日本全国よーへいが行く

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よーへい裏日記 1月 京都祇園 前編



 年も明け、再び京都に戻ってきた。バイクが直るまでにはまだ数日掛かる らしいので滞在延長確定。

 幸い、前半はとっつあんの鮟鱇なるものを数回掴めたお陰で収支はまずま ずなのだが、自分自身この土地で何か目標を決めて「コイツ」を打ってる 訳ではないので、出してもそこまで嬉しさが込み上げてこない


 そんな中途半端な気持ちで日々を過ごしていたある週末


 一世から一本の電話が入る


 「おう! よーへいか? お前、今から店来いよ」


 イキナリの展開に多少は戸惑いつつも、とりあえず部屋に
 居ても暇だったので


 「分かった。じゃあ行くわ」


 と即答で返事


 一世が話した会話から読み取れば分かると思うが、彼は彼是もう5年以上
 京都の祇園で夜の仕事をしている。しかも、キャバではなくクラブの方だ から私としては興味が沸かない訳がない。


 「京都祇園」



 それは夜遊びする人間としてみれば一度は訪れたい場所。



 ココではキャバやクラブの他に



 御茶屋というものがある。



 所謂「茶屋遊びだ」


 同じ御茶屋でも


 京都では「芸者遊び」  の事を意味するが


 ここから南へ20キロ下った宇治では


 「茶葉を売る店」を意味するのでその違いを覚えておいて欲しい



 さて、少し話がずれてしまったので元に戻し


 私は電車を乗り継いで三条へ向かった。


 南座(東京で言う歌舞伎座)の前に着いたのが夜10時半。クラブは大抵1
 2時頃で閉まってので今から遊ぶには、まさにギリギリのタイミングであ る。


 一世に聞いた目印を歩くこと10分。途中、舞妓さんにすれ違いその
 美貌に惚れそうになりながらも何とか無事に目的地へ着くことが
 出来た。


 一世に連絡を入れ待つこと5分。タキシードを身に纏った一世が登場。


 いかにも「ボーイ」っぽい姿に微笑しつつ、案内する彼の
 後を追うと・・・


 「着いたぞ!」


 と案内された場所は、人が一人通れるぐらいのドアがあるだけ。
 暗くて見難かったがどうみても高級そうな家にしか見えないので



 「え? お前の店ってここ?」


 と聞いた



 すると



「そうだよ」



 との返答



 今までキャバクラに通って豪華なエントランスを目にしてきので
 「クラブは更に凄いんだろうな~」と想像を膨らましていたが



 意外に地味である。



 だが、この地味さが逆に緊張を呼び起こす



 「いよいよクラブデビューか」



 心の中で意を決心した私は大きな一歩を踏み中へ入った




 ~続く~


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