高中おたく

「この話はオフレコでお願いします」
って、言われても、インターネット上でオフレコはあり得ないだろ?

.......... 1999年の5月のことだ
.......... 業界関係者の人から、メールが届いた。

.......... 「この話はオフレコでお願いします」

.......... 高中正義が、自分の映像作品を再収集しているのだという
.......... レコード会社の移籍や事務所の設立などで、紛失した映像を収集しているから
.......... 協力して欲しい、とのこと。
.......... 同じ映像でも、なるべく「画質」「音質」の良い物を提供したい
.......... と言う理由で、おれにも話が来たわけだ。

.......... 高中の映像ね。「パイオニアステレオ音楽館のフィンガー・ダンシン」「雨野音」
.......... 「ミュージックフェア」あたりかな。83年の正月だっけ「TO YOU」弾いたヤツ 
.......... 「ひょうきん族」はいらないか?おっと「おぼっちゃまにはわかるまい」これは穴だー



.......... 80年代前半 まだ、家庭用ビデオデッキの普及率は低かった。
.......... 現在のDVD以下だ。
.......... 学校で「家にはビデオがある」と言えば自慢になったものだ。
.......... 故に「高画質」「高音質」の映像は貴重である。


.......... しかし、高中は、なぜ今頃になって昔の映像を・・・・
.......... 理由は、容易に想像できた。娘さんの「まいちゃん」の為であろう。

.......... 高中ファンとしては、協力することになんの躊躇いもない
.......... が、「オフレコでお願いします」ってのが気になる


.......... 映像作品のエンディングのスタッフロールの最後に
.......... 「制作・著作」として、番組の制作会社やテレビ局の社名が流れるが
.......... そのには「高中正義」の名前は無い。

.......... 楽曲の「著作権」や「肖像権」は、高中正義にある。
.......... が、「映像作品」の「著作権」は、高中正義には無い。
.......... 故に、「オフレコでお願いします」という事になる。

.......... 高中本人が、自分のLIVEやTVの音楽番組の映像を収集する際に
.......... 「コピー」という方法を選択することは「著作権」を侵害する行為となるのだ。


.......... これは、映像に限らず、ラジオの音源、雑誌の写真・記事にも言えることだ
.......... 矛盾を感じないか?「著作権」とはいったい何なのだ??と、思わないか???
.......... 本人ですら、コピーは許されないのである。


.......... 「CCCD」だっけ?パソコンのドライブで再生できないCD
.......... DVDには「リジョーナルコード」ってのがある。
.......... 「原版権」「販売権」を持つレコード会社は「著作権保護」に、必死である。


.......... それで潰れる作品なら、それはその程度の価値しか無いってのは、シニカルに過ぎるだろうか


.......... こうした動きとは別に、「原版権」「販売権」を持つレコード会社は、
.......... どう考えてもBESTとは思えないBEST版を、毎年の様にリリースしてくる
.......... この手のBEST版の企画・制作に、本人の意向が反映されていないことは
.......... ジャケットのデザインと選曲で判るほど酷い代物である。
.......... これは、高中正義本人が、楽曲の「著作権」を持っていても
.......... 「原版権」「販売権」を持っていない結果である。


.......... 高中は、2000年にLAGOON RECORDSを設立。
.......... 作品の「著作権」「原版権」「販売権」を完全に自分の物にできる体制を整えた
.......... LAGOON RECORDSからリリースされた作品に
.......... kitty・東芝EMI時代のセルフカバーが多い理由はこの辺にあるのではなかろうか?



.......... 「メディアがベータであり、保存状態が悪かった為。テープがワカメ状に歪んでいる
.......... 再生にはテープ自体に負担がかかるし、良い画質は望めない』
.......... と言う、もっともらしい?海鯊いて、この話は断った

.......... 事実は、ベータ・VHS共に、ラベルを貼って整理していないため
.......... 膨大な数の、どのテープに、なんの映像が入っているか判らない。
.......... ベータのデッキも所有しておらず、他人に見られたくない画像も有るが故
.......... テープの貸し出しを断ったのである。
.......... ようするに「めんどくさかった」のである。
.......... 「かわりに、持っていない映像で欲しい物があれば・・・」と、いう餌には惹かれたけどね。

.......... Yahoo!のオークションに「海賊版」や「コピー」が出品されていることを
.......... オフィシャルな立場の人間は、批判し、 ファン も同調しているが
.......... その裏には、こうゆう「事実」もあるのだよ。

.......... おれは、1979年からの、高中正義のファンである。
.......... が、「タカナカ ヲタク」は卒業しました。
.......... だから、この「オフレコ」の話を書く気になったのだけれど
.......... 「高中ファン」 が、これを読んだら「誹謗中傷」としか認識できないんだろうな


.......... おれはね、1999年の渋谷公会堂のLIVEで
.......... 観客の平均年齢の高さに愕然としたんだよ。
.......... 人気絶頂だった、80年代前半のLIVEで
.......... 高中のギターのネックを握る左手に
.......... 視線が釘付けになっていたギター少年の姿が、見あたらないのだ・・・・
.......... このままでは「高中ファン」は、絶滅してしまうのではないか?
.......... 昔の曲ばっか演奏してどうすんの? 今でもイイ曲、創れるのにさぁ
.......... 違うだろそれは!とね・・・
.......... 楽しめなかったな、あのLIVEは 
.......... ちょうど、この「オフレコ」の話があった後だったし


.......... 30代半ばの大人がよ、こうゆう問題に「正論」振りかざしたところで
.......... 結果は「水掛け論」「泥仕合」にしかならないと、理解できないらしい。
.......... (話がみえないか?)
.......... 「実力行使」に訴えてでも、ナントカしよう、
.......... ってのが「本当のファン」ってもんじゃないかね?
.......... オフィシャルサイドの、テンプレートの如きアナウンスに対して
.......... 従順に「YES」ってのが、「ファン」としてのすべてなのか?


.......... この「オフレコ」の話、おれは協力を断ったから、その後どうなったのかは知りません。

.......... 他人の創った、掲示板やメーリングリストで
.......... 仲良し「高中ファンクラブごっこ」してあそんでる
.......... ダジャレの好きな「高中正義」おたくのみなさんにひとこと、言っておきたい。

「正義はなくとも、地球は回る」

と、書いてから4ヶ月後。
オフィシャルMLにて高中本人がキティのベストに関して自分の立場についてコメントしました。
いまさら、なんだかなぁって感じです。
「権利」より「作品そのもの」だと思うんだけどね
大切なのは


Aikaze’s Soliloquy

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