《翡翠》
この方も私の好きなタイプのキャラです。
貴族的な物腰、豊かな教養、溢れる色気－－
本当はこれに頼忠のようなストイックさが合わさってくれれば、最強なんですけれど。
各キャラクターそれぞれ個性的ではありますが、翡翠はその中でも群を抜いて個性的ですね。
退廃的で刹那主義。自分にも他人にもさほど興味はなく、何かに執着するのが嫌い。
お気に入りのキャラではあるんですけど、さすがに時々ひいちゃいました。
でも、こういう人が主人公みたいな女の子に心を引かれていくのは、わからなくもないです。
選択肢の選び方としては、彼のことを縛りつけないし、決めつけない。
だけど心の底では信じてる。京のためにはひたむきに頑張るんだけど、
時には肩の力を抜く。女の子らしさを忘れず、素直に純粋に気持ちや態度を
あらわす・・・ といったところでしょうか。
彼は主人公の表情や態度が無邪気にコロコロ変わったりするところに
可愛らしさを感じているようなので、時と場合によって少し態度を変えてみることも必要みたいですよ。
声は井上和彦さん。我が家では山岡さん（『美味しんぼ』）と呼ばれています。
ホントに素敵な声です。ウットリします。
翡翠はよく聞くと小っ恥ずかしいことを言っていたりするんですけど、
聞き惚れちゃいます。許せます。
ちなみに、彼は泣いたりはしません。－－残念。
☆大切な恋☆
いろいろ連れ出してくれるんだけど、意外と二人きりになれず、話をしても雲を掴むような内容だったりして、
翡翠自身は色っぽいキャラなのに、なかなか恋愛らしい雰囲気にはなりません。
逆にそれが誠実にお互いの理解を深めているということなのかもしれませんが。
動きがあるのは、最後の心のかけらが見つかってから。
突然馬に乗って遠くに連れて行ってくれます。
どこに行くのか、目的地はナイショなので、ちょっとドキドキ。
あれほど自分のことを話すのは嫌いだと言っていたのに、
自分の内面について熱く語ってくれます。
彼にとっても思いがけないことらしいです。
さすがは翡翠さん。プロポーズらしいこともさらりと言ってのけます。
そして帰りはもう夜・・・ 星空がキレイです。
ロマンチックな薫りプンプン。これこそ恋愛ゲームの醍醐味。
また、それを井上さんの美声が盛り上げてくれます。
☆障害のある恋☆
海賊なんだから、味方勢力も敵勢力もないんじゃない？ なんて思いつつ・・・
第１・２段階はまだほんの小手調べ。
なかなか恋愛は発展せず、フラストレーションが溜まるばかり。
だって、今までの会話の延長といった感じなんですもの。
そうして、いつの間にか気にも留めなくなってしまったんですけど、
忘れた頃に突然夜にお誘いに来られてビックリ！！
“エ～ッ、いつの間にそんな関係になった！？”
その頃、頼忠クンに夢中だったもので、全く身に覚えがなかったのです。
急に色っぽさ全開ですよ。思ってもみなかったので特に。
何があるというわけでもないけれど、翡翠さんの台詞でしょうね。
隣で聞くとはなしに聞いていたダンナも、思わず固まっていました。
◎現代エンディング◎
エンディングに至るまでの段階－－最後の物忌み・最終決戦前で、翡翠は相当主人公に対して情熱的になっています。
「私の世界はとても狭く、君一人いれば十分だ」と言ってみたり、
「龍神に連れて行かれたら、今度は私が世界を滅ぼしていたかもしれないね」などとかなり神子にご執心なご様子。
あれほど何かに執着すること、自分を失うことを嫌がっていた彼が、
変われば変わるものです。
でも、これが本来の彼の姿なのかもしれない。
さて現代エンディングですが・・・ 台詞はクサいです。
覚悟して下さい。真顔では聞いていられません。
「帰ることのない旅に出よう」と言って、実際に豪華らしい船に乗ってます。
翡翠さんの格好もちょっと疑問なのですが、お金持ちの匂いがしてきます。
翡翠さん、現代で何やってるんだろう？
確かに彼は、現代に来てもうまく適応できそう。
半年やそこらで商売か何かで一財産つくってしまいそうな感じがします。
そしてあとのことは部下に任せて、自分たちは旅に－－
あり得そうなことです。
◎京エンディング◎
京バージョンも台詞は赤面モノです。平静を保っていられません。
二人のその後はやはり推測するしかないです。
私の独断と偏見ですが、こういう人はほかに執着がない分、一度ハマるとなかなかしつこいと思うので、
主人公への情熱は続いてくれるんじゃないかな～と思います。
しばらくは紫姫の館に通ってくるのかな？
でもゆくゆくはどうにかなるでしょうね。
一緒に海賊をやるとはちょっと考えにくいので、
本来の流通業や何かに精を出すのかしら？
私としては、現代に来たらどう？ と誘いたくなります。
身分がきっちりと分かれている世界よりも、自分の力である程度
自由に何かをできる世界の方が、彼にとっては面白い気がするんですけどね・・・
© Rakuten Group, Inc.
