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海底を縫うように続く線路はいったいどこへ続くのか 先をゆくあなたは知っているのだろうか ひとりの夜は慣れたけどあなたのいない夜に慣れることなんてない 星の数をかぞえながら灯りの数をかぞえながら眠れぬ夜をかぞえながらオレンジフィズを飲みながら遠い未来を探しながら そうして私は夜を過ごす * * * 今日は「千と千尋の神隠し」を見ながら永い夜を過ごしています。
2008.05.29
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ガラスに囲まれたこの世界から抜け出す方法を教えて欲しい。 太陽の輝く街を歩きたいと願っても、偽りのない笑顔が輝く街を歩きたいと願ってもその方法が見つけられない。 あなたのいる世界はにぎやかだろうか。あなたのいる世界は暖かだろうか。 12時に扉が閉まる。 その前に、夢が覚めない魔法がどこかにあってもしもそれを知っているなら私にかけてもらえませんか。
2008.05.29
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あなたの心が癒されるなら 私があなたを抱きしめる ゆりかごの記憶が 真綿のように柔らかいなら そのように 陽にあてた布団の記憶が あなたを愛した人の懐のように温かければ そのように うたた寝が 激しさに身を委ねた脱力ににてるなら そのように あなたの背骨のひとつひとつを 私の指でたどりながら だれも知らない地の底で 乳白色の滴りが 時間をかけて解けるように
2008.05.27
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歩いても歩いても先の見えない道を行くのも怖くない。前を見て、ワクワクしながら鼻歌を口ずさみながら。 後ろを振り向かなければどこまでも行ける。 白い波が打ち寄せては消える、碧い海が見られるかもしれない。そうしたら、服を脱ぎ捨て息が切れるまで深く深く暗い底に向かってダイブする。 行く先をさえぎるように、岩ではじける冷たい清流に突き当たるかもしれない。そうしたら、裸足になってバランスをとりながら一歩一歩流れに逆らって横切ればいい。 壊れかけのおもちゃも懐かしい音楽を流す古いラジオももういらない。 木々が奏でる音が、太陽がつくる光のダンスが、すべては世界のほんの一部で、私はとろけるようにモノと化す。 宇宙の中で今この瞬間もぐるぐると命の星がめぐるなら、声をあげてさけんでみたい。明日もあさってもきっと私の心はあなたに向かって突き進んでいく。ワクワクしながら歩いてく。
2008.05.25
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雲のない空 洗い立てのカーテンを揺らす風 微かな湯気をたてる入れたてのミルクティー なんでもない日常の中で 大切な人のことを考える。 こんなことを私はきっともうしばらく続けていく。 たとえば、雨が降り続ける梅雨の空を眺めながら たとえば、色づいた葉を揺らす沿道の木々を眺めながら 私は今生きている。 身体の奥で熱く鳴り続ける鼓動を感じるのがうれしい。 まるで新しい本の1ページ目を開くとき、わくわくするのを感じるようで。 こんな気持ちがいつまでも続くといい。 私のなかで、今と変わらず元気に生き続けるみんなのためにも。 * * * 竹内まりあさんの歌を繰り返し聞いていると、本当に心からこんな風に思えます。 たとえば、大好きな人のお誕生日にあと何度「おめでとう」を言えるだろうかとか 大切なお友達とあと何度握手をして「またね」と言えるだろうかとか。 今日は本当に暖かくて気持ちがいい日です。
2008.05.23
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ねえ、君の望みはいったいなんだっていうんだい。 そんなこと、私に言わせるの。 子供じゃないんだからわかるでしょ。 またそんな難解な謎解きをぼくに解かせようとする。 答えはあなたの中にある。 私の知らない香水のかおりを、たばこのにおいで消そうって思ってるくせに。 だから私を「b&r」に誘ったんでしょう? 確かにあそこの鰯のマリネは最高だけど、女性を誘うような場所じゃない。 だけど葉巻がのめる場所は都内にはそうそうあるわけじゃない。 それなら、別の人と別な日に、どうぞ。 女っていうのは、難しいな。 きみにあう香水を選ぶのと同じくらい難しい。 * * * 赤坂サカスは大人の居場所でした。 シガーバーでは夜遅くに、時間をかけて一本の葉巻を片手にワインを飲んでいる殿方もいました。
2008.05.22
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人生の扉 この曲を聴くたびに涙がでるのは何故だろう。
2008.05.21
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輝く素肌を惜しげもなく、太陽の下にさらして笑う。 そんな時期が確かにある。 だれもが目の前の幻に酔いしれて だれもが遠くにある現実が見ようともせず。 幻はつかみ難く、輝きは散りやすい。 幻想さえも抱くことができず 不器用にも輝くすべさえ見つけられず ただ、遠くにあるぼやけた現実を探し続けるだけだとしても、 いつか解るときがくればいい。 酔いしれるような桃源郷だけがいいのではない。 光に満ちた明るい場所だけがいいのではない。 荒涼とした高原をゆく風が何かを伝えてくれるとこもある。 日陰に咲く小さな花が心を満たしてくれることもある。
2008.05.20
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気がつけば、今日も私の詩に「手」という言葉が使われている。 ほんと、飽きもせずにせずに「手」について書き続けているものだと思うが・・・。 それでは、なぜ「手」なのかと考えてみる。 たしかに美しい手は人の目を惹くし、さわり心地もよさそうだ。 残念なことに、私は自分の手が好きではない。 だから美しい手にあこがれているというのもあるのだろうが。 若い女性が気にする男性の身体の「パーツ」が、目とか口とか胸板とかお尻・・・ なんて答えるのに対して、年齢が上がると、「手」と答える女性が増えるのだとか。 やはり、「手」は人生を感じる・・・からかな^^; ごつごつした男らしい手には、その人なりの人生が、 しなやかできれいな手には、また別の人生が・・・なんて風に。 女性にも同じことがいえるのでしょうが・・・ 昔、小森のおばちゃま(古っ!)が、4~5センチはありそうな 大きなデザインリングをしていた。 いぶし銀のようなリングが、しわのある手によくなじんでかっこよかった。 若い頃は似合わないものが、年齢を重ねると似合うようになるってかっこいい。 たとえば、真っ赤な口紅のように・・・ ・・・話がちとずれました。 「手」の話ですが、「手」は、つまり、顔以外で一番目に触れやすい素肌であり、 実際に触る可能性が高い素肌でもあるのだから、相手の手をとってみれば なんだかその人の温かさとか、気持ちが伝わるような感じがするのかもしれない。 私はもちろんのことながら手を繋ぐのが大好きで、単に見詰め合うだけでなく、 手を繋いで見詰め合ったら、きっと心まで通じるような気がしてる。 今日も友達と握手をしてきた。 何も言わなくても彼女のいいたいことが解るような気がした。 言いたいことが言えないときでも、手を伸ばしてそっと触れてみれば、 (たとえそれが、アクシデントを装った故意のタッチでも) その時に相手の目を見れば、なんとなーく相手の心もわかる気がする。 そんな風に思っているのは、わたしだけ? (笑
2008.05.19
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いつものように握手をして、ただ眠るように目を閉じる彼女を静かに眺めた。 ゆらゆらと雲の上を歩くような夢をみているのかもしれない。 またいつか会える日を、そう願って部屋をでた。 やわらかい彼女の手を感触が今も残る。
2008.05.19
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きみが昔欲しがっていた「幸せ」は手にいれたかい。 砂場に掘った穴の中から見つけ出した、誰かが落とした鍵のように。 罰ゲームのようなキスと引き換えに手に入れた、ぬいぐるみのように。 「幸せ」はきみが描いたそれと同じように輝いているかい。 ぼくはまだその答えを知らない。 重い扉を開ける鍵も 抱き心地のいいぬいぐるみも 僕にはどこにあるのかすらわからないでいるよ。 時間は僕をおいて過ぎていく。 風も 花も 木々さえも その存在や価値が分かっているというのに ぼくにはなにも見えないよ。 ねえ、手を伸ばしてそれをつかんだら 僕はきみの言う「幸せ」をつかむことができるだろうか。
2008.05.17
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悲しいときには悲しい曲を聴く。 それが私のやり方だ。 もしも悲しいときに元気が出る曲を聴いたとしたら たぶんそれは悲しいときのテーマ曲になり、 次に聴いたときには悲しい思い出が 再び心の底からあふれ出し、 もう二度と元気が出る曲になりはしない。 それなら悲しい曲を聴き続け、 その曲の中に 悲しい歴史を積み重ねていくほうがずっといい。 そして自分の歴史の中で生きながら 思い出し笑いができるように、たぶんなる。 * * * ひとり思い出し笑い・・・ちょっと不気味か^^;
2008.05.13
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想い出は 少しずつ後退する記憶の中で 薄れていってしまうけれど、 消えることはきっとない。 車のボディに反射して、 突然目の中に飛び込んでくるように 一瞬の出来事が 心のどこかに棘をさし、 とまどいは、置き去りにされて 呆然と過ぎていく光の残像を 目で追いかけるように・・・ 今に生きようと心に決めた。 それでも、想い出の残像は ちくちくと痛みを残し 私はただ、その痛みが 身体の中を 通り過ぎていくのを なにもできずに 立ち止まったまま 待っているだけ。 今を生きるために また歩き出すために ただ、待っているだけ。 * * * 眠い・・・ 早くベッドにもぐりこみたい。
2008.05.12
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信じるのは、 あなたの存在。 あなたがいるから、 今、私がここにいる。
2008.05.11
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カチリ・・・と弱々しい音を立てて閉じた携帯が 一瞬のきらめきを残してただの物体に戻った。 耳元で聞こえる彼の声が、私の携帯に命を与えたようだった。 手の中にあるピンクの携帯電話は、 まるで生きているように、命の言葉を紡ぎ出す。 その声の主がいとおしいように 声を伝える小さな機械さえもいとおしく感じた。 命が消えないように 私はとめどなく話し続ける。 そして、もはや声を伝えなくなったその物体を 私は静かにテーブルの上に置いた。 温もりを失ったピンクの携帯が 硬い小さな物体に戻っただけなのに、 なんだか少し寂しいよ。
2008.05.07
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朝、8時10分に列をなして向かう先は礼拝堂だった。 厳かに・・・という雰囲気とはほど遠い生徒たちの笑顔とおしゃべりが消えることはない。 礼拝堂の入り口に賛美歌と聖書を胸に抱えた先生が私たちをにらみつける。 口元に指を1本当てて言う。 「シッ!」 全然怖くない。 私は友達と顔を見合わせて少しだけ肩をすくめて声を出さずに笑った。 連休が終わり、外の温度は結構高くなった。 長袖の上着が少し暑い。 それなのに、礼拝堂に入るとひんやりとした空気が気持ちよく感じられる。 頭の上で、演奏されているパイプオルガンが高い天井の礼拝堂内で響き渡る。 とても落ち着く、私の大好きな場所だった。 私が好きだった賛美歌のページは目をつぶっていても開けるくらいくしゃくしゃになっていた。 お尻が痛くなるくらい硬いイスは今でも変わっていないだろうか。 光を背負って私たちを見下ろしていたステンドクラスのキリストは今も変わっていないだろうか。 あの頃、悪さばかりしていた私たちもあの古い礼拝堂で救われる気がした。 あのチャペルは、今でも私と救ってくれるだろうか。 * * * 最近、高校時代のことをよく思い出します。 出来るなら、もう一度あの礼拝堂に行きたいな。
2008.05.07
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あなたと一緒に生きていると思えば なにをするのも楽しく思えてくるから不思議。 土いじりも 花の水やりも 本を読むのも うたた寝も ひとりの休日も、寂しいなんて思わない。 洗いたてのカーテンがふわりとゆれて 風が私のところに帰ってきた。 あなたのところから帰ってきた。 おかえり。 長い旅、お疲れ様でした。 * * * ベランダの掃除をして、窓をふいて、カーテンを洗ったら、 窓から入ってくる風がとても気持ちが好くて、 うたた寝の後は、いつも以上に目覚めがよかった^^;
2008.05.06
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シンクロニシティー【synchronicity】 虫の知らせのような、意味のある偶然の一致。 心理学者ユングが提唱した概念。 共時性。同時性。同時発生。
2008.05.05
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買ったばかりの鋸はまるで拳銃のような鞘に納まった、 私の手にはおえなさそうなものだった。 それでも片手で持ってみると、思ったほどは重くない。 試し切りがしてみたくなった。 ベランダに出て、古くなって捨てようと思っていた木箱に ギザギザの歯を当ててみる。 軽く引いてみたが、歯がひっかかってうまく引けない。 角度を変えてなんどか引いた。 木片が飛び散り、切り口はがさがさとささくれ立ってしまった。 この切り口じゃ、美しくないな・・・ そう思いながら何度か引いていると、2センチほどの木に のこぎりの歯が食い込んで、肌色のおが屑が飛び散った。 カチッと音がして、なにか硬いものに当たった感じがしたが、 私が気にすることなく、のこぎりを引き続けた。 最後のひと引きをすると、木片は命を失った生き物のように ベランダのタイルの上に転がった。 生まれたばかりの生き物のような肌色の切り口をよく見ると、 古釘も木片と一緒にきれいな断面を見せていた。 よく切れる鋸でよかった・・・ これならなんでも切れそうだ。 飛び散ったおが屑をかき集めながら、 タイルの上に横たわった鋸を見つめて少しだけ安心した。 * * * 今日はガーデニングショップに行って、土いじりするとき用に長靴(長くないけど・・・)と新しいジョウロを買ってきました。 で、まずは、片づけから・・・いらなくなった木箱(結構大きい)を捨てるのに、父から借りたのこぎりで箱を分解してみました。
2008.05.05
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実家の庭に都忘れがきれいに咲いていた。 何本か摘み取って家に持ち帰り、 窓辺に飾った。 夜になれば閉めてしまう出窓のカーテンを 少しだけ開け放し そこからのぞく赤紫の花を眺める。 花屋で買った高価な花など買わなくていい。 庭の片隅で咲く、野草のような花を 見ているだけで私の心が穏やかになる。 * * * ちと、ボケてる?
2008.05.04
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キスしちゃだめなの いや・・・私はちょっと・・・ そうなんだ。 ぼくのほうは全然OKなんだけど・・・ だって、きみはとても柔らかくって気持ち良さそうだもの。 誰だって触れてみたいと思うでしょう。 * * * 今日もきょひられた・・・。 やっぱだめか・・・
2008.05.03
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生きることに疲れていた時期があった。 笑い方を思い出せなくて うまく話すこともできなかった。 自分の存在価値を見出すこともできなくて 世界の全てが偽りの中にあるように思えてならなかった。 それでも生きていれば 人生には思いもよらないようなことが起こったり 些細なことに悦びを感じる瞬間があることを知った。 上空で強い風にあおられるように走る雲が 地上に這いつくばって生きている人間には なんともゆったりと動くように見えるもの。 人の一生は長いようで 思った以上に短いのかもしれないと 最近少し思うようになった。 転がるように 絡まりそうな足を気にしながら そんな風に生きていても 他人から見れば なんとも滑稽に見えているのかもしれない。 それならば、そんな人生を流れにまかせて 空をすべる雲のように生きていきたい。
2008.05.02
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明日にも咲きそうだった蘭の花。 ちょっと花の向きを変えようと力を入れたら、ポキリと茎が折れてしまった。 ショック。 大きな蕾が6つほどついていたのに・・・ いちおうコップの水にさしてみたけど。
2008.05.01
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