本艦 マコロン

本艦 マコロン

・鬼塚ツヤコ

■ラヴーなBL小説家

■鬼塚ツヤコ
*作品紹介*


【いっそ、熱病のキス。/プランタン出版プラチナ文庫】
<イラスト:門地かおり>
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『まるで、灼熱のキス。』続編。木崎は求められるままに柴賀に溺れ、前より一層愛しさを感じるものの、それと同じくらい彼に恐れを抱いている。一方不幸な生い立ちである柴賀の心の闇は根深く、木崎の自分に対する恐れを見透かすように、木崎の愛に不信感を募らせる。
深く体を重ねながらもすれ違いの日々を送る中、些細な言葉が引き金になり逆上した柴賀は、木崎を手錠で拘束し責め苛むという暴挙に及ぶ。木崎は柴賀のためならこのまま飼われてもいいとさえ思う反面、彼を闇から救い出し、共に生きる事を強く望んでいた…
柴賀の壮絶な生い立ち・暗い過去、そして木崎との出会いのエピソード『空の色』、門地かおり先生の口絵カラー4P収録。
相変わらず柴賀の愛は捻れに捻れ、痛々しい程。ですが、彼が木崎に対して非情な扱いをすればするだけ、木崎への愛と執着がひしひしと感じられるのは皮肉なものです。柴賀の生い立ちを知る木崎だけに、手錠拘束などという仕打ちを受けてもなお柴賀を本気で憎めない、むしろ愛しいとさえ感じてしまう彼は強いのか、やさしすぎるのか…
短編『空の色』はずっと気になってた柴賀と木崎の出会い、もとい、柴賀が木崎を見初めた(なんて柴賀に似合わない言葉だろう…)エピソードが読めて幸せでした。もぅ~ひと目惚れだったんじゃ~ん!

おすすめ度 ★★★★★
2005.3.20


【まるで、灼熱のキス。/プランタン出版プラチナ文庫】
<イラスト:門地かおり>
まるで、灼熱のキス。 ( 著者: 鬼塚ツヤコ | 出版社: プランタン出版/フランス書院 )
某少年マンガ誌の某ボクシングマンガが下敷きになっているおはなしのようですが、そこはおもしろいので許しましょう(偉そう…)!
同階級のプロボクサーの木崎と柴賀。平凡な家庭ながらも両親に愛されて何事もなく生活する性格も平凡で温厚な木崎、かたや不幸な生い立ちと環境の中、他人を拒絶することで自分を守り続け、抜き身のナイフのように危険な柴賀。ある時柴賀にむりやり犯されてしまった木崎は、その後も柴賀との体の関係を余儀なくされるものの、しだいにその快楽に、彼に服従する悦びに溺れていく…。常に柴賀が優位で木崎を翻弄しているようでありながら、木崎の気持ちよりも柴賀が木崎を想う気持ちの方が上なのではないかと思う。人を愛することを知らない男がある日突然芽生えた感情が愛だと解らずとまどい、素直に好きだと認めたくないあまり、「気に入らない奴」と間違った感情の変換をしてしまうものの、頭よりも体が先走ってしまって…そんな切羽詰まった柴賀がかわいくもある。つまり、「きらいきらいも好きのうち」というあれですね。しかし鬼畜な柴賀と被虐的な木崎のこれでもかというほどの濃厚なエロシーンはごちそう様という感じ。門地様の麗しい、そしてエロ~いイラスト、付録マンガも最高な逸品でございました。

おすすめ度 ★★★★★
2005.1.21


【濡れた吐息で奪われて/角川ルビー文庫】
<イラスト:門地かおり>
濡れた吐息で奪われて ( 著者: 鬼塚ツヤコ | 出版社: 角川書店 )
元モデルで若手俳優の香原夏が急遽出演することになった年末時代劇の撮影現場で、同い年にしてその演技力を世間に知らしめ、自ら劇団を立ち上げている実力派俳優、辻堂崇弥と出会う。夏は崇弥に「カラダで仕事をもらっている」と誤解され、乱暴にカラダを奪われてしまう。その後も何度も崇弥にひどい扱いを受けるが、辻堂の鋭い眼光と圧倒的な存在感のある演技力、そして時折無意識に見せるやさしげな仕種が夏を惹きつけどうしても嫌いになれない。
辻堂はクールで鬼畜なくせに、夏が他人と関わるごとにあからさまに不機嫌になったり邪魔をしたりと、ジェラシーの固まりみたいになって、そんなとこがかなり歪んでるけど愛が感じられるのです。

おすすめ度 ★★★★★
2005.1.26


【不純なまなざし/プランタン出版プラチナ文庫】
<イラスト:紺野けい子>
画像なし
一見ボクシングなどに縁がなさそうな繊細で中性的な顔立ちの宮路は、川野ジムの練習生でアマのボクサー。大阪からジムにやって来たスーパーライト級新人王・國義とは初対面からソリが合わなかった。人間嫌いの宮路の気持ちも考えず、ずかずかと宮路の心の中に踏み込んでくる國義に憤りつつも、その強引さに惹かれていく自分もいて…。
自慰してるとこ覗かれちゃうとか、電車でイタズラしちゃうとか、手錠プレイとか、ちょいネタが私的に楽しかった。きれいで無口でプライドが高く人間嫌い。それに加えて、幼年期にその顔のせいでいろいろイヤな思いをしたトラウマから性的なことに対して禁欲的という宮路のキャラもなかなか。宮路のことを好きになってからの國義は強引ながらも一生懸命な一途さがいい感じ。
『まるで、灼熱のキス。』の前作にあたる作品で、その中にもちらっと彼らがお目見えしてます。

おすすめ度 ★★★★☆
2005.2.11


【狂おしく恋に堕ちる。/プランタン出版プラチナ文庫】
<イラスト:やまねあやの>
画像なし
斎は初めて近衛に会った瞬間恋に堕ちた。近衛は銀行の頭取を父に持つ近衛の妹・和佳子と「金目当てでつきあっている」と斎を侮辱し、融資する見返りとして斎のカラダを要求してくる。見返りとしての行為でもののように近衛に扱われる斎は、苦しみながらも抗うことができず…。
近衛がイイ。何も言わずにいろいろなところから斎を水面下で助けている近衛がなんとも男前です。
「お前が俺だけのものになるなら、大事にしてやる」って、殺し文句?
カッコよくて玉の輿で大事にしてくれる男前に見初められた斎が純粋にいいなぁ~とか思ったりして。

おすすめ度 ★★★★★
2005.2.11


【その冷ややかな唇で/角川ルビー文庫】
<イラスト:門地かおり>
画像なし
大学院生の八尋は研究室の室長であり助教授でもある比良坂にずっと恋い焦がれている。研究者としての才能と知己に溢れ、何よりもその伶俐な美貌に引き寄せられ、彼の身辺は色恋沙汰の噂が絶えない。そんな比良坂に八尋は「好きな男のかわりに抱いてほしい」と苦し紛れの嘘をつく。比良坂は体だけの関係という八尋の提案を受け入れたびたび八尋を抱くが、感情の伴わない比良坂との行為に八尋は彼を愛するあまり苦しみが募っていく…
誰にも執着しない性質の比良坂が徐々に八尋に溺れ、八尋の親友海崎に対する嫉妬と八尋への執着は怖いぐらい。気持ちを確かめあってからもあんな病的に独占欲を露にして、八尋のこれからの苦労お察しします…。

おすすめ度 ★★★★★
2005.2.15


【バスルームでキスをして/プランタン出版プラチナ文庫】
<イラスト:樹要>
バスルームでキスをして ( 著者: 鬼塚ツヤコ | 出版社: プランタン出版/フランス書院 )
唯一の肉親だった母を亡くした景は、遠縁にあたるという一卵生双生児の千賢と穂高の家に居候することに。顔は同じだが、千賢はやさしく理知的、穂高は無口で不器用と性格は正反対。子どもの頃からバスルームが一番安らげる場所だった景は、考え事をする時でもバスルームへ。そんな景がいるバスルームへ毎晩現れ景を癒してくれる男が、千賢なのか穂高なのかわからないままキスやそれ以上のこともされてしまい、双子の間で景は戸惑いながらも、景が選んだのは…?
景がちょっとおバカで可愛いです。1人に決めた後も、演技に騙されて違う方とキスしちゃったり。樹要さんのイラストも可愛らしく、そのせいもあり鬼塚氏にしてはソフト(おとなしい?)な作品ではないかと。ですがやはり、双子×美少年(?)といえば3Pは私的にお約束。期待通りでうれしさひとしおでございました…!

おすすめ度 ★★★★☆
2005.3.4



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