大爆発　ＮＯ．１

だいばくはつなんばーわん

01,5/23発売

　みんなの事　愛している
　嫌われても　愛している
　やさしくなる　涙をふいて　恋が　恋が大爆発なのだ

で始まる時点で、まじめな人は軽い眩暈を感じるかもしれない。
しかし、この歌詞が曲に乗った時、そこには驚くような光景が
広がることになる。

　背伸びをしても　No.1は素晴らしいのです
　あした　きっと　晴れになるでしょう

と言う部分と、

　ハッスルしましょうね　No.2も忙しいのです
　あした　たぶん晴れになるでしょう

と言う部分との対比。「背伸びをしても」の苦しさと、
「ハッスルしましょうね」の微妙な楽観っぷりとが、
希望的な「きっと」と不安げな「たぶん」の対比で、
バランスを保たれる、この周到さ。それ以上に、
No.1、No.2両方で、苦しさと楽しさとをともに描き、
実に生き生きとした人間像を感じさせるのがすごい。
特に、No.2まで登場させた所に、視線の深みを感じる。

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