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“The Killing Moon”by Echo and the Bunnymen 1983 『キリング・ムーン』 青い月の下 あなたと出逢った あなたはすぐにその腕で 私を抱き上げる 許しを求めようにも取り消そうにも遅すぎる ただの暇つぶしに違いないとわかっているけれど 不本意ながらもその時間は私のもの 運命は あなたの意志とは無関係に 雨が降ろうと槍が降ろうと 待ち続ける あなたが身をゆだねるのを 星降る夜には あなたと会った 残酷にもあなたは私に口づけをした あなたの唇は魔法の世界 宝石がちりばめられたあなたの空 キリング・ムーンが もうすぐ上ってくる 運命は あなたの意志とは無関係に 雨が降ろうと槍が降ろうと 待ち続ける あなたが身をゆだねるのを (訳:穴沢。誤訳・珍訳はお許しを) ********************* キリング・ムーン(Killing Moon) は、様々な解釈ができそうなので、カタカナにしてあるが、訳詞を読んでいただいておわかりのように、ここではどうやら「星空とその下にいる私たちを殺してしまう月」つまり「全てを台無しにしてしまう月」のことのようだ。 歌詞カードの訳者は killing を「惑わすような」と解釈している。もちろんそのように訳してもかまわないとは思うけれど、この鋭いギターの音と深いストリングスの響きは、どうしても僕に killing を「致死の」の意味に訳させてしまうのだから、どうしようもない。 興味深いのは、いきなり "blue moon 青い月" が登場することだ。澄んだ冬の空に煌々と輝くのは、やはりここでも「青い」月だった。 ところでまた、おきまりの「声」の話しになってしまうが、イアンの声は、ちょっと危なっかしいようなところが、何とも良い。この曲はたぶん他の誰かがカヴァーしても、だめだと思う。彼の、今にもひっくり返りそうな、あの魅力的な声で歌われなくてはならない。 でも、歌いたいと思っていた人、心配はご無用。一人で歌う分にはどんなに大声で、どんなにきれいに歌ってもいい。僕に聞こえさえしなければいいのだ。といいつつ、今日も大きな声で、『キリング・ムーン』をうなる穴沢であった。 ああ、そういえば、昨夜はきれいな星空だったなあ。キリング・ムーンが出てくる心配もなさそうだったし...。でも本当は、うちのような中途半端な地方都市の住宅街じゃなくて、周りに何もない山や海辺で星を見たいと、切に思ったような次第。 ********************** レコードの歌詞カードと、イギリスのサイトからダウンロードしてきた複数の歌詞を比較して、聴き比べてみたが、歌詞カードの方に一カ所だけ間違いがあった。 The killing moon will come too soon の前の1行が、 正しくは、"Your sky all hung with jewels" ...なのだが、 "Your sky a hallway of jewels" ...となっていた。
2003.09.30
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“The Killing Moon”by Echo and the Bunnymen 1983 「月」の話題がふさわしいような時期はもうとっくに過ぎてしまった。このところ天候もよくないし、26日が新月だったし......。それでも一応流れで、今日も「月」の曲の登場だ。 80年代に日米で英国音楽が盛り上がった頃、つまり俗に言う第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの時、僕はかなりいろんなバンドの来日コンサートに足を運んだ。 エコー・アンド・ザ・バニーメン(Echo and the Bunnymen)、通称エコバニ、が日本に来たときも、渋谷公会堂(だったと思うが)まで行った。1984年のことだ。 印象に残っているのはイアンがリッケンバッカーを使っていたということと、ドアーズの曲をやったということぐらいだ。 とにかく会場が広すぎて、更に席が後ろ過ぎて、全体像がぼんやり見えるという程度だったから、普段聞き慣れた曲を中心に、向こうの方で生で演奏しているのをとりあえずその場で聴くという感じだった。 この時かなり本気で「後ろの席はいやだ。前で見たい」と思ったのだった。 今ではどういうチケットの入手方法が一般的なのか知らないが、当時は発売日にチケットぴあとかチケットセゾンに電話をするというのが普通だった。で、この電話がなかなか繋がらず、たとえすぐに繋がっても、席は結構後ろの方というのが普通だった。 そんなとき、チケットの発売日より前にあらかじめ整理券を手に入れて、発売当日に呼び屋さんに並ぶという方法を知った。これは、結構早朝から並ぶ覚悟さえできていれば、前の方の席を確保するかなり確実な方法だった。このやり方を知ったおかげで、チケットは確実に手に入り、いくつかのバンドは結構前の方で見ることができた。 さて、エコバニの『キリング・ムーン』だが、彼らの曲としてはかなり流行ったと思うので、ご存じの人も多いだろう。ただ、このバンドもいわゆるチャート・トッパーではなかったからなあ。あまり聴いたことのない人の方が多いかもしれないか ...。とにかく、この曲は彼らの曲にしてはなかなかポップで、完成度も高く、僕は今でも大好きだ。 これはシングルがでたときに輸入レコード店にわざわざ買いに行った記憶がある。当時かなり当たり前だった 12インチシングルを買って、えらく得をしたように思っていた。 でも、この 12インチシングルというのは、僕のようなあまりレコードの音質にこだわらない人間には、時には何の意味があるのか非常に疑問に思えることもあった。たとえば、7インチシングルとまったく同じヤツとか(利鞘の問題からか、あまり7インチはおいていなかったりした)、ホントにくだらない別バージョンが入っているだけとか(「なんとかリミックス」などどね)。今から思うと「だまされた」と叫びたくなるなんてのもあるのだ。むろん、中には12インチにして良かったなあと言えるものだってあったけど...。 で、久しぶりに『キリング・ムーン』の 12インチシングルを聴いたが、このA面の "All Night Version" は、...ウ~~ン、やっぱりあまり聴く回数が少なかった理由がよくわかる。B面に納められたシングル・バージョンがあれば、十分だ。とはいえ、この辺りは非常に意見が割れるだろうとも思う。どなたか反論があればお聞かせいただきたい。 『キリング・ムーン』(1)はここまで。続きは後日。
2003.09.28
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“Napoli Fortuna Mia”by Gigliola Cinquetti 1964 「懐かしのイタリアン&フレンチポップス第2弾!」とか書くと、なかなかなもののようですが、『月影のナポリ』から、『ナポリは恋人』という安易な発想で、60年代イタリアン・ポップスが2曲続きました。 ジリオラ・チンクエッティもミーナ同様この頃のイタリアを代表する女性歌手で、あの有名な世界的ヒット曲「♪ ノノレタ~ ノノレタ~~...(夢見る想い)」を歌った人といえば、若い人たちも「ああ、あの鼻の詰まったような声の...」と、ピンとくるのではないでしょうか。 鼻の詰まったような声というのは、ちょっと違うかもしれませんが、やっぱり独特の良い声をしていると思います。いわゆる張りのある声でもなく、透き通った声でもない。あ、かと言って、張りのない濁った声って言うんじゃないですよ、もちろん。こういう声の人は、なかなかいないような気がしますね。一発でわかる。とても好きな声ですね。 この歌が日本で流行ったときには、ちょうど『月影のナポリ』「♪ ティンタレーラディルーナ...」の時と同じで、歌い出しの「♪ ナーポリ~ フォルトゥーナ ミーア~...」までは、みんなが歌えました。まき~♪さんみたいにね。このあとはちょっと聞き取りにくかったので、「♪ ムムムム~ム~...」とかって、ごまかしていましたが。 伊東ゆかりの日本語版が同時に流行ったので、その歌詞も頭に残っています。 「♪ ナーポリ~ ゆめのまち~ しあわせに~ あふれて~」だったかな。あとで聴いてみよっと。 例によって、イタリア語の歌詞を読みながらいろいろ書いてみようと思いますが、ここで、一つ思い出したことがあります。 僕がイタリア語を勉強し始めた頃のことですから、もうだいぶ前のことですが、イタリア語の得意な友人に、この歌を聴いてもらって、教材にふさわしいかどうか判断してもらったんです。そうしたら、この歌はあまりにも言葉が違うのでふさわしくないということでした。つまり、ナポリ地方の言葉はそれほどローマやフィレンツェあたりとは違うというのです。ようするに方言で歌っているんですね。 さてさてと、今回もイタリアの Yahoo! まで飛んできました。ところが......!何と、この曲の歌詞はゲットできませんでした。詳しくは後述しますが、イタリアでヒットしたときには、歌でなくオーケストラだったということだったようです。 それで今回は手持ちの CD の歌詞カードを読みながら書くことにしました。 さて、歌い出しの「♪ ナーポリ~ フォルトゥーナ ミーア~...」ですが、これは全く聞こえたままです。"♪ Napoli,fortuna mia..." タイトルにもなっているフレーズですね。英訳すると、"Naples,my fortune..."ですね。...でも、日本語には訳しにくいです。日本語のタイトル「ナポリは恋人」は、かなりいい線行ってると思いますね。強いていえばこの fortuna は「運命;幸福」という感じなのでしょうか。 ところがこの後が困ってしまった。何しろ辞書でも解決できない言葉遣いがズラズラ出てくるから、とても手に負えないんです。これはやはりナポリ弁で歌っているっていうことなんでしょうね。 ほら、日本語学習者が「♪ 大阪で生まれた女やさかい~」の最後の「やさかい」を一生懸命辞書で調べているようなモンかなあと...。 まあ、それでもとりあえず大意はわかりますが...。かなり消化不良でした。この曲を教材に勧めなかった友人のアドヴァイスは、納得のゆくものでした。 途中、日本語の訳詞で「♪ 星降る夜の~ サンタルチアよ~...」という一節がありますが、この曲はオリジナルの歌詞をかなりしっかり踏まえているようで、 イタリア語の歌詞の "♪ e’ na nuttata e stelle, ’e le Santa Lucia..." に、ちゃんと対応しているではありませんか。この点では、『月影のナポリ』とは大違いです。 そんなわけで、あまり勉強にもならなかったんですが、イタリアのサイトを回ったり、ライナーノーツを読んでわかったこと。それは、この曲が元々は「64年のカンツォニッシマ(テレビフェスティバル)のテーマ曲。司会のレナート・ラシェルが創唱?した曲で...(ライナーノーツより)」だったということ。 で、ジリオラ・チンクエッティの『ナポリは恋人』は、その64年の「カンツォニッシマの「ナポリ対全て」でナポリ代表曲として歌い、第5位になった(ライナーノーツより)」『アネマ・エ・コーレ』という曲ののB面に納められた曲でした。 今ではナポレターナの1曲として歌い継がれているようですが、やはりオーケストラが演奏することが多いようです。 でも、この「日本でしか流行らなかった」名曲はしっかりカラオケにも入っていました。伊東ゆかりの日本語版でしたが...。ちょっとキーが合いませんでした。 僕はいつかイタリア語(ナポリ弁)で覚えて、いつかナポリを訪れた際には大きな声で歌ってみたいと思うのでありました。え?ナポリにゆく予定があるのかって?別にそういうわけでもないんですが、ほら「ナポリを見てから死ね」と言うじゃないですか。そうです。僕はナポリを見てから死にたいんです。 ところで皆さん、イタリアというと何を連想しますか。またどういう歌や曲が頭に浮かぶんでしょうね。どんな印象をお持ちか、いろんな世代の人に伺いたいです。
2003.09.25
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“Tintarella di Luna”by Mina 1960 まき~♪さんから頂いた「月」のお題もあと一つになってしまいました。 3つ目の『月がとっても青いから』については、ほとんど同じと解釈させていただいて、同じスタンダード・ナンバーでも、世界的におなじみの「ブルームーン」に置き換えてしまいましたので、ご不満の人もいるかもしれませんね。でも、そういう人は、直接まき~♪さんにお願いして、ご本人に書いていただくように頼んでみてください。 何しろ僕はあの歌に関しては、「♪ 月がとっても青いから~ 遠回りしてか~えろ...」という冒頭のところを覚えているだけで、ほかのことは一切覚えていないんですよ。あ、これ、クイズの答えになっていますね(笑)。誰が歌っていたかも忘れてしまいました。島倉千代子の声と顔が思い浮かぶんですが、どう考えても男性ですよね、この歌詞からすると......。記憶がよみがえりません。 ちょうど『月がとっても青いから』の少し後ぐらいに流行った『月影のナポリ』は、これとは対照的に歌詞も良く覚えています。もちろん日本語訳バージョンの方ですが。「♪ ティンタレーラディルーナ 青いお月さーま...」という具合にね。 あ、少し後ぐらいに流行ったとか書きましたが、『月がとっても青いから』がいつの歌かはよくわからないですから、だいぶ経ってから流行ったのかもしれないです。いや、多分そうです。 (←ここまではもう既に書いてあったもの) **********************(→ここからが今日書いた日記です) ...などとぐずぐず書いているうちに、謎の怪人 alex さんの乱入?に遭い、たちどころにしてすべてが解決してしまいました。菅原都々子とは!こりゃ、相当古いわな。島倉千代子の声と顔が思い浮かんだのも、あながち大間違いというほどでもなかったということでしょうか。♪ 遠回りしてか~えろ...、が男性を連想させたもので、曖昧な記憶に拍車がかかって混乱が生じてしまったのです。どうもすみません。 1. 「ナポリは無関係」 さて『月影のナポリ』ですね。この歌はイタリアの国民的歌手ミーナが歌いましたが、歌詞を眺めていて気づいたことがあるんです。そう、どこにも「ナポリ」が出てこない! これはどういうことでしょう。原題は“Tintarella di Luna”ですから、もちろんナポリとは無関係 (え?“Tintarella di Luna”の意味ですって?...あわててはいけません。あとで話題になりますから...)。 歌詞といっても日本語訳だけを見ているんじゃないのです。ちゃんとイタリアの Yahoo! まで飛んで、正しいイタリア語の歌詞を見つけてきたんですよ。それを見てもナポリは出てきません。 ...でもね、みなさん。こんなことでいちいち目くじら立てていてはいけません。ある程度寛容の精神がなければ、「ポップス道」は極められません。...とか、自分に言い聞かせているようなわけです。とにかく『想い出のサニービート』に比べたら、こんなのはかわいいモンですよ。何しろイタリアの歌だから「ナポリ」という思いつきは、『上を向いて歩こう』が日本の歌だから「スキヤキ」というのと大差ないですから。 それにしてもここでナポリを思いつくというのは、日本人にとっては、イタリア=太陽の国=ナポリというような発想があったのかもしれないと、考えてみたりもします。なにしろスパゲッティ・ナポリタンというものすごいものが、何年間も我が国独自のパスタ料理として君臨していたくらいなので...。 2. 「月焼け?」 ところで、イタリア語の歌詞を読んでみたら、これが驚きの連続なんです。あ...、あらかじめお断りしておきますが、僕のイタリア語というのは辞書がないとどうにもならないという次元のもので、今回も知らない単語や忘れていた単語が合わせて15もありました。それでも一応意味がとれました(たぶん)。 まずタイトルの“Tintarella di Luna”からして、どう説明したらいいか結構難しいんですよ。ちょっと普通のことではないんです。tintarella は「日焼け」のことなんですが、そのあとに di luna と続くと「月による日焼け」なわけで、まあ早い話が「月焼け」の歌だったんです。「月焼け」だなんて、まあこんな日本語はおかしいことは分かっていますが、便宜上使わせてもらいます。 でも、早まってはいけません。alexさんが教えてくださった「赤い月 Luna Rossa」による、日焼けのような「月焼け」じゃないんです。むしろ全く逆で、「白い月明かりを浴びて、白く焼ける」歌なんですよ。 3. 「月は白い」 つまり月は「青」でも「赤」でもなく、白かったんですね。でなくちゃ「月の光を浴びて肌を白く焼く」なんていう発想は生まれません。 ザ・ピーナッツや森山加代子が歌った日本語版ではついていなかったと思うんですが、オリジナルにはヴァースがついていて、その内容は「♪ 肌を赤く焼いて 日光浴をする女の子たちはいるけど 月光浴をする子は一人もいないわね」というもので、え?いったい何のこと?って思わせといて、ここからがすごい。とにかく面白いので1番をちょっと訳してみます。 「♪ 月で肌を焼く 乳白色の月焼け 猫みたいに 毎晩屋根に上って それでもし満月だったら あなたは真っ白になるわ」 ね、なかなか変でしょ。この「猫みたいに 毎晩屋根に上って」のところが、2番では「♪ あなたの肌を白くして 美人の中の美人にする」となっている。 で、例の「♪ ティンティンティンと胸のなる ティンティンティン甘い恋を お月様この両手に」という日本語が当てられたサビは、 「♪ ティンティンティン月の光線が ティンティンティンあなたにキスする この世の誰よりも あなたは真っ白よ」 となっていて、ここでもやはり日本語訳はイタリア語の歌詞を全く参考にしていないことがわかります。 ま、そんなわけで今回は久しぶりに、イタリア語の勉強をしてしまいました。 (文中訳:穴沢)
2003.09.21
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“Blue Moon”composed by Richard Rodgers (1934) はい、懐メロ大会です。いえいえ、本当は「スタンダード・ナンバーを鑑賞する会」とでも呼んでいただければ嬉しいです。何しろテーマが「ジャズボーカルの魅力」っていうくらいですから。 まき~♪さんから頂いた御題の第3弾です。...え?それってもしかして『月がとっても青いから』じゃなかったんですか?...はい、確かにそうですけど、『ブルームーン』だって「青い月」なんだし、許してくださいよ、もしかしたらこれが原曲かもしれないでしょ (などと言ってごまかしている)。 それにしてもこの曲は古いです。何しろ1934年ですからね。作ったのはいわゆるロジャース/ハートのコンビです。 さて、ここでいきなり問題です。「♪ 月がとっても青いから~」に続くフレーズはなんでしょうか。次の中から選んでください。 「1. 火星はあんなに赤いのね 2. 私は貴方を離しません 3. 遠回りして帰ろう 4. 私の心もブルーなの 5. 仲直りしてちょうだい 」 まあ、こんなどうでもいいクイズはさておいて、さっそく『ブルームーン』のことを書こう...と思って、昔のテープやら寄せ集め盤の CD やらを探していたんですが、なんと、全然出てきません。メロディーも歌詞の一部も知っていて、ほら僕の歌うの聞こえるでしょ。"♪ Blue Moon, you saw me standing alone..." って、なかなかいい雰囲気でしょ。でも、参考に誰かの歌っているのを聴きながら書きたいんだけど、見あたらないんです。 ジャズシンガー以外でも、有名どころではジュリー・ロンドンやプレスリーはじめ、いろんな歌手がカヴァーしていますからね。絶対何かあるはずなんですが、見つからないものはどうにもなりません。 仕方ないなあ。こうなったら、80年代のカヴァーバージョンだけど、カウボーイ・ジャンキーズがあったはずだと思って探してみるが、こちらも見あたりません。 あ、カウボーイ・ジャンキーズはご存じですか。たしかカナダのバンドで、リードボーカルは女性でしたね。コーラスがきれいで、僕の持っていた(はずの) CD は教会で録音したものだったような記憶があります。この曲の他に、あのヴェルヴェット・アンダーグラウンドの『ペイル・ブルーアイズ』もカヴァーしていましたが。なかなかいい雰囲気出していましたよ。 もういつまでたっても見つからないものにこだわっていても仕方ありませんから、見切り発車です。一応歌詞は手元にあるし、メロディーも覚えていますから、どうにかなるでしょう。 ところで皆さん、月が「青い」という形容の仕方は、明治以降に西洋から入ってきたものなのでしょうか。それとも、日本でも昔から使われていた表現でしょうか。どうも僕は、日本に限らず古典に対しては、浅いんですよね。困ってしまう。やはり基本は古典でしょう。などと思うことは思うんですが、なかなかじっくり古典に向き合うということができずにいます。でも、いつかはギリシャ・ローマ神話読破とか、万葉集制覇とかにチャレンジしてみたいです。...たぶんしないでしょうけど。 あ、そうそう、それで、澄み切った夜空に煌々と照る月を見て、「青い」と感じるのはよくわかりますよね。別にそれほど青くはないんですが、やっぱりあまり他の色は感じませんね。かといって、あれは本当に「青い」んでしょうか。...いや、難しいじゃありませんか。とりあえずは「青い」ということでコンセンサスができあがっているから、それで良いと思いますし、結構いい表現ですよね。でも、日本に昔からあったかどうかは、知りたいです。どなたか教えてください。 さて青い月はブルームーンですから、当然「ブルーな気分」と重ねられることは多くなってきますね。この歌でも「ブルームーンは 私がひとりぼっちで立っているのを見ていた」んですが、この私には「心に夢もなく 恋人もいない」というわけで、悲しい「私」と「青い月」が見事にシンクロしています。2番では、この青いお月様は「私が本当に好きになれる人のためにお祈りをしたのを 聞いていた」でしょ、なんて言われてる。 でも皆さん、ご安心を。サビでは「突然目の前に 一生腕の中に抱き続けていられる」ような人が出現して、話は急展開しますから。しかもその時お月様は、何と!「金色に変わってしまった」のです。 そして最後は「もう私はひとりぼっちじゃないよ」と、青いお月様に報告しています。めでたし、めでたし。 しかし、Blue Moon という言葉はホントにいろんな曲で使われていますね。ところであなたには月は何色に見えますか。あるいは、今までに変な色の月とか見たことのある人はいませんか。もちろん条件次第で様々な色に見えるでしょうけど。
2003.09.19
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“Fly Me to the Moon”composed by Bart Howard (1954) まき~♪さん推薦による「月 (the moon) の歌、その2」は、これもおなじみ『Fly Me to the Moon;私を月まで飛ばしてちょうだい(直訳)』です。 この曲が作られた1954年からほぼ半世紀がたった。この間、人類は月の裏側を撮影することに成功し、さらには月面着陸も成し遂げた。 月面着陸についてはその信憑性が疑われてもいるが、それはどうでもいいことだ。なぜなら、自分たちが住めなくなってしまうほど、この星にダメージを与えてきた我々人類自身が、その地球をさておいて、今、別の星まで飛んでゆこうとすることがあまりに馬鹿げたことだからだ。 人類は、この地球でいかに幸福で楽しい暮らしが出来るかを、地球に生まれた生命体として追求しなければならないのだ。地球温暖化は深刻なのだ。オゾン層に巨大な穴が空いているのだ。アルプスや北極の氷は本当に溶け始めているのだ。今やるべきことは、宇宙開発ではなく地球防衛なのだ。この地球防衛は、むろんエイリアンから身を守るということではない。自然環境破壊をくい止められない私たち自身との戦いなのだ。 月の次は火星だとばかりに宇宙開発を押し進めてゆく一方で、僕らの子供の頃に思い描いていた未来と現実との間に、あまりにズレが出てきてしまった。21世紀になる頃には、人類は普通に宇宙旅行が出来るようになっていると、かなり本気で思っていた少年少女は多かったと思う。火星に土地を買った(買わされた)子供も相当いたと思う。 しかし現実はといえば、あれほど厳しく訓練された、特殊な能力を持った宇宙飛行士たちでも、ほんのちょっとのミスで全員が二度と帰れなくなってしまうような事故が起こる。まだ月に何度か行っただけで、それ以上のことは出来ずにいるのだ。その間、地球はどんどんボロボロになって行く。 ただし、レコードは CD / MD になり、巨大なコンピュータは膝の上に楽々載せられるほどになり、個人が携帯電話を持ち歩き、排気ガスを出さない車が走るようになった。こういう「予期せぬ」出来事なら歓迎だ。 そうなのだ。人類の英知を傾ければ、地球も、もうしばらくは楽しい星でいられる可能性は十分ある。そう思いたいじゃないか。 こんな時代になっても、満天の星空を仰いで宇宙の神秘を感じるのは、太古の昔と変わらない人間の素直な気持ちだろう。ただし、科学的な観測の結果、その仕組みやメカニズムが明らかになればなるほど、あまりにも広大な宇宙に対して、我々はますます謙虚にならざるを得ないのではないだろうか。 もう一度1954年の“Fly Me to the Moon”に帰ってみよう。「♪ 私を月まで飛ばしてちょうだい そして星の間で遊ばせて 木星と火星の春がどんな様子か見てみたい」 この有名な歌い出しのあとに「♪ つまり私の手を取って キスしてちょうだいっていうこと」と続く。 もちろん本気で月に飛ぶなんていうことは念頭にない。ようするに「そういう気分にさせて」ということなのだ。で、僕らは多少当時の人たちよりも宇宙に対する知識は増えたかもしれないけど、相変わらずこの歌を素直に歌えるままでいたいと思うのだが、どうだろうか。 ところで、皆さんは誰の歌った(演奏した)『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』が好きですか? (文中訳:穴沢) ********************** ここからは余談なので読む必要はありません。 ♪ Fly me to the moon and let me play among the stars... の後半 "let me play among the stars" を思わず「星間遊戯させてちょうだい」と訳してしまいそうになりますが、あまり声に出せない言葉ですね。星間遊戯だなんて。(笑)
2003.09.16
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“September Song”by Frank Sinatra 先日来、『落語版~』でいろいろアンケートを採っておきながら、なんとなく中途半端になっていたような気がするので、一応まとめです。 とは言っても、バックには "September Song" なんぞ流れていると、それなりに雰囲気も出るかと思うので、今日は皆さんが結構あげていたシナトラをかけてみよう。元々1938年に作られた曲で、ジャズのスタンダードナンバーとして、数多くの人に歌われた大人の雰囲気あふれる曲です。でも、やっぱりシナトラが一番有名かな。サラ・ヴォーンなんかも歌ってるけど、元々これはヴァースの歌詞が完全に「男の歌」なので、女性が歌うとちょっと違うかなっていう感じ。 結構長いヴァースがついていて、2番にはいるときもこのヴァースを通過するので、聴き方によってはヴァースがメインテーマで、メインテーマがサビのように聞こえないこともない...かもしれません。あ、でもやぱりヴァースはヴァースのように聞こえるかな。 話はそれますが、ジャズのスタンダードナンバーに多いちょっと長めのヴァースを、いきなり端折って歌い出すことが時々あるのは、仕方のないことなんでしょうか。曲によってはあまり気にならないんですが、とても気になってしまうものも多いです。 でも、え?この曲にもヴァースがあったの?なんてびっくりしてしまうのも中にはありますから、これは耳に慣れてしまっているものだけに言えることかもしれません。 で、『セプテンバー・ソング』はヴァースを端折らないで欲しい曲です。1.「9月を歌った歌」 9月(September)から「EW&F、竹内まりや、太田裕美」を連想する人が多かった。 Earth Wind & Fire は、あの "♪ Do you remember~..."っていうやつですよね。竹内まりやもわかります。"♪ September そして わたしは..." っていう曲ですね。でも、太田裕美が謎なんです。なぜか誰も説明してくれません。とりあえず、どなたかタイトルだけでも教えてください。 あと、我々の世代にはまずこれ、"Try to Remember"。tak-shonai さんご指摘の通り、December も出てきますね。December は『セプテンバー・ソング』にも出てきます。 それからちょっとさかのぼって、"September in the Rain(九月の雨)" なんてのもありますね。 思うに September,November,December は、-mber が remember と韻を踏むから歌詞に使いやすいのは間違いないでしょう。 中でも、September は「夏が終わって秋が来る月」「日が短くなり始める月」「学生にとっては進学または進級の月」と、季節の変わり目にふさわしく、歌になりやすいことも事実でしょう。 9月以外の月の歌もいろいろあげてもらいました。これについては、またその月に話題にしましょう。ただ、極めつけの一曲があります。もうすでに何度か登場した、ニール・セダカの『カレンダーガール』です。何しろ1月から12月まで(January to December)、すべての月が出てくる歌なんですから。2.「歌い出しがハローで始まる曲(タイトルも可)」 とりあえずアンケートの結果です。 リッキー・ネルソン『ハロー・メリールー』、The Fourmost 『ハロー・リトル・ガール』(シェイラ"Hello petite fille")、ドアーズ『ハロー・アイ・ラブ・ユー』、S&G『サウンド・オブ・サイレンス』、ライオネル・リッチー『ハロー』、Todd Rundguen『ハロー・イッツ・ミー』、Cars "Hello Again"、Sandii "Hello"、フィンガー5の「恋のダイヤル6700」 (うぃる♪さんすごい!)、チ-プ・トリック『ハロ-・ゼア』、ビートルズ『ハロー・グッバイ』 みなさん、もう一つ忘れてはならない曲があります。リトル・ペギー・マーチの『さよなら!初恋 (Hello Heartache,Goodbye Love)』ですよ。3.「プリティ・ウーマン(いい女)」 "Pretty Woman" は、どう訳せばいいんだろう。訳し方が難しい。でも、できればこの場合の pretty は「可愛い」と訳さないで欲しい。明らかに cute や lovely とは一線を画す語だと思うから。 いくつかの辞書で調べてみると、 pretty は次のように定義されている。 "pleasing and attructive without being beautiful or magnificent" ---Oxford Advanced Learner’s Dictionary "pleasant to look at; attructive" ---Harrap’s Pocket English Dictionary つまり「人目を引くような;見た目がかっこいい」っていうニュアンスで、少々強引だけど、"Pretty Woman" は「いい女」ということでお願いします。
2003.09.15
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“Moon River”by Henry Mancini (1961)★お詫びと訂正:この日記に書いた内容に、下記に記したように、事実誤認がありました。お詫びして、訂正させていただきます。なお、今回の事実誤認が判明した経過などもわかるよう、元の日記とそれに対する感想は、そのまま残すことにいたしました。どうぞ、あしからず。【追記】『ムーン・リバー』は実在する "Back River" がモデルだということが、サックスマンさんのご指摘で判明いたしました。つまり僕の推測したミシシッピではなかったのです。 この川は『ムーン・リバー』を作詞したジョニー・マーサーの生家の前を流れる幅の広い川でした。作詞者が故郷の川に思いを馳せて書いた詞だということで、ますます感慨が深まるではありませんか! サックスマンさん、どうもありがとうございました。 以上、当ホームページ管理人:穴沢ジョージ(2004/4/28) ********************** 11日が中秋の名月ということで、いよいよ、楽天仲間の「まき~♪さん」から頂いたお題「月」の登場です。 まずは数ある「月」にまつわる名曲をさておいて、『ムーン・リバー』を採り上げた。既に、もうどこかでこの曲のことは何度か書いた記憶もあるけれど、一度まとめておこうかと思う。 これはもうどなたもご存じのあまりにも有名な曲だから、くどくど解説などいらないと思うので、僕がこの曲から連想することをいくつか列挙してみたい。1.「オードリー・ヘップバーン」 いうまでもなく、この曲を初めて歌った人。映画『ティファニーで朝食を』の中でギターの弾き語りをする有名なシーンは、ファンでなくともつい目が釘付けになってしまうのではないだろうか。 ヘンリーマンシーニは、音域が狭いヘップバーンに合わせて、この曲を書いたということらしいが、もしそうだとすると、彼女の音域の狭さに僕らは感謝する必要がある。そのおかげでこんな名曲ができあがったわけだから。2.「ミシシッピ川」 この『ムーン・リバー』に歌われている川は、まず間違いなくミシシッピ川だろう。それはアメリカを代表する川で、一般的なアメリカ人がまず第一に連想するからという曖昧な根拠と同時に、歌詞の中で ♪ My huckleberry friend,Moon river... の「ハックルベリー」という単語がもたらす強烈な印象が、どうしてもこの川を思い起こさせるからだ。それに第一歌い出しで、 ♪ Moon River,wider than a mile と、「幅が1マイル以上もある」川だというんだから、絶対ミシシッピ川だ。...違ったらどうしよう。(笑) 川に映った大きな月を眺めながら、その流れに自分の未来を思い、夢を馳せる。この光景にはミシシッピ川がふさわしいのだろうと、勝手に想像するのだ。3.「気取って渡る」 いつの間にか、結局解説してるじゃないか...、って言わないでもらいたい。これでも本人は連想を列挙しているだけのつもりなのだから。(笑) この曲は詞がやたらといいんで、どうしてもあちこちでいちいち引っかかってしまう。♪ Moon River,wider than a mile のつづき...。♪ I’m crossing you in style someday (いつの日かおまえを気取って渡ろう)...。ここで使われている "in style (気取って)" が、しびれるじゃないか。 中学の頃、例によってこの曲もノートに写して覚えたけれど、このへんの意味はちんぷんかんぷんだった。 4.「竹馬の友」 やはり「ハックルベリー・フレンド」はどうしても気になってしまう。英単語(米単語)に、"huckleberry friend" というのはないと思う。つまりは造語なんだろうけど、これはもう、誰にもピンときてしまう。そう、あの Huckleberry Finn (ハックルベリー・フィン)。 もちろん、ここでの huckleberry friend は「川」のことだけど、"♪ Two drifters off to see the world..." の「二人のさすらい人 (two drifters)」には、いやでもトムとハックが重なるではないか。「ハックルベリー・フレンド」は、いわば「竹馬の友」か。 因みに、huckleberry というベリーは何でしたっけ。「こけもも」だった?辞書引いてみよっと。5.「R.E.M」 いきなりどうした。と思った人も多いだろう。この曲を R.E.M が歌っているとでも言うのか。......実は歌ったことがあるのだ。 彼らは、まだデビューしたばかりの頃に来日して、東京では学園祭でやったんだけど、そのうちの専修大学生田校舎というところでのライブを見に行った。近かったので。 随分客がいるなあと思ったら、大部分が前座のレベッカと爆風スランプのファンで、あろうことか、彼らは R.E.M が始まる頃にはいなくなっていた。お陰で僕らは、小さな体育館のようなところで、すぐ目の前にいる R.E.M の活きのいい音で踊り狂うことができた。どうだ、うらやましいだろう。 で、後半の最初に彼らは、何とアカペラで『ムーン・リバー』を歌ったのだ。この時の感動はなかなか文字では伝えづらい。あの R.E.M が、ここでこの曲を、しかもアカペラで......。自分たちが子供の頃から親しんだ曲を、心を込めて歌うんだという気持ちが直に伝わってきたから不思議だ。これだけでも、「ホントに来てよかった」と思えるライブだった。 その後、レベッカも爆風スランプも R.E.M も、全部ビッグになった。でも、正直に言わせてもらうと、R.E.M と比べて、日本の2つのバンドはあまりに貧弱だった。
2003.09.11
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「ロンドン、ニュル ― ハル、フォー」"London 0 - Hull 4" の正しい読み方です。 これはサッカーのスコアの時の特別な読み方で、「ロンドン対ハルは、0対4でハルの勝ち」という意味です。スカパーや有線で BBC ワールドを入れている人は、今度よく聞いてみてください。 " 0 " はもちろんゼロのことですが、この場合には nul と書いて「ニュル」と読むのです。たぶん普通の辞書には出ていません。フランス語の nulle (発音はニュル)から来たことは明らかですが、イギリス人なら誰でも知っている普通の単語でも、このように日本ではあまり教えられていないものは他にも多いと思います。この辺は pglove さんが専門なので、またそちらで採り上げていただきましょう。 ハル(正式な名称は KINGSTON UPON HULL)という町は、他のイギリスの小都市と同じく、とてもサッカーが盛んな所のようです。Hull City A.F.C というクラブチームがあって、愛称は「タイガース」。現在は Division 3 にいるようです(今年は優勝かな?)。 これは Hull City A.F.C の公式ホームページですが、ちょっと重いのと会員登録しないと各ページに入れないのが難点です。↓↓↓http://www.hullcityafc.premiumtv.co.uk/page/Home/0 ,,10338,00.html 町をあげての応援ぶりがわかりますね。(↓↓↓こんなんもありました)http://www.hullcity-mad.co.uk/index.asp 因みに A.F.C は、Association Football Club の頭文字です。これは知っている人も多いと思いますが、サッカーは正式には association football ですから、単なる F.C よりもちょっと格調高い響きがあるのでしょう。今や日本でもおなじみのイングランド・プレミアリーグにはとても及ばない Division 3 あたりにいるチームですから、せめて名前だけでも...というわけでもないでしょうが、 A.F.C にはチームを創設したときのハルの人たちの誇りと意気込みが感じられませんか。 ハウスマーチンズが、デビューアルバムにこのようなタイトルを付けたのは、彼らがハルの出身だからですが、メンバーがどの程度のサッカーファンであったかは知りません。 しかしイギリスの場合、ご承知のようにロック&ポップミュージックに関していえば、伝統的に中央集権的ではないので、自分の出身地というのは結構重要な要素にもなったりします。「ハルのような小都市からもこんなバンドが出てきたんだぜ」といわんばかりのこのアルバムタイトルは、とても興味深いです。何しろサッカーで4点差というのはものすごい大差ですからね。 実は『ハッピー・アワー』のプロモの最後に、Halftime "London 0 - Hull 2" と画面に出るのはご存じですか。そう、後半にあと2点入れたっていうわけ。
2003.09.10
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“Happy Hour”by The Housemartins (1986) "London 0 - Hull 4" を、英語で正しく読んでください。答えはカタカナで。おっと、今日はのっけからクイズですよ。(笑) この "London 0 - Hull 4" は、ハウスマーチンズのデビューアルバムのタイトルです。この中にはいろいろいい曲が入っていますが、とりあえずは、ファーストヒットの『ハッピー・アワー』ですね。だいぶ流行りましたね。オススメです。 この曲は、文字通り楽しい曲ですが、このプロモも実に愉快でハッピーなものでした。当時は MTV 風の番組が各局にあったので、覚えている人も多いのではないでしょうか。特に、4人のメンバーが、お世辞にも上手いとはいえない踊りを踊るシーンが何度か出てくるのですが、つい、真似したくなってしまうんです。自分にも出来そうで...。 さて、ハッピーアワーというのは、そもそも何か。......そりゃあ「楽しい時間」のことじゃないですか。......はい、もちろんそのとおりですが、ここで歌われている「楽しい時間(Happy Hour)」にはきわめて英国的な意味があるんです。 既にご存じの人も多いでしょうが、イギリスのパブは、大抵ウィークデーの夕方の早い時間に、安い料金で楽しんでもらおうということで、 "Happy Hour" という時間を設けているんです。店先の黒板に手書きで "Happy Hour" なんて書いてあると、ついうきうきしますね。このお得な時間に pub crawl をするというのは、若い人たちにはごく一般的なパブの楽しみ方なのでしょう。 こんなサイトがありました。↓↓↓ http://www.viewlondon.co.uk/home_feat_10things_drinkbudget.asp 安く飲めるロンドンのパブの案内ですね。この中に "Happy Hour" の文字があちこちにあるのがわかっていただけるでしょう。 この曲の中では、会社の上司に連れられてハッピーアワーにパブに行く場面が歌われています。僕が好きなサビの一節はこれですね。 ♪ What a good place to be Don’t believe her ’Cause they speak a different language And it’s never really happened to me...ちょっと日本語にするのが難しいので今回は訳はパスします。(逃げたな...はい) あまりアルコールに対する抵抗力のない僕ですが、"Half of bitter,please" はよく使ったせりふです。イギリスでビールといえば、日本で普通のラガーよりも圧倒的にビターの方が主流ですが、僕にはこの方がおいしく感じられて、パブではいつもビターでした。ちょっと独特の苦みがあって、コクがある茶色いビール。日本にはないんですよね、これが。以前、キリンが出したヤツは、似て非なるものでした。 よくガイドブックや旅行記に、ぬるいビールとか、冷えていないビールなどと書かれているのが、このビターのことですが、全然冷えていないわけではありません。それより、日本人がビールを冷やしすぎるんではないかといつも思ってしまうんです。 ハウスマーチンズは名曲の多いバンドでしたが、あのアイズリーのカヴァー曲で僕の大好きな "Caravan of Love" についてはクリスマス頃に書かせてください。 何だか季節が合わない気がして...。だしおしみですね。
2003.09.09
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“Oh,Pretty Woman”by Roy Orbison 1964(八)「ごめんくださーい。お留守ですかい?」(穴)「はいよ、どちらさんで...、おお誰かと思ったら、八っつぁんじゃあないか。一体どうしたんだい」(八)「いえね、今日はロイ・オービソンだっていうもんだから、黙っていられなくて、つい来ちゃったんですよ。♪オンリー、ザ・ロンリ~...ってね」(穴)「そうかいそうかい、八っつぁんはロイ・オービソンは好きかい」(八)「好きかい、なんてもんじゃねえですよ。愛しちゃってますよ」(穴)「おお、そいつぁすげえ。じゃあこの曲の解説頼んじゃっていいかい」(八)「『プリティ・ウーマン』でげしょ。こんな名曲の解説させてもらえるたあ、うれしいじゃありませんか」(穴)「そしたら、いっちょう5行ぐらいでお願いするかね」(八)「え?たった5行ですか?!」(穴)「はい、いまので1行ね。......あ、冗談だよ冗談。あれれ、おい、なにも泣くこたあ無いじゃないか」(八)「ああ、びっくりした。冗談はオービソン...、なんちゃって」(穴)「何を訳の分からないことを言ってるんだね、...それにしても立ち直りの早いやつだね。じゃあ私が解説しましょうかね。このうたは.......」(八)「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ......」(熊)「てえへんだ!てえへんだ!てえへんだ!」(八)「あれー、また熊かよ~、とんでもないのが来ちゃったよ、まったく」(穴)「やあ、熊さんかい。そんなにあわてて、一体どうしたんだい?」(熊)「そりゃあ、もちろん『プリティ・ウーマン』ってんで、すっ飛んできたんでさあ。黙っていられねえでしょう」(穴)「おお、そうかいそうかい、熊さんもロイ・オービソンが好きかい?」(熊)「???その、ロイ・ジェームスってえのは、何者で...」(穴)「おい、冗談はよしとくれ。『プリティ・ウーマン』歌ってるロイ・オービソンのことでしょうに」(熊)「カチ~~ン、硬直してます。『プリティ・ウーマン』は Van Halen じゃないんですか?!その、ロイ大美村ちゅうのは、何者でがすか」(八)「お~い、おいおい。大美村はあんまりだよ~」(穴)「あれれ、おい、なにも泣くこたあ無いじゃないか、八っつぁんや。考えてみれば、 Van Halen は Kinks の "You Really Got Me" なんかもカヴァーしていて、ああいうバンドにしては、面白いところもある」(熊)「弱っちゃうなあ、どうにも。逆のことも言えませんかい。以前もこのページで話題になった、アズテックカメラの "Jump" は Van Halen の曲だ!」(八)「ハイハイあれね。あれは、初めて聴いたとき、全然違う歌だと思っていたんですよ。なにしろ♪Jump のところで、とてもジャンプとは思えない歌い方をするもんだから」(穴)「そう。でもよく聴いてみるとやっぱり Van Halen の "Jump" だから、笑っちゃう」(熊)「笑わないでくださいよ。 Van Halen こそアメリカン・ドリームの実現なんですから」(八)「つまり、産業ロックの象徴」(熊)「なんだとお、そんな渋谷陽一が使っていたような死語を、今頃引っ張り出してきて」(穴)「まあまあ、熊さんや、そんなに青筋立てて怒らなくてもいいじゃないか」(熊)「それじゃあ穴ジョーさんは Van Halen 好きになってくれるんですかい?」(穴)「突然好きになれといわれても......、ちょっとね。...おっと、こんな話ばかりしていると、またみんなあきれて帰っちゃうから、早く『プリティ・ウーマン』の話をしなくっちゃね」(八)「この歌は1964年ですから相当古いですが、その後リバイバルしたり、カヴァーされたり、映画に使われたりして、ずいぶん愛された歌ですね」(穴)「...というところで、いきなりごめんよ。さっきあの perman さんの所へ行って来たら、ロイ・オービソンのことを詳しく書いていたから、この続きは http://plaza.rakuten.co.jp/696900/diary/ #2003-09-06で、読んでもらえば完璧だ。さっき断っておいたから、大丈夫。みんなも今すぐ読みに行こう」(八)「なるほど、そういうことですか。それじゃあ、あっしも早速行って参りやす」 ********************** いじょう、下書きして録っておいたものですが、 perman さんの所でちょうどロイ・オービソンをとりあげていましたので、最後をちょっと変えて急遽アップいたしました。 perman さん、事後承諾、よろしく。
2003.09.06
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“Hello,Little Girl”by The Fourmost 1963「レノン・マッカートニーが他人に譲った作品. 2」(因みに 1 は、昨年の10月9日の“Like Dreamers Do”by The Applejacks (1964)でした)(...前回の続き)(熊)「Hello,Mr Hole. How are you?」 (穴)「どこのゲージンかと思ったら、熊さんじゃあねえかい。いきなりスティック・フロム・ザ・ブッシュ(藪から棒)に英語なんぞしゃべっちゃって、一体同志社短大?...もとい、どうしちゃったんだい?」(八)「あれー、熊かよ~、とんでもないのが来ちゃったよ、まったく」(熊)「Oh~~~~! Hello,8-man. How are you? Dear,Mr Hole & 8-man. It’s me,Bear.」(穴)「困ったことになってきたね、こりゃあ。しかし熊さんや、その名前を英訳するのはよしてくれないかい。気持ち悪いジャマイカ、ラスタ、キングストン」(熊)「おっと、こりゃあ失礼いたしやした。アイム・ソーリー・ゴムゾーリ。...ミスター・ホール(=穴さん)、エイトマン(=八っつぁん)、んでもっておいらはベア(=熊)。いいと思ったんだけどなあ...。teeth-teeth-teeth(歯歯歯)」(穴)「笑い声まで横文字かい。しかも歯見せながら笑わないでクレヨ...ンしんちゃん。ところで、一体今日は同志社短大?...もとい、どうしちゃったんだい?」(八)「おっと出ましたね。得意のコピー&ペーストギャグ。しかしあまりにも高級なギャグの応酬で、読んでる人の頭は混乱しちゃう。今夜はシチュー...」(穴)「こら、八っつぁんや、慣れないギャグは飛ばさない方が、いいのでは内科・小児科・泌尿器科?」(八)「す、すいません。つい、できごころで...。勘弁、軟便、下痢寸前」(熊)「へい、エイトマン、何も謝るこたあねえジャマイカ、レゲエ、ボブ・マーリー。実はタイトルの "Hello,Little Girl" をみて思いついたんだけど、『ハロー...』で始まる曲があまりにもいっぱいあるんで、皆さんにご報告に来たんですよ。タイトルじゃなくて、歌い出しが "Hello,..." っていうやつね」(八)「うん、確かにこれはあるある。♪ Hello,I love you,Won’t you tell me your name...ってね」(穴)「いきなり、ドアーズが出ましたね。ねえ熊さんや、どうしよう。これもみなさんにどんな曲思いつくか、アンケート調査してみようかね」(熊)「そいつぁ、名案だ、粒あんだ、こしあんだ。みんなに訊いてみよう、ハローで始まる曲」(八)「この際、タイトルもいいことにしませんか」(穴)「そうだね、そうすればたくさんの人に楽しんでもらえそうだ。じゃあ、みなさん、いつものように「感想を書く」をクリックして、『ハロー...』関係の曲を教えてください」(八)「どんどん書き込んでくださいね」(熊)「See you. イトーヨーカドー。いかん、See you. を西友と読んでしまったジャマイカ!ヤリイカ、モンゴウイカ......。もういいか」......などと、寒いギャグの連発で、残暑も逃げてゆくざんしょ。
2003.09.05
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“Summertime” by Janis Joplin (1968) Originally composed by G. Gershwin (1935)(八)「ごめんくださいよ。穴ジョーの旦那。暑いっすねえ。脳味噌沸騰しますね」(穴)「おう、八っつぁんかい、久しぶりだねえ。厳しい残暑だねえ。毎年9月は暑いけど、今年は夏が遅かったからねえ。今頃真夏気分だね」(八)「というわけで今日は『サマータイム』なんですね」(穴)「こないだから私の日記で「夏」の話題が続いていて、この曲については、誰の歌(または演奏)が好きか、皆さんに訊いてみたんでね。そのまとめを兼ねて、今日は『サマータイム』で行こうと思ったっつうわけ」(八)「なるほど。それで、皆さんは誰のバージョンがお好きなんでしょうねえ」(穴)「これがね、驚いちゃいけない、何と、ジャニス・ジョプリンだった!」(八)「なるほどね」(穴)「え?あれ?驚かないなの?」(八)「そりゃあ、いろんな人に歌われた名曲でしょうけど、テレビの CM で使われた時点で、そのインパクトの強さは一瞬にして日本中に伝わったと思いますよ。それに、若い人なんか、ジャニスのバージョンしか知らない人も多いんじゃないでしょうか」(穴)「そういうことか。つまり、中にはジャニスの、しかもイントロしか知らないというような人もいたりするわけだね。あの脳の血管切断してしまいそうなイントロの叫びは、ほとんどすべてと言っても過言ではないし、まあいずれフルバージョンで聴く機会もあるだろうから、よしとするかね」(八)「しかしジャニスの場合は実にもの悲しい歌い方で、僕は最後まで聴くのが苦痛です」(穴)「曲はマイナー(短調)でも、詞の内容から考えると、あんまり悲しい歌い方されてもねえ。この曲は「けだるさ」を抱えながら泣く子を諭すような歌い方だったら一番よろしいと思う」(八)「そう、なにしろ "♪So,hush little baby,don’t you cry..." ですもんね。あまり朗々と歌うような歌じゃないですよね」(穴)「その意味では、ゾンビーズはなかなかいいぞ。皆さんにもお勧めしたい」(八)「そうね。あっしも好きでやす。あとは、やはりサム・クックもすばらしい。...で、またあのジャニスのイントロの歌い方に戻るけど、ああいうのが前からあったんですかね」(穴)「そう、とてもよくジャニスの個性が出ているとは思うけど、あれは明らかにハンク・バラードを手本にしていると思うね」(八)「そのバラードさんってえのは?」(穴)「50年代~60年代の初めにかけて活躍した人で、チャビー・チェッカーの大ヒット『ザ・ツイスト』の生みの親。Hank Ballard and the Midnighters での活動が有名なR&B の大御所で、ジェームズ・ブラウンなんかも一目置いてるような人なんだがね。日本ではほとんど売れていないんじゃないかなあ」(八)「へえ~、聴いてみたいですね」(穴)「うちにはアメリカのキングが出した彼の50年代の復刻版が3枚ある。80年代に中古盤屋で手に入れたんだが、この時同時に、このキングのシリーズのオリジナルのプラターズとか Billy Ward and his Dominos なんかも買って、こいつが大正解だった。おっと話が飛んじゃっていけねえ。このハンク・バラードとミッドナイターズの "Spotlight on Hank Ballard" というアルバムに、Summertime" が入っているんだよ。これは、サマ~~~って、やたら伸ばすあのジャニスと同じ歌い方だから、ジャニスはきっとこれを聴いていて、歌い方も参考にしたに違いないと思う」(八)「ガラッ!」(穴)「おっと、一体どうしたんだい、突然」(八)「いえね、ちょっと話題を変えようと思ってね。びっくりさせてすいません。...9月に入ったら、ぜひ皆さんに訊いてみたいと思っていたことがありやしてね」(穴)「ほほう。アンケート調査だね。...ねえねえ、お兄さん、映画に興味ある?なんて、昔よく路上でやってましたっけね。田舎から東京に出ていったばかりの学生さんとかが、よくひっかかってね」(八)「9月っていえば、September(セプテンバー)で、結構歌に出てくると思いませんか」(穴)「はいはい、そうね。今とっさに3つほど浮かんだ」(八)「それでね、皆さんに9月に限らず、月の名前が出てくる歌を、古今東西を問わずどんどん教えてもらおうと...。いろいろ出てきそうですよね」(穴)「いいですね、さすが八っつぁんだね。熊じゃあ、こうはいかないね」(熊)「Hello,Mr Hole. How are you?」 (穴)「おっと、うわさをすればシャドー。熊が来ちゃったよ...」......というようなわけで、この続きは後日。
2003.09.02
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