その分ポジションが1つ減るということである。
さらに冬の移籍市場でユナイテッドの獲得候補に挙がっているのが
チャールトンのベント、スパーズのデフォー、AマドリーのトーレスとFWばかりである。
全員獲得することは金額的にも選手的にも間違いなく有り得ない。
しかし噂が挙がるだけで不信感を募らせるのも仕方ないことで、
特にスミスあたりがクラブを去りそうな予感がする。
別にスミスがお気に入りだからということではなく、
ユナイテッドの戦術を知っている選手が他のクラブへ去ってしまうことに危機感を覚えるのだ。
冬の移籍市場でそれほど人数が動かないのは、
シーズン途中からクラブに加入する難しさが1つある。
完成されつつあるクラブの戦術に1人、何も知らない選手を入れるだけでチームは混乱し、選手同士の動揺を招く。
今年1月に加入したエブラとビディッチも今でこそ先発の座を掴んでいるが、
加入当初は自身の能力を疑われるほど機能せず、獲得は失敗だったと言われていた。
それほどサッカーと言うスポーツがデリケートだからこそ、冬に動くクラブは少ない。
ここでベントかデフォーかは分からないが、補強に成功したとする。
現存FWは自身の出場機会や将来を考え、移籍を決断する選手もいるかもしれない。
その代わりの補強選手がどれくらいで戦術にフィットするかは誰にも分からない。
3月まではラーションが穴を埋めるにしても、ラーションもフィットするまでの時間は未知数である。
そしてラーションが抜ける3月以降は、もし市場で現存選手が抜ければ頭数は現在と変わらず、
戦術面で言えば落ちている可能性も否定できない。
だからこそ(おそらくスミス)冬の市場での放出は避けなければならず、
補強にしても色んな意味での即戦力タイプの選手を見極める必要がある。


おそらく今の流れで行くと、
ユナイテッドとチェルシーの差はそれほどつかず、拮抗したまま終盤を迎えることになると思う。
その頃には怪我人も戻っているだろうし、テンションも上がっているはずである。
年末年始の過密日程も1つの山ではあるが、勝負は4月である。



ほな、また。





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Last updated  2006.12.03 00:22:32
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