Hobby the world?

Hobby the world?

捌話



とすると、教えてもらえるのは、パイかクーンか

オーヴァンやエンデュランスには接触自体が無理だし

…でも、クーンに教えを乞うのって、何か屈辱的だ

パイに教えてもらおう

ただ、僕は、パイとは面識がないから八咫に頼むか

彼のことだから、何か交換条件をつけてくる確率はあるけど…

でも背に腹は代えられぬって言うからね

だが、どうする?

八咫のアドレスを僕は知らない

いっそのこと、チカラに一度身を委ねて無理矢理に開眼へと誘うか?

いや、それはあまりにもリスクが高過ぎる

リスクが低く、また効率よく開眼する方法を考える必要があるか…

だけど、この奇異なチカラを開眼させるのに普通の方法で可能なのか?

XI…君が僕のチカラなんでしょ?

『やっと気付いてくれたね』

「君の行動を考えればね

聯をPKしたのは、君でしょ?」

僕の前に唐突に現れたローブを目深に被る少年

いや、少女なのかもしれない

このPCは、男だから、少年かな?

「君が僕の前に現れたってことは、何か伝えたいことがあるんじゃないの?」

『そうだね

君は、自分で開眼してくれたから話そう』

僕も聞こう

XIが語る話を

















XIの話が一通り終わった頃、リアルでは日が沈みかけていた

「君は、僕が呼べば答えてくれる?」

『答えるよ

ボクは君だから』

「そうだね

そして、僕は君だ」

「『我らは常に共に』」

自然と口にした言葉は同じものだった

「『汝に黄昏竜の加護があらんことを』」

7年前、女神から授かった言葉

僕にとっても、私にとっても、忘れられない大事な言葉

昔の仲間に会うことは、今はもう叶わない

だけど、彼らは、いつも私の中にある

僕は、常に彼らと共に

「さて、君の本当の名前を聞こうか」

『今のボクにきちんとした名前は無いよ

昔は、リエレアって名乗ってたけど…』

「君は碑文でしょ?名前があるはずだよ?」

『…第9相審判者ジャッジネス』

正に審判だね
















「ジャッジネス

良い名だね」

『君が初めてだよ。そんなこと言って来たのは』

「それは光栄だね」

『何か、ボクみたいな性格になってない?』

「言っただろ?

僕は君だ。君は僕だ」

そうだろ?

『案外、似た者同士だったのかもしれないね』

「そうだね

さあ、次のステージに駒を進めようか」

『(ボク以上に喰えない奴…)』



第一部完

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