愛子のマーケティングデザイン講座

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外注時の注意点

【外注する時の注意点 8カ条】

その前に、歯の治療へ行ったとき、興味深いお話を医院長さんがされていたので、お聞きください。

1年半前から、インターネットで歯科医院を探していました。地方だということもあり、サイトを立ち上げている歯科医院は少ないのですが、ひとつだけアンテナにひっかかったサイトがありました。

考え考え・・・。やっと予約をしました。

サイトで感じたようにとても親切な先生で安心、安心。

治療で歯科へ通っていると、ホームページの話になり、先生が旧ホームページとリニューアル後のホームページを開き、こう話していらっしゃいました。

「うちは4年前くらいから、ホームページを作っていて、前は、僕が自分で作っていたんだよ。 最近は、S君というデザイナーが作ってるんだけどね。S君はいかに綺麗に見せるか、綺麗に綺麗に、ということばかりなんだよね。 確かに僕が作ったのより綺麗なんだけど、やっぱり歯医者だし、信頼感・安心感がきちんと現れていないと反応がないんだよ。ほら、僕の作ったほうが、親近感、手作り感があるよね。 雑誌の広告にしてもS君のは綺麗なんだけど、反応があまりないんだよ。 S君は反応もアクセスも落ちたことにずいぶん落ち込んで、なんでだろう・・・、なんでだろう・・・、って考え込んでいたよ」

“現場の生の声”でとても参考になる話ですね。 親近感・信頼感・安心感をホームページ上で表現するというのは、歯科医院に限らず、どんなサイトにも当てはまることです。

わたしも、一応、Webデザインをさせて頂いていていますが、自己満足にならない、クライアントと作り上げることが出来るWebデザイナーを目指していかなければいけないなぁと思います。

ちなみに、わたしが1年半前に見て、治療をお願いするなら、この歯医者さんにお願いしようと決めていたサイトは、先生の作られたサイトです。


歯科医院の医院長さんのお話のように、Webデザイナーに任せれば安心!ってことは、まずありません!

外注したけど、自分も従業員もあまり気に入らず、しばらくほったらかしになっていた、でもやっぱりホームページを活用するために、結局自分で作り直した、という話も聞きます。


Webデザイナーなんて無責任なものです。そのサイトで儲かろうがどうなろうが、あまり関係ないのです。デザインっぽくキレイに仕上がっていれば満足なのです。


また、事業としてやっている以上、マイナスにならないようにやっているというのが現状でしょう。


しかし、 すべてのWebデザイナーがそうだとは言いません! もちろん、 親身になってくれるデザイナーさんもいらっしゃいます!そういうデザイナーさんと出会いましょう。


では、なるべく効率よく、自社のこだわり・想いをきちんと表現してもらうために、外注する時の注意点8カ条をしっかり参考にしていただき、失敗しないサイトを立ち上げ運営していただきたいと思います。

1. 伝えたいこと、こだわり、イメージ等はしっかり伝えましょう。

自社のこともよく分からないのに、ホームページなんて出来ません。自分がわかっていないのに、Webデザイナーが分かるはずもありません。

例えば、かわいい感じとか、ポップな感じに、好きな色は赤、など、なんでもよいのです。それだけで、イメージが沸きやすくなります。

ましてや、「お任せ!」なんて言葉はご法度です!



2. 打ち合わせは十分に行いましょう

一番肝心な部分です。

ターゲット・コンセプト・目的などきちんと計画立てることです。妥協せず、納得いくまで煮詰めましょう。



3. イメージをしっかり伝えたら、ある程度は任せてOK!

しっかりとこだわり、熱い想い、目的、イメージなどを伝えたら、あとはデザインの仕上がりを待ちましょう。

ただし、途中で、イメージをコロコロ変えないでください。「やっぱり、こうして、あぁして、こっちの方がいいな」と言われると、さっきということ違うじゃん、となります。



4. デザイン変更は3度まで

イメージを伝えたのに仕上がりが気に入らない…。あるかも知れません。そういう時は、「まぁ、いっかぁ」で済まさないでください!Webデザイナーも仕事をしている以上、プロの仕事をしてもらわなくてはなりません。遠慮なく作り直しを依頼してください。

それでも納得いかなければ、3度までは作り直してもらいましょう。

それでも納得いかなければ、デザイナーの力不足です。他のデザイナーへ依頼することも致し方ないでしょう。



5. 立ち上げることは大変、だけど継続することがもっと大変!

何事も、新しいことを始めるときにはエネルギーが要ります。ホームページを立ち上げることも、とってもエネルギーが要るのです。あまりに頑張りすぎて、完成してから燃え尽きないようにしましょう。

立ち上げる段階で100%の完成度を求めず、更新はいつでも出来ると念頭に置いて、運営しながら更に充実したホームページへと育てていきましょう!



6. 客観的にものを見る目を忘れない

自分が入り込むと客観的に見えなくなってしまいます。

自己満足になっていないか、同業他社はどういう戦略か、など常に客観的にものを見る目を忘れないでいましょう。



7. 何が出来るのか?ではなく、これは出来るかな?を伝える

たまにあるのですが、「パソコンで何が出来るんですか?」という質問。

大切なのは、「どうしたいのか」ということです。無理難題も、アイデアが湧く限り伝えてみましょう。その中から、即実行できること、いずれ実行できること、どう考えても無理なこと、分類していきます。



8. Web専門業者に依頼しましょう

今の時代、パソコンで誰でもホームページを作成することができます。印刷業界DTPデザイナーもWebデザインをやっています。

しかし、WebにはWebの、より高度な専門知識が必要になります。

本気でインターネットを活用し取り掛かって成果を上げたいなら、例え、経費がかかったとしても、知識・技術をしっかり持っている専門業者に依頼しましょう!




【今日のポイント】

共に考え、親身になってくれるWebデザイナーさんと出会いましょう!




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